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《 12月の空。お産カーニバル。ときのすみか一泊忘年旅行。 》 ☆11月21日(日)冬晴れのおだやかな一日、江ノ島の女性センターで「お産カーニバル」が開催されました。やっぱり、自宅の初産の方が陣痛中で(4日かかりました)、近くの助産婦さんに行ってもらい、経産婦さんが助産院で夜中に産まれ、私の先輩の助産婦さんに来てもらってうちのバアチャン(助産婦の資格のある88歳)と留守番。自宅の方についていたクマちゃんが帰ってきて休んでいたので、何かあったら起こしてもらうということで、私も参加出来ました。ホールは借りれなかったけど、ゆっくりのコーナーはゆっくり、お祭りっぽい所はにぎやかで、じっくりお勉強する所は皆熱心に耳をかたむけ、助産婦たちのリサイクルコーナーは井戸端会議のような”ギロン”で盛り上がったり、イイ感じでした。最初から最後まで居れたのは久しぶりです。 ☆11月は行事も忙しかったけれど、お産も多く、でも重なることなく順調に生まれてくれました。お産カーニバルの夜中に生まれた赤ちゃんが翌日、早発黄疸(眼まで黄色い)で、市立病院に診てもらったところ、ABOの不適合で交換輸血になり、夕方始まって朝3時位までかかったそうです。その後は順調に回復し、1週間くらいで退院できましたがビックリです。3人目のお子さまですが、お母さんはO型、子供達は全員A型。最初の子は黄疸はさほど無く、2人目は早くから光線治療をしたということです。お母さんの体の中にA型に対する抗体が強くなったということでしょうか。お産の時もいろいろ大変で、ママは「これでヤク払い出来たかな」と言っていました。 ☆12月は6人しかお産の方がいないので、ホッと一息。12月10〜11日の「時のすみか」の一泊旅行で温泉三昧でのんび〜り、帰ってきました。ところが夕方から2人入院、1人は24時前に生まれたけれど、もう1人の経産婦さんが翌朝にはほぼ全開して頑張りますが、午後になっても降りてこず病院へ。その翌日の午前に点滴で陣痛を強くしてもらい、生まれました。子宮口が開くまでは嘔吐がひどく、8回くらい洗面器に吐き(ほとんど水)体力を消耗したようでしたが、赤ちゃんを産んだその日に病院から助産院へ帰ってきて「この次は自宅出産にしようかな」とか言ってビックリ。この気力、体力にはついて行けません...です。 ☆あと助産院は2階にサンルームを作っていて、年内には完成しそうです。いい感じになりそうです。楽しみです。年末そうじ、頑張ります。 (齋藤弓子) |
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《 11月の空。世の宝たち。 》 ☆11月になり、空高く、空気も澄んで、本当に気持ちのいい季節です。果物もいろいろおいしいです。台所からながめる景色は毎日の楽しみ。特に今は朝日の登る前の緑の変化。空と山の境がサーモンピンクにそまり、手前の畑や林が丹沢の山々の青紫に連なり、わたボーシをかぶった富士山が青くすっきりと見える様は、限られた時間だけに本当にトクベツです。ラジオを聞きながら、朝ご飯の仕度です。 ☆生まれたばかりで、これからダウン症の検査を受ける予定の赤ちゃんがいます。ダウン症といっても、病気ではないので普通に育てていけばいいと思うのですが、それにともなって、いろいろ体に不具合(特に心臓)なことが多く、手術とか、早期に決断した方が結果が良いので、とりあえず低体温も解決し、おっぱいも良く飲んで体重も増えていて経過良好と思いましたが、医療機関に連げることにしました。実は3年前の冬にダウン症で生まれた重度の心臓病の赤ちゃんを、今年の8月、天国に見送りました。心臓の大手術の後、肺機能が回復せず、1ヶ月くらい頑張りました。その前にも検査中にあぶなくなったり、いろいろありました。両親家族にすごくかわいがられ、充実した一生だったと思いますが、私としては医療機関につなげるタイミングが遅かった(3〜4ヶ月かかった)ことが悔やまれる通夜でした。今回のお母さんは「もしや」という危惧をしていたようだったので、受診は積極的で、診て下さった先生の配慮もすばらしく、心配な中にも前向きの気持ちになれたと思います。 ☆私は20代のはじめごろ、ちょっと気持ちがおかしくなった時があって(時々ある)、その時、ダウン症の人達やそのお母さん達に随分救われ、この人たちは「社会の宝だ」と思っているので、出生前診断でダウン症の検査が上がった時に「でも....」という思いが強かった。幸いあまり大きな流れにもならず、今に至っている。