元の発言 [ Re: アユとマムシ酒 ] お名前 [ たかとり ] 日付 [ 9月10日(火)23時11分59秒 ]
>> 最近は川魚を食べなくなりましたね。
>> 下流域は汚染されていますし、中流域もこんなにゴルフ場が増える
>> と農薬汚染が心配で釣っても食べる気になれませんねぇ。
確かに,川と周辺の環境を見ると,食う気にはなれません。
話に聞くと,一般に川魚を食わなくなってから,
半世紀から1世紀近く経っているもようです。
山と清流がウリの温泉地では名物ですが,
それだけに旅先の嗜好です。
また,養殖川魚に注目が集まっており,
店頭には,アユ,イワナ,ニジマス,コイ,ワカサギ,ドジョウ,
などが置いてありますが,海鮮に比して利用度は低いです。
# ウナギは別格ですけど。
もっとも,最近,近海魚も,ゴミと一緒に獲れるそうで。
>> 最近のブラックバス・ブームは許し難いですね。
>> 琵琶湖のアユやモロコは大丈夫でしょうか?
琵琶湖の鯉が,怨敵ワニを石に変える,という伝承があるそうです。
# あやかりせんか。
海人の國 日本/鰐鮫と龍蛇/<琵琶湖の鯉と戦った鰐鮫>
http://homepage2.nifty.com/amanokuni/wanizame.htm
>> スロー・フードという運動がありますね。ファースト・フードから
>> 伝統食に立ち帰ろうという運動ですが、根底にはその土地で得られる
>> ものを食べようという思想があるのでしょう。
倭の水人が羨ましくなります。
その運動自体に,荒れた世相を変えようとか,
夕食は家族して食べようとか,
牧歌的の憧れがあるのでしょうね。
たいてい,週1で御馳走日とか,手作りとか,
そんな感じではないでしょうか。
まぁ,しかし,へたな食堂で家庭料理ふうのものを注文するとか,
# 実に味気ない
見よう見真似で伝統食に回帰するより,
# 費用がかさんだり身につかなかったりする
定評あるファースト・フード店で,ハンバーガーでも食っていた方が,
おいしいし安いし衛生的で栄養価も良いですよ。(^m^)
>> 川魚なども重視すべきだと思いますね。
ところが,旅先ならともかく,
やはり,皆さん,常に食卓には利用したがらないようです。
# アユだって,よほどの品のものでないと・・・。
極論すると,「川魚と鯨はまずい」というのが,
たいていの人達のホンネですネ。(^◇^)
最近では,山中で,海鮮の養殖実験も行われていますから,
うかうかしていられません。
>> 条件のいい川の、アユの生産量は膨大だそうですね。一跳ね千匹、
>> 一匹が跳ねている場所には千匹いるという話です。
>> アユが重要視されたのは、食味もさることながら、その漁獲量の多
>> さにあったのでしょう。
はい。ウグイ,サケなんかも,
季節には川にびっしりでしたでしょうね。
# 古代,遠賀川でもサケが獲れたそうです。
フナやドジョウも,ひとすくいで,
うじゃうじゃ獲れたことでしょう。
>> 漁業権が早くから発生していたのではないでしょうか。
>> 『日本書紀』の鵜飼の記事など、漁業権を主張する根拠に利用され
>> たかも知れませんね。
天武四年四月の詔に,牛・馬・犬・鶏の肉を食うな,とあるのですが,
同時に,漁についても規制しています。
期間を定めて簗を置くな,ということですが
,
これだけでは訳が分からないので,調べています。
>> 神功紀に、飯粒でアユ?(細鱗魚とあります)を釣ったという話が
>> ありますが、この話を書いた人は魚釣りの経験がないのでしょう。
この伝承について,あれこれ想像してみたのですが,
撒き餌のことなのか,米飯で人夫を雇ったのか,
米飯・繊維製品を,アユと物物交換したのか・・・
しかし,分からず終いでした。
>> ツチノコ、土佐の大蛇までの脱線は遠慮して、元の話題に戻り、
ツチノコですか。ウサギを丸呑みしたか,
蛇を共食いしたマムシか何かでしょう。
>> 「マムシ酒」は巫女の食膳にはピッタシ、ですね。
>> しかしまあ、古代の「どぶろく」ではマムシ酒は無理かも・・。
酒と蛇神の神話ですか。
# 少なくとも,大和朝廷側は,「蛇」を嫌っていたようです。
# しかし,スクナヒコナは妖しいですよね。
古代の酒については,甘味重視と推理しています。
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