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■過去のESSAY■
・今、一番街で
会いたい芸能人
(2003.7.3)

-- 今、一番街で会いたい芸能人 -- 

 ようやく締め切りに終われる生活がひと段落。

 仕事があるのは大変いいことだけれど、やはり締め切りというのは胃に悪いっす。

 とりあえず切羽詰ったお仕事から数日間は解放されるので、のんびりねっころがりながら渋谷のタワーレコードでもらったうちわで自分を冷却しつつ(微々たるものですが)カレッタ汐留の焼酎専門ショップで一番人気だった『界』という芋焼酎でもかっ喰らいます。

 そんな骨抜きな私が今一番気になること。
 それは、あるテレビドラマとそれに出演していたある芸能人であります。

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 以前、このエッセイ上で「街中で芸能人に会ったらどうする?」みたいな内容を書いたことがあったと思いますが、基本的に街中でそういう人たちに会ったとしても、私はそれほど大きなリアクションをしないと思うのです(仮に以前エッセイで紹介したように、ラーメン屋の超至近距離にいれば確かにどういうリアクションをしようか迷うところですが)。多分。
 
 結構私の住んでいる地域にはそういうタレントやら文化人らしき人がたくさんいるらしく、つい先日も某23時枠のニュース番組の司会(ヅラ疑惑有り)中年女性と手を組んで楽しそうに闊歩していたし。隣駅にある某有名お好み焼きやには、先日引退試合をした元チームV所属サッカー選手Kが、僕らの前に並んでいたしその横を伊○剛史が普通に歩いていたし

 でも、まあ「いるな〜」とは思うのですが、別に会ったからといって「握手してください!ファンなんです!」ということはまずなく、ほとんどが「いるな〜」と黙ってみているだけ。別に緊張しているから見ているだけというわけではなく、単純に行動に起こすだけの興味がないということなのであります。

「お前、プロレス好きだからレスラーとか街中であったらどきどきしながら握手とか求めちゃうんじゃねえか?」と野次を飛ばすあなた。不正解。失格です。レスラーは職業柄(ディファ有明運営ね)、目にする機会があまりに多いので、そういう緊張感が私にはなくなってしまったのです。まあレスラーによっては緊張はするのですが、握手をするというのはなしですね。なし。

 そんな中で、私はある役者さんをあるテレビドラマで見て、思ったのでした。

 この人だ。

 この人と街中であったら、握手したいという衝動に駆られる。

 この人とは街中で会いたい。


 そういうパッションを私にくれた一人の役者さん。
 誰?

提供:東海テレビ



 この人。
 ご存知でしょうか?
 テレビブ○スではかなり話題沸騰中の彼。
 彼、いいですねえ。

 彼の出演していた、月〜金曜13時半に放送されていたフジテレビ系列ドラマ『愛しきものへ』(注1)は、フックした方もいるでしょう。私も久々にはまりました。どのくらいはまったかって、携帯電話の着信メロディーを劇中に登場する曲(主題歌じゃないです)「愛しきものへ」にしたかったぐらいですから(結局見つかりません…この曲が何なのかわからない人は、近くの『愛しきものへ』隠れファンに聞きなさい絶対いるから。見ている人)。

 女優・馬渕英里何主演のこのドラマ、何といっても見所は国生さゆりの熱演(爆演、といっても過言ではない)っぷり。
 国生さゆり、合格。
 この枠は内容云々ではなく、出演者の切れっぷりが大事なのです。具体例が挙げられないのが残念ですが、とにかくこの枠はどろどろどろどろした内容の中に、あるときは瞳孔を開くほど目をおっぴろげるオーバーリアクションを展開し、あるときは放送コードぎりぎりとも思える奇声を発したりする。
 国生さん、その条件もちろんクリア。
 テレビブ○スでのインタビュー(そんなの真剣に読んでいる僕も僕だけれど)でも国生さん自身「この枠のドラマ大好きだから、頑張って演技しちゃう」みたいなことを言っていたので、本人の思い入れもひとしお。いや〜久しぶりにうまいニラレバ定食を食べたような満足感(意味不明)。

 閑話休題。
 私が本当に会いたいと思う人は、国生さんではありません。
 劇中の国生さゆりの旦那であり、天才ピアニスト・松園貴士役。 

 増沢 望氏であります。
↑このひと

 理由は…実は特にないんです。ここまで引っ張っておいて申し訳ない。

 でもこれまで特に目立った役者としての活動をしていない彼が、フジの月九と並ぶ名物番組枠に抜擢されて(まあこの枠の男優は、売れていない頃の渡部篤郎に代表されるように、そういう人が抜擢されることがスタンダードといえばそうなのだけれど)、国生の切れっぷりにしっかりと付き合う寛大さをしっぽりと演じ上げ、しかし主演・馬渕英里何とはちゃっかりいい関係になっちゃって、より国生を切れさせるだめ男ぶりもしっかり演じて見せていたり。う〜ん別に演技がうまいとか雰囲気があるとかそういうインパクトはないのだけれど、とにかく気になる役者さん。

 今、街中で彼を見かけたら、おそらく隣にいる嫁に発狂しながら喜びを伝えることは間違いないでしょう。あ、嫁も喜ぶだろうな。このドラマ、好きだし。

 …とそんな私に運命のいたずらが。
 7月13日、東京・三軒茶屋にて行われる野村萬斎主演舞台『ハムレット』に、嫁と知人と行くことになっているのですが、何とその舞台に、増沢 望氏出演!!

しつこいね。僕も。

 これは何かあるなあ。久々にフックする人に出会えた予感!

 ちなみに現在、『愛しきものへ』は終了。現在は『勘太です!』とかいう杉良太郎の息子が明らかに親父のワイルドさを真似ようと努力する様が描かれた作品(嘘)が放送中。せっかく時間ができてゆっくりあの時間テレビが見れるのに…運命はいたずらっ子♪

■J

2003.7.3.
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注1:「愛しきものへ」を知らない人は、このサイトで勉強を。