April 12, 2004 エンジンを(ちょっと)改造ってみよう♪
 その後のGR80は快調そのもの。最近ではグズることもなく、長距離ツーリングも問題なくこなしてくれるので、あらたまって手を入れるべき部分は見当たりません。まあ、強いて言えばスポークに赤錆が目立ってきたので、ゆくゆくは張替えをしたいかな、と思っている程度です。


 ただこのところ、「走りにパンチが無くなってきたかな!?それとも、最初からこんなもんだったのかな!?」と、疑問に思うところもあるのでいっちょ、シリンダなどに溜まったカーボンを落としてリフレッシュしてみよう!と思い立ち、腰上をバラしてみました。


まずは取り外したピストンをチェック。

ピストントップにはかなりのカーボン堆積がありました。
また、リング周辺にも若干、カーボンの付着がありました。
一方でピストン表面は縦傷なども無く、きれいなものだったので安心しました。

次に排気ポートを覗いてみて驚き!意外とカーボンが溜まっているものですね。
1mm近くのカーボンが堆積していましたが、そこはリューターなんて便利な工具を持ち合わせていませんので、組みやすりとペーパーを駆使してカーボンを落としました。

ついでに少しだけ、排気ポートからマフラー接合部に至る部分がなだらかなカーブになるように削ってみましたよ♪

さらについででポートタイミングを測っておきました。
シリンダー内壁にオイルを塗って、それを紙に写し取る、という荒っぽい方法なので、正確に測れたかどうかは怪しいですが・・・。

ピストンを綺麗にしました。


ついでに、以前とあるバイク雑誌でその記事を見て、いつか、やってみようと思っていた焼き付き対策の穴あけ加工を施しました。

位置決めの際にはさっそく先ほどのポートタイミングの実測結果が役に立ちましたよ。
吸気側と排気側のピストンがシリンダーに常に触れている部分に4箇所ずつ、計8箇所にそれぞれ2mmの穴を開けました。


果たして、効果のほどは???

ほんとは一緒にマフラーのカーボン落しも行うと、効果がぐっと体感できるほどに違うんでしょうけど...ね。
後日、改めて結果を報告したいと思います♪


January 4, 2005 ご機嫌斜めの原因は・・・
 昨年12月19日に川崎市のちどり公園で開催された「ヤマハ2スト祭り?」にGR君で参加したその帰路。

溶接部分が外れてました
ビス止めにて復旧
 それまで快調だったGRが突然グズり始め、吹けなくなってしまいました。アクセルを開けても立ち上がりが鈍く、最高速も60km/hで頭打ち。完調な時には70km/hまでストレスなく回るのに、これは明らかに吹けていません。
症状的にはプラグのカブリとか、排気漏れ・圧縮漏れとは違うようであり、どちらかと言えば吸気系・燃料系のような、しかしガソリンは満タンだし、漏れている様子も無いし、なんでやね〜ん???とヘルメットの中で自問自答しながらも、だましだまし帰宅することになりました。
 帰宅してさっそく、プラグのチェック、シリンダーヘッドの増し締め、エギゾーストパイプの増し締め、等々の点検を行いましたが特に原因と思われるような不具合が見当たりません。残すところはフューエルコック、キャブレタの清掃と、エアクリーナのチェックが思いつきますが、この日は時間切れとなってしまいました。


 さて、不調を抱えたまま越年したGR君を徹底的に調べようと一念発起し朝から作業を行いました。
まずはエアクリーナのチェックから、とサイドカバーを外しますがエレメントに劣化は見られません。次にキャブを外すための段取りで、先にエアクリーナケースを外したところで不自然な部品が目に入りました。
えっ??? 黒い部品がフレームとクランクケースの間に落っこちている???

 なんと、エアクリーナケースの吸気口を塞いでいる金属カバーが脱落していました。スポット溶接がサビによって弱くなり外れた模様。これによって吸気過多になっていたようです。もっと大変な作業を覚悟していただけにいささか拍子抜けしましたが、原因さえ判ればしめたもの。
残念ながら我が家には溶接設備はありませんので、再溶接はとっととあきらめて、エアクリーナケースにドリルでバカ穴を開け、脱落したカバーをビス止めしました。これにて復活〜♪

 さっそく試走に出掛けましたが、GR君は快調♪今までのフケの悪さがウソのようにストレス無く走ってくれました。
想像もしていなかった原因でしたが、こんなこともあるんですね(汗) 何にせよ、復活してヨカッタ、ヨカッタ!


January 23, 2005 マフラーをリフレッシュ!(その1)
 GR君をリフレッシュするためにマフラーを洗浄しました。

 ただ、住宅街のド真ん中でマフラーを焚き火に放り込んで野焼きするわけにもゆかないので、カーボン落しはケミカルに頼らざるおえません。 そこでホームセンターで『換気扇の油汚れも落とす』と書かれている業務用アルカリ洗剤を購入してきました。 洗剤をマフラーに注いでひたすらシェイクし、一昼夜放置。
 翌日、ぬるま湯を何度も注いで洗剤を流したら赤茶色の廃液とともにこまかなカーボンのカスも出てきたので、それなりに効果があったかも!? 完全に水を抜いたエキパイを覗きこむと、まだ付着したカーボンが見られたので、完全ではないようですがマフラーを焼くよりはお手軽に作業できたのでそれなりに満足しています♪

 ところで、どうしてもサイレンサが抜けなくて困っていましたが、こちらも連日のCRC攻撃でなんとか抜くことができました。 サビとカーボンの固着が外れにくさを手伝っていたようです。
おそらく今まで一度も掃除したことがなかったであろうサイレンサはカーボンがびっしり!
付着したカーボンはワイヤーブラシとスクレーパを使って落としました。 本当ならばこちらも洗剤に放り込んで一昼夜放置するぐらいが良いのでしょうが、今回はここまで。 最後にパーツクリーナーで綺麗にして復旧しました。
今日は昼から雨が降ってきたので作業後に試走することができませんでしたが、そこそこ効果が体感できるのではないかと期待しています♪♪

サイレンサを抜くだけで一苦労。。。
軽く落としただけでもこんなにカーボンが!


May 3, 2006 マフラーをリフレッシュ!(その2)
 

 最近、マフラーからの白煙が多く、エンドからオイルが垂れるようなので、グラスウールを交換しました。

 オートバイパーツの量販店で、一番小さなサイズのグラスウールを購入しました。これをカットして使います♪

 まずは、サイレンサの清掃。もともと巻いてあったグラスウールはオイルがべったりの状態で、もう寿命でしょう。
 しかし、ここでひとつ疑問。パーツリストを見ても、サービスマニュアルを見ても、スタンダードのGRにグラスウールが巻いてあるような記述は一切見当たりません。もしかしたら、グラスウールは純正には無く、前オーナーが後から巻いたものなのかもしれません。真偽のほどをご存知の方は教えて下さい!

作業のほうはいたって簡単。グラスウールをハサミでカットし、針金を巻いて固定するだけです。今回、グラスウールを巻いた量は適当です。 今後、バイクの調子と、消音の具合を見ながら変更する予定です。

今後のために現時点での走行距離を記録しておきましょう、4314.4kmです。

一年の垢を落とします。
針金を巻いて固定し、完成。