元の発言 [ Re: 時代によるメインデッシュの変化 ] お名前 [ ちょっと一服 ] 日付 [ 9月10日(火)17時51分13秒 ]
>> この件で参照の『食の万葉集』によると,
>> 平安時代には,焼き魚,煮魚,包み焼きなどと共に,
>> 魚介の「ナマス」という調理法もあったわけです。
森浩一『食の体験文化史』に、
「平城宮の人々は、サメがたいへん好きだった」「志摩地方では、
お祝いの席に欠かせない料理にサメナマスがあるという」
「祝いの席にサメナマスを出すのは南山城や奈良の一部でも最近まで
おこなわれたらしい」と、あります。
「卑弥呼の食膳」からは離れますが、興味を惹かれますね。
「ナマス」は御馳走。しかし鮮魚は得にくい。では傷み難いサメで。
ということでしょうか?
南山城や奈良なら上の解釈も可能ですが、志摩地方でもサメナマス
が尊重されるとなると別の解釈が必要ですね。
出雲、大和、志摩、という土地だけに、サメナマスがあるとなると
面白いのですが、恐らく、他地方にもあるでしょうね。
その他発言: