(ママ)シロツキです。4月4日に出産して今日は4日目です。今は「退院したくない、この余韻に浸っていた〜い」というのが率直な感想です。それくらい今回のお産は幸せでした。(今回生まれた)セイちゃんは妊娠してお腹に宿ってからも、長男のサクちゃんのこととかもあって、お腹にいるのも忘れるぐらい私が動き回った時もあって、そのあと体長を悪くしたりしていたのですが、横になってお腹のセイちゃんに「ゴメンネ、母ちゃん動きすぎちゃったね、大丈夫?」と声をかけると「母ちゃん、こんなことでボクはどうこうならないからダイジョウブだよ、好きにやりなよ」と言ってくれているような気がして、私を心強く支えてくれる子だなとかってに思っていました。お腹の中でよく動く子で、「そんなに動かなくていいよ」と言わなければならないほど最後まで元気に動いていて、妊娠中いろいろあっても「元気に生まれてくるんだな」と思いました。当日は本人自身が「今日生まれるんだ」と決めていたようで、私も「アレっ?いつもと違うぞ」と思って、その後は順々に「陣痛の間隔が短くなってきたでしょう」「そろそろ助産院に行ったら?」とかを伝えてくれている感じで、私も一つ一つそれを落ち着いて受け止めて出産を迎えられたような気がします。長男のサクの時は破水から始まって、そこからどんどん陣痛が強くなって、「わー、なんだー、痛いー!、ぎゃー!」と言っている間に気がついたら生まれていたという、スピーディで勢いのあるお産だったのですが、今回のセイの場合は一つ一つ丁寧に、「陣痛が強くなった」「セイが降りてきている」「出口に向かって行こうとしている」というふうに感じて行けました。前回は水中出産だったので最後「いきむ」ということはなかったような気がしていたのですが、今回は最後は自分としてはすごくいきんだのですが、それもセイが「こっちだよー」と私を後押ししてくれていると思っていて、実際に「ワー、出たー」といういう感覚があって、「うまれたよー」「産んだよー」と共同の達成感があって、今でも心と体に実感として残っています。産んだ直後は痛かったのですが、今側で寝ているセイを見ると、また出産という経験をしたいと思ってきました。ここに来るのはまるで親戚の家に来るみたいな感じで、助産婦さんも親戚のお姉ちゃんという感じで、健診でもヨガでもすごく頼もしいし、入院中のご飯も美味しいし、本当にここに来るのが楽しみです。これからあんまり来れなくなるのが寂しいと思うほどいい時間を過ごさせてもらいました。すばらしいケアに感謝です。あともちろん私の不在の間、家を支えてくれた家族にも沢山沢山感謝しています。長男サクタロウはこちらがびっくりするくらいたくましく乗り越えてくれたし、全てをやってくれていたすばらしい夫には感謝してもしきれないくらいのありがとうを言いたいです。人生で最高の出来事でした。セイちゃん、生まれる前から沢山の人があなたを支えてくれていたんだよ。待っててくれたんだよ。祝福してくれたんだよ。どうかのびのび、元気に、おもいっきり、この一回きりの身体を、生まれてきた人生を楽しんでください。これからどうぞよろしくお願いします。
(パパ)夜中の4時にお母さんの陣痛が起きて、その時お兄ちゃんのサクはぐっすり寝ていたのですが、抱えて車で助産院に行きました。サクはすぐ起きて陣痛で苦しんでいるお母さんの側で、さすったりしてくれていました。さすがに疲れて、生まれる30分前くらいには白眼をむいて寝ていました。5時40分くらいにセイちゃんの頭が見えて、無事に生まれました。父ちゃんはとても感動して泣いていました。「母ちゃんとても頑張った」と思って父ちゃんはワンワン泣きました。セイちゃんは本当に穏やかな顔をしていて、深いやさしさのようなものを感じます。父ちゃんは農業という仕事をしていますが、自然を大切にする心を持っているような気がします。いろいろ困難があると思うけど、家族4人でがんばっていきていきましょう。生まれてきてくれてありがとうございました。
(お兄ちゃん)うれしかった。(赤ちゃんのお仕事は)泣くこと、寝ること、あとエーとなんだっけ?
(助産院 2017年4月)
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