普通の赤ちゃんでも育てるのは大変だ。でも障害を持った赤ちゃんのお世話は本当に大変だと思う。直接的な大変さに加えて、もっと複雑な大変さもある....できるだけ自分で出来ることを手伝って「世の宝たち」を見守りたい。 ☆11月はお産が多い(18人)予定で、やっぱりいろいろなお母さんが来る。「どうしてそんな風に考えるのかなー」と思ってしまう人もいる。私から見れば、都合の悪いことは忘れてしまい、都合の良いことだけ主張する。お産もいろいろ。思うように進まないお産や突発的な変化もある。その「自然さ」につきあっているのだから、まずは元気に退院していかれるよう、お手伝いしなければ...ネ。 ☆11月14日はレインボーフェスティバル。21日は「お産カーニバル」です。レインボーではおでん、かざぐるま、お菓子を売ります。21日のお産カーニバル当日は皆さんのパワーをさくれつさせてください。事務局・実行委員は只今がんばって準備中。「お祭り」の準備って楽しいね! (齋藤弓子) |
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《 あっという間に秋。 》 ☆信じられない程の熱暑の長い夏も終わりとなったら、1週間くらいで秋になってしまい「半そでのパジャマと長そでのパジャマ、今日はどっちかなー」と迷ったり、倉庫から去年のパジャマを出して洗ったり、とれたボタンやホックをつけたり。そうこうしているうちに、外からは金木犀の香り....秋たけなわです。 ☆子供の運動会や文化祭等でスタッフも入れ替わり立ち代わりお休みで、とりわけ土曜日が大変です。健診は土曜日希望の方が多いので、緊急の「おっぱい相談」は受け入れられなくなったりしています。でも話をよく聞いてみると「2,3日前から具合が悪かった」という人も多いので、出来たら空いてる月〜金のうちに来てくれるとありがたいナー。 ☆9月のお産は気がついたら18人と、前後の月の人が生まれて、多かったのですが、お部屋の心配をすることもなくスムーズに流れ、順調でした。上の子たちが小学生という家族が多く、ホールで色んな家の子どうしの会話を聞いているのはとても楽しいことでした。みんな赤ちゃんのお世話をしたくてたまらないようです。抱き方も上手で、将来が安心です。(...お父さん、お母さんになった時の。) ☆借りた畑には、いろんな種を播いたり苗を買ってきたり、この野菜高騰の時期に少しは役立っています。キャベツは連日の夫のフントウも空しく、チョウチョとの戦いに破れ、みる影もありませんが、サンチュやサニーレタスはとても元気に育っています。サツマイモは他と3ヶ月くらいずれているので出来るかどうか分かりませんが、葉だけは立派に育っています。いつ収穫しようかな....ワクワク、ドキドキです。 ☆「お産カーニバル」のチラシも出来、本格的に11月21日の当日にむけて動き出したようです。出演するダンスチームの子供の服を仕事の合間に仕上げているスタッフもいます。そういえばいつも聞いている「ラジオビタミン(NHK第一)」に、今回講演してくれるバースコーディネーターの大葉ナナコさんが出演していました。今回はアフリカ訪問直後の講演なのでワイルドな話が聞けるかな、楽しみです。お話がとても「たくみ」です。 (齋藤弓子) |
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《 お世話になった徳洲会。旅行の8月。 》 ☆8月6日は茅ヶ崎徳州会総合病院の開設30周年の祝賀会があり、8月22日には新装なった湘南鎌倉総合病院の内覧会がありました。私が3人目の子供を産んだのが丁度30年前で、茅ヶ崎徳州会が始まって少ししてから就職しました。それ以来、今に至るまで徳州会にはいろんな形で本当にお世話になりました。湘南鎌倉の産科は6Fのワンフロアー全部を占め、広いルーフバルコニーはちょっとした公園のようです。「産ぶ綱」が下がったLDR(LABOR-DELIVERY-RECOVERY:陣痛から出産、回復までを1つの部屋でゆったりと過ごせるよう、部屋の構造や設備を工夫した新しいタイプの分娩室の事)が7〜8室(畳タイプ)、外周も広く「(スタッフの)動線が長そうだね」と言う人もいたが、先生やスタッフの長年の夢が形になってきているのだね。うれしいナー。来年の春には、「暴力なき出産」「プライマリーヘルス」でお馴染みのミッシェル・オダンを呼んで講演会をするとのこと、タノシミです。(若い助産婦さんの中にはオダンを知らない人もいるらしい???) ☆8月はお産が少なかったので、私たち夫婦も2泊3日の旅へ行きました。信州は一泊には遠いので、独身の頃は続けて訪れたけど、私は35年ぶりでした。上田の無言館に初めて行きました。60数年前の若者達への鎮魂の気持ちと同時に自分自身の時間も大事に大事にすごして生きたいという思いが湧き上がってきました。木々のみどりがまぶしく、蝉が泣いて、山は涼しく、とてもいい旅でした。ありがとうございます。 ☆8月30日。一瞬のうちにトレーラーハウスが帰り、もとのおっぱいルームにもどりました。「なんかやっぱり落ちつくね」というスタッフの感想です。 (齋藤弓子) |
