シリーズのファンですので一応は押さえておこうと見に行きました。テレビ版は好きなんですが、どうも映画版はサイズの差から来る製作の方法論の違いからか好きになれないものが多くて。
そうしたわがままなファンの視点から見ると手堅くまとまっている印象を受けました。7年後という設定がすでに冒険であるせいか、他のところでは割とおとなしめ。見る側にとってはほとんど異世界の冒険であるため、わかりやすさに力が注がれていたようです。お馴染みのやりとりは健在でもそこには確かに7年の月日が流れている、という。
シナリオはブランクをうまく活用していました。しかし、ビジュアルの方はあまりにも残酷な事実を見せつけられたように感じます。舘ひろしはまだしも柴田恭平のアップは以前を知る者ほど辛すぎます。「セクシー大下」の名には哀愁さえ漂っているような。
やはり同窓会に出席するような作品、でしょうね。久々に会っても変わっていないことに安心したりもすれば、初恋のあの人に会って切ない気持ちになったりするような。
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