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本格的な夏を前に夏バテの仕組みを理解して、体の中から夏バテを予防し家族みんなで元気に夏のを楽しみましょう。

(井上あけみ/栄養士)


■ 1日3食、時間を決めて食べる
規則正しい食生活こそ夏バテ防止の基本です。だらだら食べをしないで1日のリズムをしっかりもち、食事時間を決めて食べましょう。特に朝食は主食とおかずをしっかりとるようにしましょう。
■たんぱく質とビタミン類をしっかりとる
暑い時、そう麺などで簡単にすましていませんか?夏は汗と一緒にビタミンB1、B2、Cが流れ出ています。水分だけでなく夏野菜のどでたっぷり補給しましょう。もちろんパワーをつけるためには、タンパク質(卵、肉、魚、大豆製品)も欠かせません。
■ 炭酸飲料水やジュースなどで砂糖をとりすぎない
シュワーと美味しい炭酸飲料水も、1缶(350ml)あたり30〜40g(角砂糖7〜8個分)の砂糖が入っています。1日の砂糖量は20g以下が適当です。砂糖のとりすぎはカルシウム不足になりやすく、骨や歯が弱くなります。ビタミンB1も不足がちになり体がだるくなったりもします。夏は十分注意しましょう。
例)できれば牛乳、麦茶など砂糖の入っていないものを飲むようにする。
■ 夏野菜(緑黄色野菜)をたっぷりとる
昔から「トマトが赤くなると医者が青くなる」とたとえられているようにトマトを食べると病気をしないといわれています。また、オクラのネバネバは滋養強壮の成分が含まれています。旬の食材料は昔から健康な食生活を送るうえでとても理にかなったものばかりです。
例)トマト、キュウリ、茄子、カボチャ、オクラ、ピーマン、いんげんなどをサラダや煮物、カレー、スパゲティなどに活用してたっぷりビタミンをとりましょう。 <夏野菜のおかず>
■香味野菜や香辛料をじょうずに使う
カレー粉やキムチの素、唐辛子粉を料理につかって夏場の食欲を促しましょう。また、しそ、しょうが、みょうが、ニンニクなど香味野菜を上手に使うと栄養もあり夏バテ防止効果満点です。
例)疲労回復にはビタミンB1が必要ですが、豚肉のビタミンB1とニンニクのアリシンが結びついて働きを更に高めるので、普通に焼肉をするより、ニンニクと一緒に焼いた方がより良いのです。  <肉魚のおかず>


夏バテの原因 ・ 目次 ・ おススメ献立 ・ おばねの郷土料理

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