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《 只今、7人入院中! 》 ☆ベッド3床の助産院なのに、只今、助産院は200パーセント以上。7月予定17人の全員と8月予定の人が1人早めに生まれました。本当にトレーラーハウスを借りてて良かったナという感じです。(借りてなかったら「母乳外来お休みさせていただきます」になるところでした。) ☆初産の方が家で破水したら羊水が濁っていて、初産でもあるし湘南鎌倉総合病院に転院しました。幸いすぐ陣痛が来て、6時間くらいで生まれ、お産自体は安産だったようで良かったです。助産院では久しぶりに「おみこしお産」もありました。前日からの陣痛で、吐き続けながら朝ようやく子宮口が8cmくらいになりました。産道が「キンニク」でなかなか赤ちゃんが降りてこられません。外来の予約は、連絡がついた人は変更してもらい、人を確保、パパも入れて助産婦5人体制で頑張りました。皆汗だくで30分ちょっと。産瘤が出てきて(私が)「ちょっと休もうか?」と弱気になったところでグッと進み、排臨。なんとかベッドに倒れ込み、生まれてきてくれました。ママも勿論がんばりましたが、冷静に頑張って汗だくだったパパが沐浴室で大泣きでした。緊張の糸が切れ、ホッとしたのでしょうね。産後は勿論元気いっぱいに育児しています。 ☆経産婦さんたちは前回のお産で出血の多かったという人が5人いましたが、今回はどうにか押さえられて良かったです。それぞれのお部屋で、ゆっくりおっぱいをあげたり、家族と談笑したり、いっぱいのお友達と子供達で盛り上がっていたり、それぞれの時をすごしています。洗濯や掃除もいつもの倍。ご飯の仕度も大変!でも、8月はお産7人に減りました。後半どっか旅行出来るかナー。スタッフは別れて取ってくれているようです。 (齋藤弓子) |
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《 トレーラーハウスを借りました。 》 ☆6月は、忙しくなりそうな7月を前にして、ちょっとお休みが出来る月かな....と思っていました。終ってみるとお産は14件。それに、いろんなことがありました。助産院の前の廃油の入ったドラム缶やタイヤが捨てられている空き地を、中古車置き場とか資材置き場にするとか不穏な動きがあり、不安になり借りることになりました。ドラム缶やタイヤを処分するので土地代を1年分前納して欲しいということでした。でも、ドラム缶やタイヤは1ヶ月経ってもそのままです。2年前から県や市には訴えていたのですが、「所有者の責任」ということで進展がありません。廃油か何かが土にもれだしてコールタールのような臭いもします。畑にできるかなと楽しみにしていたのですが、「だまされちゃった???」成りゆきを見ているうちに、あっという間に1年くらい経っちゃうよ〜と夫は言っています。 ☆7月の出産予定の19人の人には、いつも通りの環境ですごしてもらいたいと、2階のおっぱい部屋を緊急のお産の入院に使うことにしました。そしてお庭にトレーラーハウスを借り(長野のカンバーランド・ジャパンさんから借りました)、母乳相談はそちらでやることにしました。6月28日に着きましたが、すごく大きいです(幅2.8m×長さ9.0m)。おっぱいベッドが4台、待ち合いコーナーもあります。冷房もついて、すごくいいお部屋ができあがりました。景色もいいし、どこか高原に行っている気分になります。スタッフは「家族で泊まりに来たい!」と言っています。案外、7月のお産も6月、8月に流れて、7月はいつも通り12、13人ということもあるかもしれません。トレーラーハウスは8月いっぱい借ります。7月4日(日)の「さんばテント」はトレーラーハウスにリサイクルのものを並べようと思います。 (齋藤弓子) |
