元の発言 [ 少彦名とアスクレピオス ] お名前 [ たかとり ] 日付 [ 9月13日(金)23時43分10秒 ]
>> 漠然と、少彦名は穀神と考えていたのですがね。
>> しかし、生命や豊穣は、蛇神と無関係とは言えませんね。
記紀を参考にすると,少彦名命は,
かつて弥生型の開拓・都市生活に適応できず,遠くに離れていったが,
ある日,小船に乗って戻ってきて,大国主命に知識を授け,
国造りに参画した縄文ふうの人物・・・。
ある程度,国造りが進んだ時点で,謎の言葉を残して消えた。
そんな感じですかね。
小さい点では,アイヌ伝承のコロポックル伝説,ハワイのメネフネ伝説,
特に,メネフネ伝説というのは技術集団であり,次のサイトによると,
「森に住み、昼間眠って夜働く」「性格はとてもシャイで」などの,
詳しい情報が残っているので,面白いです。
箸墓伝説の「夜は神が作った」という言い伝えを連想します。
メネフネ伝説
http://www.legendaryhawaii.com/menehune/menehune.htm
>> ギリシャ神話とも絡んでこないでしょうか?
>> 医療、蛇となりますと、アスクレピオスを連想します。
>> 日本神話とギリシャ神話の類似に関しては、いろいろ論じられていますが、
>> スクナヒコナはアスクレピオスに関係はないでしょうか。
そうですね。イザナギ神話の他,
古事記の大国主命に関わる神話にも,ギリシャ神話ふうの,
そういう妖しい趣きを感じますね。ヘルメスふうというか。
# スサノヲや大三輪も含めて。
少彦名命がアスクレピオスなのか,アスクレピオスの蛇なのか,
あるいはヘルメスなのか,
大国主命がアスクレピオスなのか,
とかの読み解き方は若干,微妙でしょうか。
しかも,直後に,「幸魂奇魂」という神霊が現れるわけですから,
なおさら微妙な組み立てを予感させます。
混沌としてはいるが,神話の息吹は共通するもようです。
古事記に,山田の案山子が出てくるせいか,
案山子に絡みつく蛇を連想してしまいます。(-_-;)
しかも,この案山子が,物知り博士なんですよね,いわば。
あるいは,鵝の件からは,鳥の羽の生えた蛇を連想します。(-_-;)
このアスクレピオスの蛇は,ヘブライズムではどうなんでしょう?
反キリストのようでもあり,モーゼの蛇のようでもありますね。
>> アスクレピオスはさておき、日本の呪医集団はどうでしょう。
>> 昔も今も、宗教に呪医はつきものですが、古代に病気治しの集団がなかった
>> とは思えませんね。
>> 卑弥呼の教団の、セールスポイントの一つが、病気治しだったりして・・。
大陸の道教教団の動向からして,想定可能です。
あるいは,神宝を用いる神秘学的な療法は,
日本各地の神社に伝わっています。
「神官」や「王さま」の役割の一つに,「病気治し」はあったでしょう。
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