129   ショコラ〜maid cafe curio”Re−order”〜(戯画)
 
 DVD版につきストーリーは省略。主にCD版との差異に重点を置いて書いていきます。CD版についてはそちらの項を参照のこと。
 
 基本的にはCD版と同一で秋島香奈子ショートストーリーが追加されて6090円(税込み)。ちょっと微妙な値段ながらも最もお気に入りのヒロインのショートストーリー付きとあっては回避する選択肢はありませんでした。ついで程度に予約特典(ショコラセイバー、「パルフェ〜ショコラsecond brew〜」販促デモ)の存在も後押しとなっていたり。
 
 現在のところ修整ファイルは公開されていませんが強制終了の罠が待ち構えています。CD版ではなかったものとして香奈子シナリオ終盤において前触れもなくバッサリと。対処方法としては演出の黒ストをオンにすればなぜか発生しません。
 
 システムは基本的に変化なし。ただし、CD版に用意されている修整ファイル(半分はバージョンアップ)の内容を含めてのものになっています。よってコンフィグ画面はちょっとばかり縦長に変更になりました。上でも書いた黒スト機能はオンオフが可能になってます。また、移動先選択画面においてそこにいるヒロインが表示されるようになりました。楽ができるようになった気もしますが100%信頼すると先に進めなくなったりすることもあるので頼り過ぎは危険です。
 足回りも変わっていません。ということは相変わらず既読未読を判別しないということで不便なのはそのまま。バックログの開始にホイールが対応していないのも同じ。他の要素はともかく、これくらいは改善してくれても良かったのではないでしょうか。
 意外といえば実に意外だったのがDVDレス起動が可能な点。戯画なので無理だろうと思っていただけに嬉しい誤算です。
 
 追加されたショートストーリーはその名称を裏切ることなくおよそ2時間程度。ほとんど唯一の追加要素なんですからもう少し分量が欲しかったような気がします。さすがに食い足りない印象は否めません。特に香奈子シナリオのトゥルーを迎えるまでお預けを食らっていた(つまりプレイ可能になるまで最低3周が必要)だけにそうした気持ちが強くなります。内容はまさに香奈子さんファン専用。それ以外はお断りなので好きなヒロインの一人、くらいの方は注意が必要かも知れません。
 
 追加されたCGはイベント用のみで差分を除いて5枚。ストーリーの量からすれば妥当かもしれませんが、やはり少ないように感じます。全く同じようなことを書くようですがもう少し欲しかったです。2年後のストーリーに対して立ちCGに変化がないことに目を瞑るならなおさらのこと。
 
 音楽は特に追加の曲はなし。キャスティングの変更も当然ありません。CD版と演技に差を感じることはありませんでした。
 
 まとめ。香奈子さんのために6090円くらい軽く出せる人が対象。過度の期待を抱かないことが条件。もちろん、CD版を未プレイの人は値段もお安いのでかなりオススメ。充分にリーズナブルと言えるかと。
 お気に入り:書くまでもなく秋島、いえ結城香奈子
 評点:80(CD版を買っていない人なら88)
 
 内容が内容なのでキャラ別感想はありません。


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