Re: アユとマムシ酒

投稿者[ たかとり ] 発言日時 [9月10日(火)23時11分59秒]

元の発言 [ Re: 庶民的メニュー ] お名前 [ ちょっと一服 ] 日付 [ 9月6日(金)12時46分28秒 ]

>> ウグイ(ハヤ)は,食事用に持ってかえるとか,
>> 獲れたら即,天ぷらにしてましたね,好きな人は。
>> つまり,川で釣りをする人たちの中には,食べる人もいましたが,
>> 一般的とは思えません。

 最近は川魚を食べなくなりましたね。
 下流域は汚染されていますし、中流域もこんなにゴルフ場が増える
と農薬汚染が心配で釣っても食べる気になれませんねぇ。

 琵琶湖周辺では鮒やモロコをよく食べているのですが、湖ですから
半ば海魚の感覚でしょうか。

 古代史好き=在来魚好き=在来釣法好き、という前提での話ですが、
最近のブラックバス・ブームは許し難いですね。
 琵琶湖のアユやモロコは大丈夫でしょうか?
 バスと一緒にブルーギルも密放流されて増えているのですが、繁殖
力には凄まじいものがあります。

 スロー・フードという運動がありますね。ファースト・フードから
伝統食に立ち帰ろうという運動ですが、根底にはその土地で得られる
ものを食べようという思想があるのでしょう。
 川魚なども重視すべきだと思いますね。

>> アユを重視したでしょうが,まず,川や湖沼で獲れるものは,
>> ドジョウを含めて,何でも食ったことでしょう。

 条件のいい川の、アユの生産量は膨大だそうですね。一跳ね千匹、
一匹が跳ねている場所には千匹いるという話です。
 アユが重要視されたのは、食味もさることながら、その漁獲量の多
さにあったのでしょう。
 漁業権が早くから発生していたのではないでしょうか。
 『日本書紀』の鵜飼の記事など、漁業権を主張する根拠に利用され
たかも知れませんね。

 神功紀に、飯粒でアユ?(細鱗魚とあります)を釣ったという話が
ありますが、この話を書いた人は魚釣りの経験がないのでしょう。
 飯粒でアユなど釣れるものではありませんよ。チアユなら、シラス
やアミ、サビキで釣れますがね。

 そろそろハゼ釣りの季節ですね。

>> 雉かも。

 時々、低い山を歩くのですが、ひと頃より雉や山鳥が増えたように
感じます。
 あちこちで、猪や鹿が増えているという話を聞くのですが、事情は
同じかも知れませんね。(ハンターの高齢化?)
 雉なら、猟銃が無くとも獲れそうな感じですね。

 山路でよく蛇に出逢います。これまで数十年、マムシにだけは出逢
ったことがなかったのですが、この数年、毎年、マムシに出逢います。
 不思議ですね。また、少々気味が悪いです。

 脱線ついでに、
 これまでヤマカガシは無毒だと思っていたのですが、つい最近、毒
蛇だということが解りました。
 毒牙はないのですが、喉のところに毒腺があり、刺されると、時に
死に至るそうです。体中の古傷から出血するそうです。
 新聞で死亡記事を読みました。また、厚生省もヤマカガシ用の血清
作りに乗り出したそうです。

 マムシに咬まれても死ぬことはほとんどないそうですね。
 ヤマカガシの毒々しい色といい、毒性といい、毒蛇の代表になって
いてもよさそうなのに、「毒蛇=マムシ」という観念が出来上がった
のは、やはりマムシの被害の多さのためでしょうね。
 ヤマカガシでは、深く咬まれない限り毒腺に刺されることがないの
で被害が少なかったのでしょう。

 ツチノコ、土佐の大蛇までの脱線は遠慮して、元の話題に戻り、
 「マムシ酒」は巫女の食膳にはピッタシ、ですね。
 しかしまあ、古代の「どぶろく」ではマムシ酒は無理かも・・。



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