<ガオレンジャー>
実は特撮モノの映画を見に行ったのは初めてだったりします。よって特撮ショー的なお約束(大きな声でガオレンジャーを呼ぼう! というようなもの)があるとは思いませんでした。
内容は映画らしいスペシャル番外編。テレビとのタイミングを考慮してか、いつ見ても問題ないような作りになっています。まぁ、メインターゲットである子供はそんなこと気にしないと思いますが。
それにしても相変わらずツッコミどころの多い作品です。
最初から最後までヒロインがへべれけに酔っぱらっていたり、ガオゴリラがいるのにガオコングが出てきたり、その合体した姿が格ゲーの2Pカラーのようだったり、映画のみ出演の脇役俳優が異常に棒読み口調だったり……。
あ、大丈夫。テレビ同様に楽しめそうです。今さらながら確信しました。
<アギト>
ガオレンジャーに比べてこちらは中途半端にテレビ(スペシャル含む)とリンクしています。そのおかげで時系列的には少しおかしなことに。ってやっぱり誰も気にしないと思いますけど。
映画だからなのか、いつにも増して意味不明の要素満載です。藤岡弘が友情出演してたり(無意味に濃いです)、アンノウンのデザインを出渕裕がやっていたり、その声優を鶴ひろみが担当していたり、とどういうサービスなのかさっぱりわかりません。
CMを見た方はご存じでしょうが、キャラクターたちが印象的なセリフを披露しています。で、そのセリフは劇中で使われているのですが、かなり強引な使われ方をしています。まるで無理矢理ねじ込んだかのように。
内容的には馬鹿おんな(G3を作った天才さま)のライバルが登場したり、尾室くんに出番があったり、氷川さんが相変わらず流されやすかったり、ギルツ君がピッコロ大魔王みたいだったり、ライバルがアンノウンに咀嚼されたりと見どころには事欠きません。
特に馬鹿おんなとライバルの悪口合戦は見物です。中野式罵詈雑言というのを思い出したのは私だけでしょうか。
しかし、北条さんにほとんど出番がないのは許せません。あれではまるで普通の人みたいじゃないですか。北条さんの魅力がまるで描かれていません。それだけが残念です。
最後にひとつ。劇中にないシーンをCMに入れるのはやめてください。いや、ホントに。
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