公開して間もないので非常に混雑していました。息苦しさを感じそうな空間で見るのもずいぶんと久しぶりです。
で、肝心の内容ですが、よく分からないなぁ、というのが率直な感想。この映画、最初から最後までツッコミどころが随所にあります。しかし、果たしてそれが制作サイドの意図通りのものなのか、そうでないのか、それさえも判断がつきかねるんですよ。
最後まで見終わっても私にはこの映画が何を言いたいのか、何を目指していたのか、今ひとつわかりませんでした。よってそこまでの経過についても同様なんですね。
スタッフロール後にこの映画をS.キューブリックに捧ぐ、とあったけれど天国で監督はこの出来に満足しているのでしょうか。私にはどうにもわかりません。
あげくにこれが感動映画らしいというのも、私を愕然とさせました。周囲からすすり泣きが聞こえてくる劇場でひたすら困惑していました。いや、ホントに。
唯一、感心したのは主演の少年の演技。瞼を閉じないんですよ。いくらロボットという設定だからって。インタビューによると訓練したら自由に調節出来るようになったとのこと。すごいですね。
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