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■過去のESSAY■
・茅ヶ崎、他人に見られてはいけないもの
〜養○乃瀧
事件ファイル vol.2〜
(2002.7.24.)

-- 茅ヶ崎、他人に見られてはいけないもの
〜養○乃瀧事件ファイル vol.2〜 --
 
<前回のあらすじ>
 大学時代、酒と共に歩み、酒と共にダメ人間人生を歩んでいたあの頃・・・そんな大学3年になった、ある夏の夕暮れ。私は、地元茅ヶ崎の居酒屋『養○乃瀧』にて、二度とその店の暖簾をくぐれない事件を引き起こす・・・その発端となったのは、風俗嬢(自称)・肥満体北斗晶との接触からであった。
 彼女の『茅ヶ崎と私と風俗』独演会が一段落した後、その事件が起こるのであった・・・
詳細-> 茅ヶ崎、北斗晶独演会〜養○乃瀧事件ファイル vol.1〜


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 北斗晶が去ったあと、我々男4人は、気を取り直して飲み直すことにした・・・はずだったのだが、彼女の独演会に出来るだけ耳を傾けず、口を挟まず、話をふられても必死に口を閉ざし、冷酒を口に運んでいた結果、気がつけば、机の上には冷酒の空瓶が隙間なくびっしりと並んでいた
 前半は、4人共々冷酒を飲んでいたのだが、後半冷酒を飲んでいたのは、私と、通称パワーと呼ばれるT。結果的に、その時の冷酒の空瓶を思い出してみると、Tと私二人で、冷酒を1升以上飲んだことになっていた。
 Tは、知人の中でも有名な酒豪(だからパワーという異名を持っていたとも言える)であったので、彼にとってはいつもの量ともいえたのだが、はっきり言って、私にとってはその酒量はデンジャラスゾーンをとっくに越えている数字。そのゾーンを越えたときの私は、ほとんど記憶が残っていない状態がほとんどであり、当然その日も例外なく・・・

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 頭が痛い、頭が痛い、気持ち悪い、気持ち悪い・・・
 と思って目が覚めた。
 自宅のベッドの上であった。
 あれ??確か俺はパワー達3人と養○乃瀧に飲みに行き、たるみきった風俗嬢の北斗晶の独演会を聞いていたはずで、その間彼女を無視して飲んだ冷酒の量がただごとじゃなかったんだけど・・・

 記憶がない。そこから。

 その当時、私は飲みに行くと言っても、愛車ブルーバード(現在廃車済み。理由は・・・)で乗り付け、しこたま飲んで、そのまま帰ってくるという、警官が見たら即ご用、免停どころか免許取消ものの素行(もう時効ですよね。警官のみなさん。本当にごめんなさい。今はしていませんから。)であった。当然その日もブルーバードで知人を乗せ、居酒屋に向かったはず・・・

 車!!!!!
 大丈夫か!俺の愛車!!!!

 ・・・と思って表を見ると、いつも以上にきっちりと車庫に収められていた。

 ????
 何がなんだかわからない状況。
 とりあえず、携帯で奴らに連絡を取ってみよう・・・



 ない。



 なくしたらしい。どこでだ?全然思い出せない。何があったんだ?昨日の夜は??
 幸い、一緒に飲んでいた3人のうち、M(特徴:挙動不審)の電話番号だけがわかったので、とりあえず彼に連絡を取ってみた。


-- おはようございます。種藤ですが。
 「おお。大丈夫だった?無事帰れた?」
 -- つーか、昨日何があったの?
 「やっぱり覚えてないのね。昨日の君はすごかったよ。」


 ??何がすごかったのだ?当時、確かに飲んだくれ廃人人生であったが、この3人の前で失態を演じたことはない。初めて泥酔した私を見て、そう思っただけか?

 とりあえず、携帯はどうしたのか、それだけは彼から聞き出さないと。


-- ところでさ、携帯がないんだけど・・・
「あああ。君、携帯も持たずに、さっさと店を出て行っちゃったよ。まあ無理もないけど。」
-- それって、店にあるのかな?
「いや、僕らが気づいて持っていったんだけど・・・どこかやっちゃった。」


???こいつら・・・怒
私も酔っぱらっていたが、当然だが、彼らもしこたま酒を飲んでいたわけで、こういうこともありうるのはわかる。しかも、善意でやってくれたんだから・・・落ち着け、俺。携帯のストップの手続は、この電話のあとでも出来る。とにかく昨日の状況を聞かなくては。


-- ま、いいや・・・そんなに俺は酔っていたわけ?
「うーん。あんな君を見たのは初めてだねえ。自分の車を蹴りまくっていたし。」
-- 俺の車って、ブルーバード?
『俺のブルバじゃねえ、俺のブルバじゃねえ』って、後ろのタイヤあたりを蹴りまくっていたよ。」


・・・。
愛車を蹴っていたのか。自分の愛車がわからないほど、泥酔していたのか・・・これは今までにもない。


-- ねえ、当然おれ、吐いていたよね。
「そうね。すげー吐いていたよ。茅ヶ崎駅前のめぼしいところ、ほとんど君のげろがかかっているんじゃないの?


 ・・・。まるで犬だな。こんな形で、茅ヶ崎をなわばりにしてしまったとは・・・。このことを当分言われるんだろうな。この3人から・・・と半分腹をくくりつつ、彼との電話を切り、携帯の停止手続を取ろうとした私。


-- ・・・。とにかく僕はひどく酔っぱらっていたのね。わかった。いろいろ介抱してくれたのね。ありがとう。じゃ、俺早速、携帯停止してもらう手続きするわ・・・。
 「そうだよ。そうしなよ。」
-- わかった。じゃあね。
 「あ、そうそう。介抱したのは俺だけどさ、別にそういうことは大学の飲み会でなれているけど、もう今度からは、介抱する人の前で、うん○をするのだけはやめてくれよな。」
-- ????うん○???
 「そう。君、トイレで吐いていたんだけど、そこに俺が介抱しに行ったらさ、いきなりズボンをおろして、俺の目の前でぶりぶりうん○し始めたよ。はっはっは。」
-- ねえ、それって、おまえだけじゃないんじゃないだろう。見たの。
 「多分ねえ。他の2人は現場は見ていないけど知っているし、トイレのドアは開いていたから、店員は見ていたと思うよ。結構おまえすごい酔い方していたから。心配になって見に来ていた人もいるし。」
-- ・・・。
 「あ、ちなみにさ、君のうん○、すげーりっぱだな。俺あんなに出ないよ。」


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 うん○をする行為というものは、おそらく幼少時代、トイレットトレーニング時に、親に見られることを除いては、他人に見られることは滅多にないだろう。というか、これだけトイレという施設が発達している日本、他人にその行為を見られることは、皆無と言ってよい。他人のうん○、見たことないでしょ?第一

 そんな状況において私は、他人に対して、自ら積極的にうん○を見せてしまったのだ・・・しかもほめられてしまった。一瞬でもうれしいと思った自分が恥ずかしい(あほです)

 私が茅ヶ崎の養○乃瀧に行けない理由、おわかりいただけたでしょうか・・・みなさん、決して真似しないように(しないか)。

 ■J

2002.7.24.
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注1:このチェーン店を見ても、私のことは思い出さないでください(悲)。