元の発言 [ Re: 高天原は天国(Re: 高天原と常世) ] お名前 [ 牛頭 ] 日付 [ 12月17日(火)19時03分14秒 ]
>> 途上国に作られたキリスト教の教会に似た印象ですね。
>> 先住民達はやって来た牧師に施しを受ける為に皆キリスト教徒になりました。
いえ,ここは,そういうのとは違う話です。
>> しかし伝統的な占い、鬼術などの方が彼等の生き方の指針になっていて抜け出すのにはかなり時間を要しました。
抜け出して,その後は,結局,キリスト教でいいわけですか?
>> しかし日本の神道はキリストの博愛平等の思想を持っていません。
>> 多分、先住民に施しをするのではなく先住民に神に対するお布施を要求したのだと思います。
時代が不明ですが,神とか,お布施というより,
役人の言うことを聞いて国家意思に従え,ということですね。
たいていの歴史の書物によると,中央政府による地方への政治的な意図は,
儒教や仏教の精神を伴ったものであった,ということです。
特に儒教の理想主義によるものでしょう。
光明皇后による仏教の布教は,慈悲の精神に基づくものです。
先住民に希望する者があれば仏教による出家をすすめたのでありまして。
中央政府から物品を支給していた場合も多いです。
ちょっと大雑把な話になりますが,
神道の場合,もしかしたら,国の骨格を握る一方では,
一般には秘伝として布教しない一面があったかもしれません。
記紀神話における天照大神の性格は,明るい,丸い,耐える,つよい,
などの理想的な美質をたたえるものです。
古墳時代に戻るならば,鏡とか剣とか,
先進文化の魅力や道教ふうの価値観を伴ったものでしょう。
そもそも「キリストの博愛平等の思想」と言ったって,
世の中,それで通るなら,キリスト者が苦労しないってば。
>> 先住民は接待をしお布施を上げて帰っていただく。
>> だから天孫神は常駐していないのです。恐らく高天原の上にいて時おり降りてきて接待を受けるのです。
時折,人体に眠るOSを起動し直しに来るんじゃないすか。
(-.-)zzz
先住民といっても,密貿易ではしたたかであった,という説があり,
そりゃいろいろでしょう。
>> 紀記、その他に書いてある神話は殆んどが支配者側からの視点で書いてありますから、被支配者がどのように感じていたかは民間伝承によらなければ。
民間伝承というと?
>> 先住民が自分の神を祭る事を禁じられたりすれば反乱をおこしたかも知れません。
青虫を神として祭ると富を得るとかの「新興宗教」や,
殉死などの「蛮風」を禁じたわけですね。
>> それをなだめる為に先住民の神も戎神として祀った事を指しているのかも知れません。
先住民というより,出雲系ではないかな。
>> また、天孫族に属さず天孫族と同じように先住民を支配しようとする勢力があってこれを天孫族に取り込むと言った事もあったでしょう。
といっても,古墳時代を通じて,
かなり広範に地方の首長層が大和についたようですからねえ。
>> 九州では「あまのはら」は「海の原」ではないかと思います。(^^)
天照大神を海の神と考える説があることはあります。
ただし,宗像が航海の神なんでしょう。
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