元の発言 [ 塩辛と刺身は? ] お名前 [ たかとり ] 日付 [ 9月3日(火)23時44分39秒 ]
>> やはり、「豚とアワビ」は入っていましたねぇ。(笑)
>> タケノコとは季節が限定されますね。秋には改訂しなければなりませんね。
廣野卓著『食の万葉集』(中公新書)によると,日本の古代人が「アワビ」
を好んだ理由としては,塩分の補給にもなったかららしいそうです。
確かに,季節ごとの献立を見てみたいですね。
>> 「なれ鮨」「塩辛」の類がないのは何故でしょうね?
>> 弥生の壷には塩辛用の壷もあったのではないでしょうか?
「なれ鮨」は,東南アジアの製法が中国・半島経由で伝わったもので,奈良時代
からのものらしいです。塩辛ふうのものは,弥生時代からあったらしいです。
>> タイの塩焼き?
>> 勿論、網とか金串を使わずに焼いたのでしょうね。
石で焼いた,という説が専らでした。小魚なら竹串のたぐいは使ったんじゃない
でしょうか。
>> 刺身、膾の類は?
刺身・膾は勿論,食っていたでしょうが,水人が獲れたての鮮魚貝を生食する,
という趣きかもしれません。漁場近くで,それを食べるために時間を割かないと,
鮮度の点でムリでしょう。奈良時代以降なら,蓄肉の膾も確実です。
ちなみに,広島等の山中に「ワニ料理」があり,サメのことで,刺身にもした
そうです。サメは傷みにくいのだそうです。
縄文遺跡から,三枚におろした鯛の骨が発掘されているので,身は刺身にして食った
ものか,という説があるそうです。
しかし,廣野卓著『食の万葉集』(中公新書)によると,三枚におろした身を,
塩引きして干す「楚割」という加工の仕方があるそうですので,断定はできない
かもしれません。
>> メニューを作った人の、個人的好き嫌いが反映しているのでは?
玄人の助言・参照等による献立でしょうね。
次のサイトでは別の献立,というか食い物です。
卑弥呼時代の人々は,3990回も咀嚼し,51分もかけて食っていたそうです。
今月の視点9909a/食と健康/咀嚼の効能
http://sugar.lin.go.jp/japan/view/jv_9909a.htm
ハマグリの潮汁,
アユの塩焼き,
長芋の煮物,
カワハギの干物,
ノビル,
クルミ,
クリ,
もち玄米のおこわなど
その他発言: