元の発言 [ Re: 高天原は天国(Re: 高天原と常世) ] お名前 [ 牛頭 ] 日付 [ 12月17日(火)01時06分15秒 ]
>> 「神道の逆襲」と言う本によれば日本人にとって【「神さまはお客さまです」と定義する。「人々にとって、神さまはある時、突然、どこからかやって来るものであった。神さまがやって来たことがわかると、人々は神さまをお迎えし、適切な応対をした後に、再びお帰りいただく。】
そこら辺りについては,民俗学を踏襲しているのでしょうが,
著者の方に,一般向けの解説とは別の,
高度の示唆を含むかどうかで,読み解きが違ってきます。
>> このあたりは自然に湧き上がった信仰心から神をうやまったのではなく神道の神は押し付けられた事を表していると思います。
???
物品や情報や福をもたらす客であれば,
もてなして損はないですね。
そこそこ立派であったり感じがよければ,
「自然に湧き上がった信仰心」から尊敬するでしょう。
その反対に,有難くない客は,厄病神といったところでしょうか。
以上は,一般向けに,人と人との交流の場で,
一方が神サマとして扱われる例を前提としていますが。
しかし,記紀から古代人の実体験としての神事を探るならば,
もっと高度の示唆を読み解けるわけです。
>> なんらかの御利益をもたらすものではなく祀らないと祟る。
それは,天孫族とか中央政府のほうで手を焼いて,祭ったりするという,
そういうたぐいの逸話は記紀にも出ているでしょう。
>> 一方、戎神はご利益がある。戎神はきっと天孫族に支配された民の神だったのでしょう。
???
時間がないので,後でまとめてみます。
>> 「ぱる(原)」という地名は必ずしも平らな広い所ばかりにある訳では無さそうですし、「ぱる」は「村」を表す言葉だった可能性があります。
はい。天の原と言った場合にも,この原に村とか国とかの意味を嗅ぎ出すのは,
不可能ではないですね。
海原については,ちょっと難しいかな。
その他発言: