Re: 時代によるメインデッシュの変化

投稿者[ ちょっと一服 ] 発言日時 [9月10日(火)17時51分13秒]

元の発言 [ 時代によるメインデッシュの変化 ] お名前 [ 馬頭鬼 ] 日付 [ 9月10日(火)14時58分01秒 ]


>> どうも、私も大好きなんですが。


でしょう,でしょう。v(^o^)v


>> そんなの、関係ありませんよ


そこは,現代世相史の対象でしょう。(^◇^)

古代,酒は選ばれた女性が作っていたわけなので,
偏見は持っていません。

卑弥呼も,酒作りの巫女だったかもしれませんしね。


>> 調理の仕方はその地方で千変万化ですから、中国に乞食鳥なんて料理が有るんですから


まぁ,しかし,蒸し物ですか。


>> 御冗談をと言う事になりますね。
>> 現代の考えから見るのはおかしいです。
>> 当然のメニュウだと私は思います


確かに,釣りに気を取られて,ここは現代感覚になってしまいましたね。
次の段の「何でも食った」に含めて下さい。

現代でも「ウグイ料理」を名物にしているところがありますが,
一般には,既に長い間,食料とは見なされていないであろう,
という意味での付足しです。

今や,川魚は敬遠されており,

「ウグイ」「フナ」辺りを食ったことのない人は多いのじゃないかな。
「ドジョウ」,最近では「コイ」も店頭で常に見ますが,
これも実際に食っている人は少ないことでしょう。


>> タイヘン面白いです


日本人の場合,神話の源には,米,酒,魚,が主かな。
# 酒といっても甘酒ふうのものと信じたいです。

米は太陽,酒は酒の神,魚は海神とか,
食べることで何かを霊感しているような印象があります。


>> で、ご存知でしたか?
>> 私も偶然本で知ったのですが、江戸時代まではどうやら、鱠が、メインディッシュだった様です。


この件で参照の『食の万葉集』によると,

平安時代には,焼き魚,煮魚,包み焼きなどと共に,
魚介の「ナマス」という調理法もあったわけです。

漁場近くの場合,鮮魚の塩焼き,刺身・膾が可能であったが,
保存食または漁場から遠い場合には,干物・塩引き・塩漬けなどがあり,
焼いたり,煮たり,炙って調理したのでしょう。

調理法も豊かだったんじゃないすか。


>> お作りより、鱠と言う事でしょうか?


現状では「ナマス」の定義が曖昧な上,料理用語も,なかなか難解なので,
また調べておきます。

まぁ,細切りした生肉を,醤や酢で調味して食ったそうです。


>> 狩りでとったシカを自分でナマスにして食べるのどうのと言うのが有りました予ね


シカ,イノシシ,ウサギ,などを「ナマス」にして食っていたそうです。
このため,「ナマス」とは「生宍」が語源,との説もあるそうです。
新鮮でないと食えない,ということは,「御馳走」ということでしょう。


>> 鶏は、わかりませんが、スズメ、モズその他の鳥が食べられていたでしょうね。


『食の万葉集』でも,「とり(土里・鳥)」の段(第195頁以降)は面白いです。

ニワトリも食っていたが,天武天皇四年四月に,禁止令が出ているそうです。

古代の鷹狩では,キジやウサギを獲り,ナマスにしたり,
「塩をかけて火に炙り」,野宴を楽しんでいたそうです。

キジは,生きたキジや干し肉が,平城京の市で売買されていたそうです。
# 現代のニワトリみたいですね。

その他,ウズラ,ヤマドリ,カモ,スズメ,モズ,ヤマバト,ヒバリ,
カモメ,ハクチョウ,ウ,シラサギ,ツル,カリ,などなども捕獲したそうです。





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