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●コンテンツファンドの事例 〜その5〜

■外国投資信託を利用したコンテンツファンドの例

【概要図】

【仕組み】

  1. 投信募集
(1)バミューダ籍外国投信の現地設定
(2)バミューダ籍外国投信を国内募集し、設定代金が払込まれる
  1. 投信運用開始
(1)ときめきカンパニーが社債発行
  • ときめきカンパニーはゲームファンド-ときめきメモリアル(バミューダ籍外国投信)を引受先とした利益参加型社債を発行
  • ときめきカンパニーの設立タイミングは(とるじいやには)不明
(2)外国投信がときめきカンパニーの社債代金を払い込む
(3) コナミを営業者とする匿名組合契約の締結
  • 匿名組合員はときめきカンパニー(ケイマン籍免税会社)1社のみ
(4)匿名組合への出資
  • ときめきカンパニーは匿名組合契約を受け、営業者コナミへ出資金を支払う
  1. ゲーム制作・販売
(1)コナミが制作委託する制作会社ケイシーイーへゲーム製作資金が提供され、ゲーム開発が実施される
(2)ゲームが完成し、コナミに譲渡される
(3)ゲームがコナミにより販売され、販売代金が回収される
  1. 償還・分配
(1)匿名組合契約に基づき、ゲーム販売代金がときめきカンパニーに分配される
(2)利益参加型社債の評価額が販売実績に応じて変動する
  • 評価方法などは有価証券報告書でも確認できるが、日々のNAV計算などは不明
(3)外国投信の順資産評価により分配金・償還金が計算され、投資家に還元される

【対投資家】

外国投信の受益証券購入

  • 証券会社における受益証券の購入であり、投信法および証取法(公募)に従った詳細な投資家向け開示がなされる
  • 制度上、収益の源泉部分の匿名組合の資金は営業者のものとなる。しかし、ケイマン籍免税会社や外国投信による倒産隔離機能が働いているため、資金流用や営業者自身の倒産による資金回収不能リスクは極小化している
  • 倒産隔離機能が十分な代わりに、関与する機関が非常に多いため、登録・発行等にかかる事務手続きが非常に煩雑となっている
  • この結果、外国投信の中で間接的に投資家が支払う各種コストが非常に高くなっている



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