前日 横浜から東京へ
with 学生最後の夏記念旅行
inマウンテンバイクのススメ
1999年8月6日〜9日。学生最後の夏休み。友達と3人で車にMTBを乗せ岩手県雫石へ行って来ました。 旅行期間の半分以上はMTB走行でした。そのときの旅行の顛末と走行記です。
時間は全部かなりアバウトです。
走行記
8月5日
12時15分
旅行出発前日。
今日の深夜11時半に学校の前でみんなと待ち合わせだ。荷物は前日に学校の部室に置いてある。今日は最低限の荷物をもって、自転車で学校まで行くのだ。自転車はメンテナンスのために一昨日から横浜のMTBショップに預けてある。昼頃、横浜のMTBショップに着いた。
自転車を受け取る。簡単な振れ取りと、ブレーキ、ディレーラーの調整をしてもらった。調整はちゃんと出来ていたけど、後輪のリムがオイルでかなり汚れていたのが不満だ。まあ、安かったのでしょうがないか。
横浜東口の店を出て、そのまま国道15号に出る。走り初めてすぐ公園があったので入り、ベンチに座って日焼け止めを塗った。この季節に外を走ると海水浴をしたとき以上に腕や足を日焼けしてしまう。日焼け止めは必須なのだ。さて、15号はいつも東京へ行くときに使う道だ(もちろん自転車で)。走り慣れているので車道を軽快に進んでいく...はずだったのに。
12時30分
東神奈川を少し過ぎたあたりで突然のパンク。タイヤを見ると段ボール箱などに使うでっかいホチキスの弾が刺さっている。まただよ、最近、釘だとか針金とか、どうもパンクが多い。取りあえず弾を取ってどうしようか考える。パンク修理キットも、予備のチューブも持っていたが、よりによってインフレータが無い。昨日荷物と一緒に学校へ持っていってしまったのだ。自転車屋でもないかと少し押して歩いたけど当然というか、見つからない。ふとガススタンドが目に入った。そうか、空気はスタンドで入れてもらえるんだ。俺の自転車のチューブは車と同じシュレッダーバルブなのだ。さっそく近くにあったマンションの駐車場の片隅で修理する。ホチキスの弾によって穴が近くに隣り合って2カ所開いている。これからツーリングに行くことも考えて、安全策を採ってチューブを丸ごと交換することにする。実際その方がパンク修理するより簡単なのだ。後輪を自転車から外してタイヤをリムから外す。チューブを引っぱり出して、新しいチューブと交換した。タイヤをはめ直し、近くのガススタで空気を入れてもらう。これで終了。
走行中にパンクの修理をしたのはこれが初めてだったけど、案外簡単にすんだ。それでも、時間を食ってしまったし、何より、後輪が大きく振れて(回すと左右に大きく振れる)しまった。振れは簡単には直せない。まあ取りあえず普通に走れるのでこれで旅行には行くけど、これからの旅行のことを思うとちょっと心配になった。
13時00分
パンクも直り、快調に進む。後輪の振れのせいか、何となく尻が振れるような気がするがそれほど支障はない。これでこの道を通って東京へ行くのは何回目だろう? そのうち右手に大きなボーリングのピンが見える。後少しで鶴見だ。
鶴見を過ぎ、さらに進む。国道15号は交通量は多いけど、1号と比べてアップダウンはないし、道も広いところが多く走りやすい。鶴見を過ぎるとすぐに川崎市に入る。川崎にはいるともうすぐ多摩川だ。地図で見るとおり、川崎は南北には狭い。駅前の交差点を抜けるともう多摩川にかかる大橋が見えてくる。
13時30分
多摩川に架かる橋を渡る。左手にはたぶんJRか京急の鉄道橋が見える。景色を楽しみながらゆっくりとわたった。これで東京都に入った。まだまだ進む。ここから蒲田までが、この道で一番長く感じる区間だ。別に楽しむ景色もなく、ひたすら車道を走る。30分くらいかかり、やっと蒲田だ。
京急蒲田駅の脇を通る。踏切を渡りさらに進む。いつも通りだ。しかし、もう少しで大森駅に着くという交差点をわたるときに、それは起きたのだ。
14時10分
そのときは車道ではなく歩道を通っていた。横断歩道は青が点滅していた。左折車が続いているが当然進む。左折車を牽制しつつスピードを緩めながら渡り始めたときだ。白い営業車っぽいワゴンがつっこんできた。ブレーキをかけたらもろにぶつかる。あわててペダルを踏んだが間に合わなかった。後輪のあたりがもろにぶつかった、右足をよけて、腰を浮かす。「ガスン」と結構大きい音がして、腰が左に振られたが、なんとか転ばないで信号をわたりきった。相手のバンパーも当然傷ついたと思い、止まって見たが相手はそのまま走り去っていった。
14時15分
まったくむかつく!! 大森を過ぎてすぐ、寺だか神社だかがあったので境内で少し休んだ。自転車は何ともないみたい。どうやら後輪の後ろの方がぶつかっただけらしい。しかし、もう少しで転びそうだったし、ましてや真横からぶつかっていたら完全に轢かれていた。未だに心臓がバクバクいってる。点滅し始めた横断歩道を渡った俺も悪いが、あれほどの勢いで左折してくる車がもっと悪いと思う(自己中かもしれないが)。水を飲み、だいぶ落ち着いたところで出発した。
旅行に行く前に事故にあってはバカみたいだ。安全運転で行こう。
14時20分
品川駅を過ぎ、少し行くと15号ともお別れ。左に曲がり坂を上ると東京タワーのすぐそばを通る。そうすると国道1号だ。1号を東京方面へ進めばそのうち皇居の桜田門へ出る。いつも部活で走っている所だ。ここまで来ると学校はあとわずか。自然にペダルを踏む足にも力が入る。
15時00分
やっと学校に着いた。昼飯を買って部室に入る。さすがに、疲れた。暑いし、事故しそうにもなったし、パンクもしたし。いつもはこんな事ないのにな。
23時30分
あれから、部室や図書館、ファミレスで時間をつぶして、この時間になった。予定通り、学校前で友達と落ち合う。友達の車にはキャリアがついてすでに車に乗ってきた友人のMTBが載っていた。もう一人のMTBをキャリアに乗せ、俺のMTBは分解して輪行バックにしてトランクに入れる。
いよいよ、雫石へ向けて出発だ!!
今回のコースの見所
なし!!
(今回は移動を目的とした走行のため見所はありません)
今回の反省点
○インフレータ(空気入れ)とパンク修理キットは必須アイテム!!
○横断歩道は左右をよく見て渡りましょう。
今回の感想
旅行へ行く前からハプニング続出で、これからの旅行がより楽しみになりました。
学生最後の夏記念走行 in 岩手県雫石町
1日目 雫石〜田沢湖へ
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