元の発言 [ Re: タミル語に関して ] お名前 [ 牛頭天王 ] 日付 [ 8月2日(金)23時17分13秒 ]
>>影響とクレオールは違うものでしょう。
>>韓国は日本に40数年に渡って日本の支配を受けた結果日本語の語彙が韓国語の中に沢山入り込んでいますが韓国語に変りはありません。
一年半ほど前「朝鮮語には多数の漢語が入り込み中国語と殆ど変わらない」と言って、私に「バカも休み休み言え」と怒鳴られたのはどなたでしたっけ? (^ヘ^)
>> >> @お互いの言語をよく知らない者が混住し日常的に接触しなければ生活出来ない環境にあり
>> >> Aそれが何世代にも亘って続き
>> >> Bしかも教育制度がなく「正しいA語」「正しいB語」などというマニュアルがない
>> >> そういう条件下でクレオールは発生します。
>> 私はさらにその地域が隔絶された環境になっている事が必要であると考えます。
それを書き落としていました。m(_ _)m
あれから少しは言語について勉強なさったようですね。(^ヘ^)
いずれにせよ、7世紀以降の東北地方がそういう環境にあったことに変わりありません。
>>東北方言のどのあたりがクレオールなんでしょう?
クレオールの特徴は、元になった言語の角が取れ、「意思を伝達する」という言語の必要最小限の機能に特化していることにあります。
統語的には、用言の活用、時制、統語的なアスペクト・ボイス・ムード等がないかあっても簡略、前置詞・後置詞の簡略化、冠詞・名詞の性や単複の区別がない、従って孤立語型の統語形態を示す、等
語用論的には、男言葉と女言葉の区別、待遇表現等がないかあっても簡略、等
音韻的には、元の単語の語幹部だけがのこり、終声などの無声子音が排除され、従って開音説言語に近くなる、等
これらはあれば便利かもしれませんが、なくても意思の伝達には差し支えないのであり、「とにかく意味さえ通じればいい」というピジン語が母語化したものであるクレオールなら当然といえます。
もちろん、これは理念型であり、実際に発見されているクレオールは元になった二つの言語の個別事情により、もう少し複雑な形態をしめします。
さて、東北方言を見れば、用言の活用が簡略、助詞体系が簡略でしかも省略が頻繁、男言葉と女言葉の区別がなく、待遇表現が簡単、母音の無声化が殆ど起こらない、など上に挙げた多くの特徴を示しています。
もちろん、現代の東北方言は明治以来の義務教育の普及や、戦後のマスコミの発達により標準日本語に近づいており、今ではこれらの特徴は殆ど消滅しかかっています。それは何千年にも亘って本土日本語とは異なる独自の発展をしてきた琉球語(沖縄方言)が消滅しかかっているのと同じです。
しかし、古老などの話す純粋に近い東北方言を聞けば、ある程度標準語教育が普及する以前の東北方言の姿が再現できると思います。
だだ、前に述べたようにこれはあくまで仮説であり、現段階においては具体的なに検証作業をしておらず、また私は現在検証出来る環境にはありません。
従って、現段階でこの仮説についてあれやこれや議論しても始まらないのであり、単なる可能性として示唆するにとどめておきます。
これでこの仮説についての議論は終わり m(_ _)m
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