元の発言 [ (承前)Re: 馬が出た ] お名前 [ ちょっと一服 ] 日付 [ 10月9日(水)18時40分56秒 ]
>> Re: 馬が出た
>> 投稿者[ ピクポポデミ ] 発言日時 [9月15日(日)10時21分13秒]
>> >まず4世紀末か5世紀初めの農民の使っていた馬具の出土を知りません。
>> >農耕地帯への馬の浸透は、まず支配階級からです。
>> >農民は馬に乗る必要がないから、乗馬が苦手なのです。
>>
>> 牛馬耕に用いたという「国内最古の馬鍬」というのは議論に出ていますか?
>> 4世紀末から5世紀初めのものと推定されているそうです。
>> 渡来人の移住によって伝えられたもの,とされているようです。
>> 次の三つのサイトを参考にすると,
>> この時点では,乗馬の風と相前後して馬耕の技術も伝わったことになる,
>> ということらしいです。
6世紀頃からなら知っていたのですが、なるほどすでに農耕馬はいたということですか。
ただし、この農耕馬を所有していたのは、この時期の全般的な、馬関連の出土状況からみた普及状況でみて、一般農民であるといえるのか。
むしろごく一部の渡来人集団のみの利用ではないでしょうか。
実際に所有していたのは、支配階級ではなかったか。
そのような、高価で高い生産性を生み出す生産財の、支配階級による占有が、古墳時代の権力の集中を生み出したという論調ではないですか?
この農耕馬に一般農民が常態として乗るようなことがあったのか、はなはだ疑問です。
4、5世紀の馬の状況は、本来もう少し類例の追加をまって考えるべきでしょう。
その他発言: