ドラマ『仙鯉奇縁』
気が付けば21世紀。『テンテンメモリアルHP』も好評のうちに2周年を迎えました(ありがとぉ!!!)。HPを開設したのが99年の5月だったので、この2周年記念コラムも本来なら5月にアップするべきだったのですが、公私ともに忙しく、2カ月遅れの掲載となってしまいました。
昨年度のキョンシーシーンも、本当に色々な事がありましたので、ざっとここで紹介してみたいと思います。『テンテン&キョンシー回想』→『HP開設1周年記念コラム』の流れで読んで頂ければ幸いです。
昨年春からテンテンが台湾で芸能活動を再開したため、ネットを通じて現地からテンテン情報などが比較的入って来るようになりましたが、日本のテレビにも8月上旬に久々に登場しました。日本テレビ系の番組『ルックルック』のワンコーナーで、『突撃!隣の晩ごはん』の特別版としてテンテンの台湾の実家が映されました。あさりの生姜炒めや、カエル料理、カレーライスなどうまそうでした。食べてみたいですね。
食材の買い出し中、鳥のお尻は肌に良いと力説するテンテン。
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この日のメインディッシュはカレーライス。
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同じく8月にはついに幻と言われた『新十二生肖』のビデオを発掘。テンテンの映画と言えばキョンシーシリーズしか知らなかった我々にとって、とても新鮮で刺激的な作品です。日本で公開されなかったのが本当に残念(詳細特集)。これで、テンテン出演作品でまだ見る事が出来ていないのは『老少五個半』だけ、という事になります(たぶん)。この『老少五個半』という作品は89年に作られたもので、テンテンはこの映画の中で自閉症の少女を演じているとの事です。日本では『自閉症の少女5と2分の1』或いは『見えますか、心の絆』などのタイトルで公開が予定されていたようですが、『新十二生肖』同様に公開が見送られた模様。彼女の出演作品の中ではかなりの異色作。ぜひ見てみたいところです。それから、その存在が噂されていた「霊幻少女の続編」に関してですが、調査の結果、続編は存在しない事が判明しました。『霊幻少女』のエンディングが気になる終わり方だっただけに本当に残念ですね。
バラエティ番組『超級日本通』
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8月下旬から9月上旬にかけてネット上のキョンシーファンに衝撃が走りました。Chrisさん主宰の「キョンシー掲示板」に、テンテンが電撃的な書き込みを行ったのです。波紋が波紋を呼んで「キョンシー掲示板」への訪問者は増え続け、キョンシーファン拡大にも繋がったのではないかと思われます。テンテンはちょうどバラエティ番組『超級日本通』や、ドラマ『仙鯉奇縁』などのレギュラー番組を持っていたため、その裏話などもリアルタイムで書き込んでくれました。インターネットを使った犯罪が増加傾向にある昨今ですが、ネットは台湾のテンテンと日本のファンを巡り合わせてくれました。本当に素晴らしい話だと思います(詳細特集)。
ところで、この『仙鯉奇縁』というドラマですが、最近都内の在日中国人向けレンタルビデオ店でビデオを発見し、買い取る事に成功しました。まだ全部見終わっていないのですが、なかなか面白いです。いずれ『作品紹介』のコーナーで紹介出来ると思うので、お楽しみに。
12月には日本テレビ系の『あの人は今!?』にまたまたテンテン登場。でもこの番組で流された映像は、前述した『隣の晩ごはん』の使い回しでした。
そんなわけでいろいろあった2000年が幕を閉じたわけですが、2001年に入って早くも動きがありました。まず新宿のビデオマーケットで『新十二生肖』の海外版ビデオの取り扱いが始まりました。同店は通信販売も行っているため、日本全国から注文が殺到、近年稀に見るヒット商品になったとか。今後も同店はこの商品に力を入れてくれるはず(?)なので、まだ見てない人はぜひこの機会に購入しましょう(詳細特集)。
オンラインショッピング「ジェイブック」。確かに「幽幻道士」のタイトルが。
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ビデオと言えば、4月に気になる情報を入手しました。『幽幻道士(キョンシーズ)』の日本語吹き替え版ビデオが過去に発売されていた、という情報です。幽幻の1作目はテレビ放映版以外は大映ビデオから発売されていた字幕版『キョンシーズ』のみ、というのがこれまでの定説。まさかと思いつつも、情報提供にあった『ジェイブック』なるオンラインショッピングのサイトにアクセスして検索をかけてみると…本当にヒットしました。『吹)幽幻道士
\13,890』。しかも興味深いのは、発売元がビクターで、89年発売となっている事。さらに調べると、幽幻2や幽幻3もビクターから発売されているようなのです。もし本当に発売されていたとすれば驚くべき新事実。当HP内各所の記述も訂正する必要が出て来ます。で、この『幽幻道士』ビデオ、「発売中」と表示されていたため、早速注文フォームからオーダーしてみました。が、ジェイブックから「ご注文の商品は、ジェイブック・取次店・発売元・文教堂店頭全てに手配をさせていただきましたが、在庫がございませんでした。つきましては<品切れ>のためキャンセルとさせていただきましたことをご報告申し上げます。」との内容が返信されて来ました。残念。真相は未だ薮の中といったところです。このビクター版『幽幻道士』のビデオ、発売が89年というのがミソで、ちょうどキョンシーブームも沈静化した時期にリリースされているという事になります。という事は、ブームの過ぎ去ったキョンシービデオの再販版をあえて入荷するレンタルビデオ店などもそれほどなかったのではないかと考えられ、流通した本数も極めて少ないのではないかと思われます。従って、ビクター版『幽幻道士』(吹き替え)のビデオをお持ちの方がいれば、それはかなりのレアものという事になるかも?ビデオをお持ちの方や、見た事があるという情報など、ぜひともお寄せください。
というわけで、『テンテンメモリアルHP』は21世紀もこんなカンジで熱く燃えていきたいと思います。応援のほど、よろしくお願いいたしますm(_
_)m。
さて、最後になってしまいましたが、悲しいニュースをひとつ。映画、テレビシリーズともにテンテンとずっと共演してらっしゃった、金おじいさんこと金塗(本名:張金塗)さんが、5月31日に永眠されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
(01.7.10)