しまたかのライカで行こう!

ライカ アクセサリー

近接撮影用アクセサリー

Summar (ズマール) 12cm(120mm) F4.5

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大抵の方にとっては,「え?ライツこんな引伸ばし用レンズがあったのか?」という感じではないでしょうか。 これ,本当はミクロ(マイクロ/マクロ)・ズマールと呼ばれる近接撮影用レンズなんです。

4x5(しのご)でイメージサークルの大きさを確認したわけではありませんが,6x4.5cm(ろくよんご)では十分使えます。

このように長焦点距離レンズはフランジバックが長く取れるため,いろいろな使い方ができて楽しいですね。そのうち撮影結果をアップしたいと思います。

(参考価格:US$50〜75, Nov2000)

Summar (ズマール) 80mm F4.5

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プリモフレックスに付いているピント合わせ用(ビュー・レンズ)のレンズの口径が32mmぐらいですから,それよりもまだ一回り小さなレンズです(マウント径28mm)。

中版の撮影用にと思って手に入れたのですが,焦点距離80mmだと,フランジが取れるボディーがなくて苦労します(笑)。ライツのベローズを介して接写用に使うしかないというところですか・・・。そもそもがそうやって使うためのレンズなんですからね。

(参考価格:US$120, Jan2002)

Summar (ズマール) 35mm F4.5

ズマール35mm.jpg (21049 バイト)

ご覧のとおり,マウント変換アダプターを2回かませて,やっとライカマウント(L39)になるぐらい小粒なレンズです。

撮影用にならないかなといろいろ思慮しているのですが,フランジが取れるボディを探すのは絶望的で,35mm版だと一眼レフの使用はまず無理でしょうね。

マウントも今の規格のものとは異なるため,アダプターの使用もままならないですし,レンズボードを切ってもらって引伸ばし用か何かとして使うしかないという感じです。

(参考価格:US$70, Jan2002)

Visoflex (ビゾフレックス) III [M用]

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ライカ使いの人たちが「ビゾ」と言ってるもので,ビゾさんをM型ライカにくっつけると,レンズを通した像が肉眼で直接見ることができます。近接撮影や長焦点レンズを使う場合には,ありがたいものですよ。

ビゾさんはなんだがものものしく見えますが,ボディとレンズの間にミラーが入っていて,レンズを通った像をすりガラス(フォーカシング・スクリーン)に投射しているだけのごく簡単なシステムです。

すりガラスに映った像を拡大したり直立正像にするためオプションとして,拡大レンズやペンタプリズムが付けられます。ローアングル撮影用に直立型になったものと,アイレベル撮影用にペンタプリズム型の2種類が用意されていて,簡単に取替えができるように設計されています。

Visoflex (ビゾフレックス) II [Lマウント用]

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こちらはバルナック型(スクリューマウント)用に造られたものです。Visoflex IIです。






露出計

ライカメーター III

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これはバルナック型のライカの軍艦部の奥行きとほぼ寸法が同じで,光を電気エネルギーに替えるセレンを用いて露光値測定の針を動かします。太陽電池付きの露出計と言えば分かりやすいかもしれません。

ライカメーターIIIに限ったことではありませんが,セレン式の露出計は自家発電しながら露出測定と露出値の表示を同時に行います。しかも電池(外部電源)は不要ですのでなかなかの優れものだと思います。

セレン式は指針の動きが鈍いとして,外部電源を使うcds方式に後進の座をゆずってしまいました。

現在セレン式の露出計は確かつくられていないと思います。元気のよさそうな中古に頼るしかないのは少し残念な気がします。

意外と広範囲の光を測定してしまいますので,針が振れだしたら余計な光線を手などでカットしながら露出を測ります。

MRメーター

MRメーター.jpg (42210 バイト)

こちらはcds方式の露出計でMR9(ないしは互換)の電池を1個必要とします。

同じような外見を持つ露出計に「MCタイプ」と呼ばれるものがあります。MCタイプは,ライカメーターIIIのところで説明したセレン式です。MCタイプのものは完動品が少なくなってしまったのが難点ですが,きちんと動くものならMCタイプの方がかっこ良いと思います。

