ふれあいの森リフレ走行
〜就職!! 研修先ママちゃり走行
〜
with 山形県小国町観光走行シリーズ
inマウンテンバイクのススメ
2000年4月15日。導入研修も終わり、実習も本格化してきた頃、会社のママちゃりでちょろっと走ってみました。 何しろ一面大自然なもので...
時間は全部かなりアバウトです。
(だいぶ後になって思い出しながら書いたのでひょっとしてフィクションも混ざっているかも?)
走行記
4月15日(土)
6時00
分
寝ていようと思ったのに、目覚ましが鳴り、起きる。しかし気分爽快。まだ旅行気分なのかな? さて、部屋でボーっとしていると、隣の部屋にいる同期のHくんが来た。 せっかくの休み。どっか行こうぜということで、女子寮に置いてある会社のママちゃりでブラブラしようということになった。小国探検だ。
10時10分
自転車を借りようと思い、同期の女子Sに連絡するとまだ寝ていた。
のんきなものだ。しょうがないので近くのスーパーで軽く休憩して、しばらく時間をおいて取りに行った。 物置にしまわれているママちゃりはオンボロでパンクはしている、ブレーキの利きは悪い、サドルも錆びついている、など今にも壊れそうな勢い。とりあえずパンクだけでも直すことにした。
11時25
分
町で唯一のディスカウントショップ「コメリ」に行きパンク修理キットとサドルをあげるためのスパナを買った。その当時は何とも思わなかったけど、今考えるとなかなか気合いが入っていると思う。 寮の前でパンクを直してサドルを調整し、何とか乗れるようにした。
12時00分
さて、それでは出発。目的地は...道路の看板に出ていた
「ふれあいの森・リフレ」
に決定。看板では17キロ(?)となっている。ちょっとしり込みするH君を「17キロなんてたいしたことないよ」とそそのかして走り始めた。天気も良く、快調に進む。
はじめからずーとよい眺めが続くのだから走り甲斐もあるというものだ。山と川と田んぼと畑と雪と僅かな民家と...
1時00分
H君とときたまおしゃべりしながらのんびりと進む。道はわずかに登りになっている。山に向かって走っているのだ。だんだん両脇の山が迫ってきて、川も狭く流れが急に、心なしか気温も下がってきた。道の両脇に雪もかなり積もっている。
しかし延々と同じ景色が続く。俺はそれがとっても気持ちよいのだが、H君はいい加減疲れてきたみたいだ。しかし行けども行けどもリフレらしきものは見えてこない。なんかこのまま山の麓まで行ってしまいそうだ。
1時20分
途中、携帯電話に電話がかかってきた、彼女から・・・だったらいいのだけど、親からだ。息子を心配してかけてきたらしい。そのとき車が数台通り過ぎていったのだが・・・。 さらにしばらく行くとようやくリフレの看板が道の脇に立つようになった。目的地はもうすぐだ。
1時40分
到着!! 看板の通り細い道を左に入っていくと、小屋が建っていて、その先に大きな本館があった。とりあえず、一休みしながら、周りを見回す。それにしても人気がないなぁ。シーンとしている。本館の前の車止めのところは雪がないけど、30メーター位離れた周囲は1メーターくらいの雪に埋まっている。小径を見つけて入っていったけど雪に埋まってしまって先まで行けなかった。さらに小川を見つけてちょっとブラブラした。さすがにもうする事もなく、外はとても寒いので本館の中に入ってみようということになった。
2時00分
人気のない建物に恐る恐る入るとさすがに中は暖かく、ホッとした。中はホテルのロビーのようになっていて、フロントもある。実際ホテルになっていた。ソファーでアイスを食べながらくつろぐ、温泉もありなかなか綺麗な建物でシーズン中は結構繁盛するそうだ。山も川も温泉もあるし。案外穴場だったりして。でも小国には来ないか。 おしゃべりをしたり、新聞を読んだりして、のんびりした。
3時00分
なんか、もう帰るのもかったるくなってしまって、このまま泊まっていこうかなんて冗談も言ったけど、そろそろ帰ることにする。帰りは下りなので楽なはずだ。 綺麗な建物の前に置いた場違いな古ぼけたママちゃりに乗り出発。ブラブラ、ぶらぶら、行きと同じにのんびり帰る。いや〜やっぱりサイクリングはいいねぇ、という感じ。
3時40分
見覚えのある道を通っていたのだけどそれもつまらないと思い、途中できたばかりの橋を見つけ渡ろうとしたのだけど、もし道に迷ったら最悪なのでやめることにした。あとで地図を見たらやっぱりそっちからも帰れそうだったのだけど、今の時期でも下手をすれば、遭難、凍死もあり得る土地柄なので安全策をとった。ちょっと残念。
4時20分
左右の山もほんの少しだけ遠くになり、遠くに電車の線路も見える。帰ってきた。なかなかのんびりしたサイクリングで友人と一緒だったこともありなかなかおもしろかった。
そして休み明け初めの勤務で...
「戸川君、あんな所で自転車に乗って何電話してたの?」 (注)勿論小国なまりバリバリで。
「へっ?ひょっとしてリフレに行く途中の雪に囲まれた道で見たんですか?」
(注)「あのとき誰もいなかったのに、何で知ってるんだ?」と思う俺
「ひょっとして、車で通りました?」
「そうだよ。あんなところまで自転車で行くなんて物好きなやつだなぁ」 (注)小国なまりバリバリ、方言も交えながら。
「いや〜。リフレまで行って来たんですよ〜」 (注)車なんて2台くらいしか通らなかったのに...なんて狭い町だ...
しかし、町の狭さと人の目にびっくりしながらも、その後地元ネタで会話は盛り上がった。今後数回自転車で走り回ることになるのだが、そのたびに次の日の会話は盛り上がるのだった....
今回のコースの見所
○リフレ○
今回は雪解け前で閑散としていたが、春や秋夏は登山・キャンプ・渓流つり・山菜取りなどでにぎわうようだ。施設も綺麗で立派。確か利用料もリーズナブルだったと思う。もちろん周りの自然は折り紙付き。ゆっくり温泉につかって酒を飲むのも良さそう。そういうのが好きな人には結構穴場だよ。
○コースすべて○
見渡す限りの大自然!! そして田舎の風景。
今回の反省点
○
田舎ではほんとにいつでも誰かに見られているので行動には注意!
○小国では4月でも雪がぱらついたり、積雪もだいぶ残っている。勿論朝夜は寒い。注意!!
今回の感想
友達と一緒に、しかもママちゃりだったせいか非常にのんびりと、それでいて楽しく走ることができた。、全体的に非常に満足な走行だった。 この休日で研修の休みも小国を楽しむことができる自信がついた。Hくんに感謝。
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