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《 今年は格別の春。クマちゃんの旅 ... ファームからの風 ...。 》 ☆ドタバタしたゴールデンウイークも終り、まわりの山は新緑に山藤の花がきれいです。今年は格別です。そういえば、3月から4月の末にかけて春とも思えない程寒く、雨が多かったですが、おかげで桜の花の時期は長く、タケノコも長く食べていた気がします(よくもらいました)。いいこともあります。 ☆助産院の4月はスタッフの子供達が幼稚園入園が2人。小学校入学が2人いて、午前中のお迎えにあわただしく行ったり来たり。子供達も新しい環境でちょっと緊張ぎみでした。授業参観や懇談会、家庭訪問もあり、9人のスタッフのうち3人しか動けないというような時間もありました。外来は予約制なので何とか乗り切っていますが、中には急を要する人もいて、ご迷惑をかけたかも知れません。 ☆4月はお産は10人。初産が1人であとは経産婦さん。前のお産の時、出血が多かった人がいて(体格がいい)、私はとても心配で漢方薬を飲んでもらったり、体重をセーブしてもらったり(でも出来ない)、運動をすすめたりしてきましたが、実際のお産は赤ちゃんも大きいわりにスムーズで、出血も大丈夫でした。心底ホッとしましたが、本人は「おまたが切れなくて良かった」とそっちの方が心配だったようです。長年おつきあいいただいている桔梗堂薬局は「困った時のキキョウドウ」で、おっぱいマッサージでちょっと自信がないナーというようなしこりも漢方を処方してもらい、マッサージすると砂糖菓子がくずれるようにとれていったり、体質や生活習慣から来る不調にはとても良いアドバイスをもらっています。私的には私の末っ子の保育園の時のお友達のお母さんです。 ☆クマちゃんが4月の中旬から5月の中旬まで、友達の自宅出産のお手伝い(見学)にアメリカのアーカンソーという所に行っています。南部の方です。そこの助産婦さん達とも知り合いになり、お食事会に招待されたり、交流しているようです。お友達の赤ちゃんも無事に生まれ、1週間がすぎました。今度はアイナメイの住んでいるテネシー州のファームに行くそうです。バスとレンタカーで10時間くらいとのことですが、大丈夫でしょうか?無事に旅行していっぱいおみやげ話を持って来てくれるよう祈っています。(ここまで書いてからクマちゃんからファームに着いたとのメールが写真と一緒に送られて来ました!) Hello! How are you all? I'm writing this e-mail from the Farm. I arrived here in the evening yesterday ( I left Fayetteville 1:30 am...!) and I stay at Barbara's house (she is not a midwife). They had a workshop for midwife assistants this week and I joined the closing ceremony today. InaMay had already left for Spain...! but I could met Pamela (midwife) and other many people here! There are many HOTARU and I can see so many stars at night. I'd like to visit Ecovillage Center and Mushroom People on Monday. Tomoko Kumagai (齋藤弓子) |
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《 春のきざし。アイナメイさんのこと。 》 ☆3月になったらあたたかくなるだろナーと期待していたけれど、途中、とびぬけて「あつい」日が数日あっただけで、丘の上の助産院は風が吹きぬけ、外に出るのが億劫になる程だ。道をへだてた駐車場から赤ちゃんを抱っこしてくるお客さまも寒そう....。夕方、久しぶりに散歩に出たら、谷戸はウグイスをはじめいろんな鳥の鳴き声で案外にぎやか。紫の小さなスミレや花ダイコンがいっぱい咲いている。里山公園の広場に出ると桜がそこそこ咲いて、菜の花が黄色と若草色に斜面を染めている。ポカポカ陽気とはいえないけれど、やっぱり春なんだ! ☆長年尊敬しているアイナ・メイ・ガスキンが来日し、ツアーで各地をまわり、助産婦やお母さん達に講演をしてまわっている。私は3月21日つくばの日本助産学会でアイナ・メイの話を聞いた(今まで3度会いました)。更にスタッフ(龍瀧さん、クマちゃん、夫、のりちゃん)は3月25日〜27日沖縄の久高島で開かれたワークショップに参加しました。夫はとても楽しかったらしく、お客さまにスライドショーを見せて嬉しそうに解説しています。クマちゃんもブログに感想を書いています。私も行きたかったナ。 (齋藤弓子) |