MRタイプもMCタイプも,ライカM5とM6TTL以降のモデルを除くオーソドックスなM型ボディに取り付けられるよう設計されています。工作精度が良くホットシューに露出計を取り付ける際には,ボディのトップ(天板)を傷付けないよう,紙を挟みながら取り付け・取り外しをする人もいるぐらいです。

ファインダー

イマレクト+28mm用アダプター

Finder_28mm.jpg (26376 バイト)

なんだかラッパみたいな形をしてますね。写真左のいちばんくびれた金属部分にはねじが切ってあり,2つのパーツに分かれるようになっています。

分かれたパーツの左側は,35mmから135mmまでのファインダー・フレームが出るようになっていて,「イマレクト」ファインダーと呼ばれています。右側のパーツは,28mm用のフレームを出すためのレンズで,28mmレンズを使わない方には必要のないパーツです。

バルナック型ボディとそのレンズの時代に使われたファインダーですが,28mm用パーツを付けた状態では,バルナック型ライカ(ボディ)にレンズを付けた状態よりもはるかに大きく見え,なんとなくバランスが悪い格好になります。28mmレンズがまたとっても薄いですからね。

ライツ 21mm用 外付けファインダー

Finder_21mm.jpg (19338 バイト)

はい。なんの変哲もない21mmファインダーです。

21mm用ファインダーは,スーパーアンギュロンに使うためのものです。

実際使うのかと言われると,ちょっと困ってしまいます。何故かと言うと,M型ライカで使う広角レンズの上限を28mmまでとしているからです。 21mmといった超広角レンズを使う場合,[1]パース(奥行き感)を活かした表現を試みる,[2]限られた空間で建築物などを撮影する ,のいずれかのケースをこなしたい場合が殆どかと思います。

このファインダーを通して見たパースの感じは,実際に写る画像と違うように思います。 また建築物撮影など厳密に垂直・水平を決めたい場合ですと,えらい湾曲した光景に見えます。 言ってみれば写る範囲が「だいたい」示されるだけのファインダーで,上記[1],[2]のいずれの用途にも十分で無いというのが私見です。

24mmぐらいから広角は,一眼レフに任せた方が無難ではないかと思います。

ライツ 35mm用 外付けファインダー

Finder_35mm.jpg (22328 バイト)

「バルナックにこのファインダーとズミクロン35mm(スクリューマウント)を付けているのはイヤミ」とある有名カメラマンが某紙に投稿されてましたね(笑)。きっと私のことを言っているんでしょうが,ぜんぜん気にしません。だってやっぱり,すごいすっきりさわやかに見えるんだもの,このファインダー。

ライツ 90mm用 外付けファインダー

Finder_90mm.jpg (27752 バイト)

21mmなどの広角用外付けファインダーの使用に関しては,あまり利用価値を見出しきれない私ですが,望遠用外付けファインダーに関しては逆に恩恵に預かっていたりします。

イマレクト・ファインダーなどのズーム・ファインダーが比較の基準になっているだけの話かもしれません。 イマレクト・ファインダーは画角を示す窓がレンズの画角に応じて大きくなったり小さくなったりします。望遠レンズ(長焦点レンズ)は画角が小さいので,それに合わせてファインダーの窓も小さくなっていきます。馬につけるブリンカー,いや写真ですから紙焼き用のイーゼルを思い浮かべてもらえば良いでしょうか。 イマレクトでカバーする最も広い画角は35mmです。ここを基準として90mmの画角まで目隠しを狭めるとどのくらいストレスになるかご想像いただけると思います ( あれやこれやと 装着レンズの画角を示すブライト・フレームが出てくるM型ライカのファインダーも実は同じようなストレスを与えていると思います)。

イマレクトや0.58倍とか0.72倍のファインダーを持つM型ライカをお使いの方で,90mmや135mmのレンズを多用される方,騙されたと思って一度この素通しファインダーを覗いてみて下さい。きっと世界が変わりますよ。

