禁「牛・馬・犬・猿・鶏」

投稿者[ たかとり ] 発言日時 [9月13日(金)00時18分08秒]

元の発言 [ Re: アユとマムシ酒 ] お名前 [ ちょっと一服 ] 日付 [ 9月11日(水)23時25分58秒 ]

>> 天武四年四月の詔に,牛・馬・犬・鶏の肉を食うな,とあるのですが,
>> 同時に,漁についても規制しています。
>> 期間を定めて簗を置くな,ということですが
>> ,
>> これだけでは訳が分からないので,調べています。

 四月一日から九月三十日までの間、比彌沙伎理・梁を禁じていますね。
 岩波版『書紀』頭注には、「比彌沙伎理」は語義未詳とあります。

 すぐ前には、檻穽・機槍を禁じる条がありますね。
 比彌沙伎理と梁は、別の漁具のような印象を受けます。
 「ヒミサギリ」とは何でしょうね。
 二本のどこか、或いは韓国に方言として残っているかも知れませんね。

 食肉に関しては、「牛・馬・犬・猿・鶏」を禁じ、「以外は禁の例に
在らず」とありますよ。
 豚肉を禁じていませんね。書き落としとも思えないし・・。

 猿を禁じて、熊・猪・鹿・兎・狸を禁じていないということですね。

 そもそも「猿を食べるな」とは、猿を食べている状況があって、出る
禁令でしょう。猿を食べていたんでしょうかね。

>> 酒と蛇神の神話ですか。
>> # 少なくとも,大和朝廷側は,「蛇」を嫌っていたようです。

 弥生的な「蛇神」信仰は、書紀編纂の頃には洗練されて「龍神」信仰
になっていたのではないでしょうか。

>> # しかし,スクナヒコナは妖しいですよね。

 スクナヒコナの、何処が、どう、妖しいんでしょうか?



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