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《 芹沢は今、梅の香りです。 》 ☆丘の上はちらりほらりお庭などに白やピンクそしてしだれ梅と1本、1本あるだけですが、谷に入るとあちこち梅林が残っていて、いい香りがします。でも古木が多いです。気温も少しずつ高くなり、散歩の楽しい季節になってきました。(でもカフンが....) 2月は1月にのんびりしすぎたせいか、最初から産後出血の搬送がありました。2度目のお産の方で1800ml位も出たので(一度止まっていたのが2時間後に再び出血)救急車で行きましたが、着いた時はもう止まっていて、貧血の治療をしていただいて翌日帰って来ました。入院中も一度熱を出したり、上の子が病気になったり、今回のお産は苦労が多かったようです。1ヶ月健診には元気な顔を見せてくれるといいです。(今回おっぱいのトラブルは無いようです) ☆2週目は自宅希望の方が3人いましたが、自宅で生まれた方は1人だけで、1人は血圧が高めで心音も一時180-200位もあったので助産院で産み、もう1人は破水して陣痛が来るまで時間があったので助産院で産みました。2人とも1泊2日で帰ったので、後4日間はスタッフが訪問しました。本人たちの予定とは違ったけれど、2人とも「助産院のお産も良かった」と言ってくれたのでホッとしました。 ☆3週目、とても元気そうな体の経産婦さんが陣痛で入院してきました。最初は落ちついていましたが、お風呂に入って順調にすすみ、赤ちゃんが降り出してきてから表情が変わりました。「陣痛が痛くなるのがこわい」と言って「こわいこわい」とちょっといっちゃいそうです。危ないのでお風呂からあがり、本人持ちのホメオパシーを飲んでもらったところ、一変。陣痛を受け入れフツーになって産むことが出来ました。とてもいいお産でした。最初のお産の後、ホメオパシーに出会い、いろいろお手当をしながらやっていたとのことで信頼関係があったのでしょう。うちのスタッフ達もこどもの手当てにホメオパシーを使ってる人がいるので、彼女が使った「レスキュー」を用意してもらうことにしました。 ☆4週目。入院は4人で皆元気。赤ちゃんも元気です。朝ご飯の時の「座談会」が楽しそうです。 ☆普段は山形に住んでいる夫の母が、1月の末から「避寒」に来ています。88才の誕生日は2月22日でした。出会ったころから日々の生活を大事にていねいに生きている人です。(何ごとも行き当たりばったりの嫁とは大違い。)助産院の子どもたちに「お茶」のおもてなしをしたり、絵本を読んであげたりしています。2月22日は盛大にお祝をしました。3月のはじめには帰るとのことで夫がまた時々山形へ行ってちょっとお手伝いをします。足がちょっと弱くなっているので遠出が出来ないので買い物等に車を出しています。 (齋藤弓子) |
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《 ひまだった1月。 》 ☆1月のお産は、1月11日から始まりました。10日以上も入院がなかったので、なんかのんびりしすぎてダレたのか太ってしまい、体が重いです。急に東京から里帰りで1月の末のお産の依頼を受けてびっくり。しかも初産。東京では助産院で産むつもりで病院にも行っていたけど、家業も忙しく、親元で産みたくなったと。ちょっと不思議な感じのする人で、海外のあっちこっち寝袋で旅をしたり、マクロビの勉強したりしていたということでした。お産はとても早く、ガンガン陣痛が来てとても辛そうでしたが、安産だったと思います。後で彼女は「とてもひとりでは産めなかった」「家で医療の手をかりずに夫婦で産むということも考えていた」と言っていました。助産婦は産婦さんに寄り添う仕事なので、彼女が自力でいろいろ頑張って産んだーという貴重な経験に加えて、私たちの「手」も感じてくれて良かったと思いました。お産を通して「人の手」(や耳や目や足を)の大切さを実感できると、子育ても広がってくるのではないでしょうか。彼女のお産も入れて、1月は10件のお産。月末の予定の人が2人、2月に持ち越しです。寒い日々が続いていますが、助産院にいる限りは暖かく、つい運動不足です。 (齋藤弓子) |
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