家庭用暖房機器は、冬のあいだお世話になったが来シーズンまでお役御免。しまう時に上手に手入れをしておけば、安全に長持ちさせることができる。
そこで、ストーブの機種別に専門家が勧める手入れのポイント。
■石油スト−ブ
- 燃料タンク一体式のものは、タンクを逆さにするなど、灯油を全部抜き取り、タンクにこみや水気が残らないようにする。
カ−トリッジ式は、油受け皿もきれいにする。
- ガラス芯を手入れする。芯に残っている灯油を一度点火して燃やし切る。
(から焼き)後、芯を下まで完全にさげる。
- 乾電池式は、必ず電池を取り外す。
- 掃除機などで耐震自動消火装置などの内部のほこりをきれいにとる。
- 消火装置は、正しく作動することを確認したうえで、消火装置が働いた状態にしておく。
- ポリ袋などで包み、ダンボ−ル箱に入れ、乾燥した場所に保管する。
■ガス・ストーブ
- バ−ナ−の空気取り入れ口など、内部のホコリをきれいにする。
- スト−ブのゴム管口から、ごみなどが入らないようにキャップでふたをする。
- 古いゴム管は取り替える。割れたスケルトンは交換する。
■ファンヒーター(石油・ガス機器)
- 電源プラグをコンセントから抜く。
- タンクから灯油を完全に抜きとる。エアフィルタ−も外してきれいにする。
- 空気取り入れ口と温風吹き出し口にたまったほこりをきれいに掃除する。
■FF式温風暖房機(ガス・石油機器)
- 電源プラグをコンセントから抜く。
- 空気取り入れ口と温風出口にたまったほこりをきれいにし、カバ−をかける。
- 固定式なので取り外さない方がよい。
=1997/05=