ほんの些細な接触が人生を大きく歪めていく。たかが車線変更。されど車線変更。本作はまさにそんな内容。
明らかな回避要素がない限りサミュエル中毒の人間が見ない訳にもいきません、ということで見てきました。
主人公の次の行動が予測しにくいため、新しい行動を起こした時に鳴り始める、いかにもなBGMが見ている側の不安を煽るようでいい感じです。うまく鼓動を操られているようで。
本作には決定的な悪役がいないために爽快感はそれほどありません。社会的な問題と単純な善悪だけでは割り切れない問題を抱えているからな訳ですが。娯楽映画として見に行くとちょっと厳しいかも。
この映画の教訓はやっぱり優柔不断は駄目ってことですかね。
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