おばね郷土料理＜芋煮＞

●●●　秋の郷土料理（１）　●●●

＜芋煮＞

　山形県の代表的な秋の風物ともなった芋煮は、中に入れる具や、調味料の違いで里がわかるほど、様々な味があります。主に、山形、村山の内陸地方ではあっさりした醤油の味付けが多く、鶴岡、酒田の庄内地方では、味噌味が主流です。使う食材も牛肉の美味しい米沢や尾花沢は、贅沢に和牛の肉をダシにつかったりしますが、豚肉でも美味しい芋煮ができます。
　尾花沢でもこの時期には、土地で取れた野菜と、大きな鍋を担いで、家族や仲間と河原に出かけます。暖かな日差しの下、美味しい空気と水と、稔の秋の食材をいただき、大自然に感謝の気持ちを忘れずに、皆で芋煮を楽しみます。

●作り方

ごぼうは軽くむいて乱切りに切り、水に浸して灰汁を抜いておく。
里芋は、皮をむいて水に浸しておく。
ニンジン、ネギは洗って大き目に切っておく。
大き目の鍋で牛肉（又は豚肉）を油を少々入れて軽く炒める。
里芋、きのこ、ごぼう、ニンジンを加え入れ、材料が隠れる位たっぷり水を入れる。
酒、砂糖を少々、半分の量の醤油を加え中火で煮込みます。
煮込んでいる間、肉から出る灰汁をこまめに取り除く。
灰汁が出なくなったらこんにゃくを食べやすい大きさに手でちぎって入れ、ネギを加えをる。
ネギを加えを入れる。
時々かき混ぜながら、20分位して煮込んだら、味をみながら残りの醤油を入れる。
芋が柔らかくなったら食べられるが、少し煮込むことでコクのある芋煮になります。

●材料（４人分）

●材料	分量
里芋	中１０～１５個（約１kg）
ごぼう	中１本
にんじん	中１本
ねぎ	中３本
きのこ	中７～８個
牛肉	バラ肉（約300g）
平こんにゃく	１枚
砂糖、醤油、酒	少々

●屋外での芋煮の美味しい食べ方

屋外で芋煮を作る時、灰やススなどが鍋に入りますが、肉の灰汁を取るくらいにして余り気にせず、薬味と思っておおらかに作りましょう。
芋煮を煮込んでいる間、アルミフォイルに包んださつま芋などを焚き火の中に仕込んでおくと、芋煮を食べ終えた後美味い焼き芋が出来ます。是非、試してみてください。

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