元の発言 [ Re: Title高麗が原 ◎「大正解」だそうです ] お名前 [ 牛頭 ] 日付 [ 12月8日(日)17時44分36秒 ]
>> 邪馬台国が日本になかったという所まで行くとどうなるのでしょう。
>> ホームページみた限りでは邪馬台国の所在地ははっきり書いてなかったように見受けられましたが。
>> 邪馬台国も朝鮮半島にあったという事なのでしょうか?
暴論とかトンデモ説として、反射的に「拒絶反応」を起こされる方が多いのではないかと予想されますが、山形明郷先生の結論として、邪馬台国の所在地は朝鮮半島内です。日本ではありません。
この結論に対し、訝しく思われる方は、是非、下記のことを冷静沈着にご検討下さい。
2−3世紀の卑弥呼の時代、中国の文献記述にある「倭国」とは日本のことであると、誰もが何の疑問も抱かずに、現在、当たり前の常識として、学校教育の場で教え・教わっています。
しかしながら、この常識が大問題なのです。この時代の倭国が日本であるとするその根拠となる文献記述は、日本・中国・韓国・朝鮮の関係各国に存在していないのです。つまり、何の根拠も無いままで、定説として定着しているに過ぎないのです。
釈然とせず納得のいかない方は、魏志倭人伝の呪縛から離れて、是非、この根源的な大問題を掘り下げ、確固たる根拠を検証してみて下さい。
因みに、'99にNHK「ニッポンときめき歴史観」の「古代日本誕生」という番組で、― 『日本が中国から「倭」という国名を与えられていた』― というキャスターのコメントが放送されたことがありました。
飛び上がらんばかりにビックリして、NHKの担当ディレクターにこのコメントの根拠をメールで問いただしましたが、不適切な表現であったということで確たる根拠はありませんでした。
山形明郷先生は、古代東アジア史をその第一歩の「古代朝鮮」の所在地の解明から検証し直しし、古代東アジア史の従来の定説が間違っていることを指摘しております。
さらに、正しき古代東アジア史の観点から、「倭=日本」の常識を再検討して、この日本の伝統的な歴史観にのっとった卑弥呼の時代の「倭=日本」論は、大変ショッキングなことですが、全面的に否定せざるを得ないと結論づけています。
もと韓国国民大学学長・李鐘恒(イチョンハン)氏は、『古代韓国と倭の豪族』の中で、次のように主張しています。
「倭と言えば、すぐそれは日本列島内の住民で、大和政権下にある人達であると考えるのが常識になっている。この常識は新羅の統一以後は正しい。然し、紀元前後から六世紀中頃までは、この常識は通じないばかりでなく間違いである。」
その他発言: