Re: 布留(畿内は倭人の国ではない)

投稿者[ 牛頭 ] 発言日時 [11月9日(土)22時16分39秒]

元の発言 [ Re: 布留(畿内は倭人の国ではない) ] お名前 [ ちょっと一服 ] 日付 [ 11月7日(木)23時07分20秒 ]

>> >> 代替わり10年説はどうでしょう?

>> おそらくは,いくつかの史料ともつきあわせた結果,状況証拠らしき印象が得られることから妥当とした手法ではないかと。

>> 次のサイトでは,「全く意味がない」とあります。

>> 邪馬台国とは何だろうか?/古代史雑論/古代の王、一代十年説
>> http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/2091/zatu/zaturon.html#yasumoto

イリヒコさんのページですね。
王朝が安定していた時期は長く、不安定な時期は短いと言うことでその時代背景を考慮しないでは無意味であると言っていますね。
これはその通りでしょう。

>> >> 細石器文化も縄文(ずっと)以前でよくわかりません。後で研究して見ます。

>> 下戸遺伝子の研究については,ちょっと猜疑もしています。m(_ _)m

日本国内の遺伝子についてはこれまで一般に言われてきたことと一致しているのではないでしょうか。

>> >> ではどうして中国、楽浪の産物が畿内の弥生遺跡からみつからないんですか?

>> さあ?

ここがすごく重要なポイントだと思うのですが? 倭は漢の時(AD57)に朝見以来幾度となく楽浪郡や帯方郡は訪れているはずです。
手ぶらで帰る事はないでしょう。そもそも朝見は中国の優れた文物が欲しいから行ったのではないでしょうか?

九州の弥生遺跡には中国製の鏡や楽浪土器も沢山見られますが畿内にはない。
少なくとも唐子・鍵遺跡の時代は楽浪郡や帯方郡に行っていないですね。
纏向の時代は鏡はともかく楽浪土器はない。

>> >> 畿内、丹後勢がぶったくられていたんですか?

>> 逆ですよ。半島からごっそり持ち出す線。

>> 神功皇后以降,半島から金銀御宝・馬などを,ごっそり持ち出すことが合法化されたのでしょう。

馬などは4世紀末くらいになってようやく馬を運べるくらいの大きさの船が作られたのではないでしょうか?
海運技術が進んだのでしょう。

>> >> 「布留」(神話)の話に戻すと
>> >> 紀記神話ははっきりと朝鮮の神話の借用であったと言う証拠のあるものもあるみたいですね。

>> 具体的には,どの話ですか。

>> >> 保食神の神話は朝鮮にあった神話の借用ではないでしょうか?

>> ただの語呂遊びとの説があり,以前,この種の化生神話は半島にはなかった,とかの投稿がありませんでしたっけ? 

以前の投稿については知りませんが、少なくとも朝鮮語を常用している人間にしか判らない遊びで
すから、借用でないとすると日本書紀は朝鮮人が書いた事になるのでしょうか?

>> >> その他の色々な神話も日本で起きた話ではなく朝鮮で起きたことの可能性があると考えてもいいのではないでしょうか?
>> >> 「布留御霊、布都御霊」は首露王伝説の投影ではないかと言うのがますます現実性を帯びてきました。

>> まず,「フル」「フツ」は日本語であろう,と押さえた上でないと,意味がないです。

>> 韓鋤剣と呼ばれるものについては元々は韓国製と考えられますが,日本における生産を視野におくなら,おそらくは河川上流に生産基地があり,すぐれた国産の刀剣を量産していたものでしょう。

日本製だとした場合、ニギハヤヒの時代の剣の産地は具体的に何所だったのでしょう?
高温を発生させなければ鉄の加工は出来ませんが何時頃のことでしょう?
3世紀くらいではまだ日本は鉄の加工は叩いて 伸ばす、折り曲げる程度じゃなかったかと。

>> 「フル」「フツ」については,
>> 土橋寛著『日本語に探る古代信仰』(中公新書)参照。第107頁など。

>> この書籍は必読です。

図書館で探して見ましょう。

>> >> 大和王朝の権力者達は遠い昔外国から来たと言う記憶があってそれを降臨神話の形で書き記したのではないでしょうか?

>> その場合,「定説」では北方系神話と言われたわけですが,実は南方系の可能性がある,ということになりますね。倭族とすればですが。

>> しかも新羅神話では,もと倭人であるという瓢公という人物が始祖伝承に絡むわけです。勘ぐるならば,倭人の血を引く可能性がある,ということになりませんか。

>> どういうことかと言うと,半島から倭国に降臨したとしても,血縁・出戻りかもしれない,とか勘ぐっちゃいますね。

雲南あたりから揚子江を下って上海から海を渡って来た同族の可能性は否定しません。
越人と倭人は同じだという意見もあるようです。
東夷伝にも南韓は倭人と共通する事が多いような書き方がされていますから。

ただそれ(出戻り)は4世紀末くらいの事で3世紀に畿内に下戸遺伝子をもたらしたのは高句麗であると。
要するに降臨は一度だけではないのだと思います。順序は前後しますが北朝鮮、韓国で出雲で畿内で何度もあった。

>> アイヌ神話ふうのものが基層にあるとすれば,また見方が変わるでしょう。

アイヌ語は語彙に似たものがあってもネパール語ほどの共通性はないそうです。
文法も違うようだし。
縄文人の後裔であったかどうかもまだはっきりしない訳でしょう?

>> >> 天孫族が首露王と血縁があるのか神話だけの借用かどちらかであると思います。

>> 新羅神話もどうぞ。

赫居世ですか。降臨神話はいずれにしろ別の国からやってきてその国を支配するようになった事を示しているのでしょう。




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