距離計(レンジ・ファインダー)とフレームの間を目が行き来するのはもちろんのこと,ただでさえ画角が狭いレンズで厳密なフレーミングを要する場合のパララックス補正を忘れないようにしなければならないデメリットがあるのは言うまでもありませんが。

暗室関連用品

Varob 5cm F3.5

varob.jpg (21854 バイト)

どこかで見たことがあるような・・・。そうです,これは撮影用レンズのエルマーと瓜二つの引伸ばし用レンズなんです。VAROY II(引伸ばし機)用に,引伸ばし用エルマー50mmというのがこのレンズとは別に存在します。

このVarobレンズの製造番号から察するに,引伸ばし用エルマーたちよりかなりな先輩みたいですね。

(参考価格:US$107, Oct 2001)

No 292137

Focotar (フォコター) 50mm/F4.5

focotar.jpg (28321 バイト)

何の変哲もないただのフォコターです。すっかり高くなってしまいました。





Focotar (フォコター) 40mm

これはもともと,引伸ばし機にセットで付いているレンズなんですね〜。

エルマー50mm用フード(引伸ばし用)

food_for_enlarge.jpg (16839 バイト)

かぶせ式フード(A36)です。「なんでこんなに肉厚なのか? 」 ごもっともな疑問です。

実はこのフードは,エルマー50mmを引伸ばし用レンズとして使うためにつくられたパーツなんです。

暗いところでも絞り値が分かりやすいよう,絞り目盛りがフードの外から読めるようになっていること,またフードにある絞り目盛りを変えると,レンズ本体の絞りが連動するようになっているなど,多少からくりが複雑になっているんですね。

フィールドで持ち運ぶことを前提にしていないわけですが,エルマーの絞りが 「くりくり」 と 変えられる点や,深めのフードでハレ切りの効果絶大ということで,撮影用に使われている方もいらっしゃいます (大きくなるので,私はちょいと勘弁って感じです)。

撮影補助機材

Leitz Film Cannister ライツ・フィルムパトローネ

leicafilmcan.jpg (38564 バイト)

バルナック型ライカ用のフィルム用マガジン(パトローネ)で,マガジン本体は真鍮製,ケースはアルミ製です。ほんものはどれもマガジンの底にLeitzの刻印がされています。

100ftのロールフィルムを除き,現在市販されている35mm判フィルムは全てパトローネに装備された状態ですが,これらのパトローネと比べると少しだけ背が高く,バルナック型ボディに装てんすうると裏蓋がぎりぎり閉まり中でカタカタと鳴ることがないようになっています。

IIIf(前期角なし)以前のボディを使っていて,パーフォレーションに画像がかぶってしまう・・・などという方は,こちらの専用パトローネを試すと少しは効果があるようです。

中古カメラショップで時々見かけるものですが,程度が悪いものを入手してしまうと,せっかく撮影したフィルムにキズがついてしまいます。古いものなのであまり選択の余地がありませんし,使ってみるまで分からないところが難点ですが・・・。

フィルムカッター

Leitz Film Cutter Chrome別にこんなもの必要ないと思います。ナイフはすぐ紛失するし,テンプレートに沿ってフィルムをカットしようとしても,そうすいすいとは切れないし(私が不器用なのかな・・・)。とにかく高すぎますね。

テンプレートがどっかにいってしまったので,現在家宅捜索中(笑)です。

写真のナイフはクロームですが,真鍮製のものもあります。 テンプレートもしっぽの長いタイプと,角型のものと2種類あります。角型ものもは純正ではなく,3rd Partyというか国産っぽいです。

フード

ITDOO

summ50_suma35.jpg (15027 バイト)

IROOAのコードで親しまれているものと同じように見えますが,よく探すとズマロン35mm/F2.8とズミクロン50mm/F2とで兼用できる少し深めのものがあります。

12522

OLLUX初代ズミルックス35mm (製造番号:2166701より若い番号)用のフードです。 通称名OLLUXとも呼ばれています。

ズミルックス35mmの発表に合わせ1960年から販売開始とされています。 レンズ本体の先にある2つの小さなくぼみにカチリとはめ込みます。外す場合は,レンズに対しフードを回転させるとノッチが自然と浮きあがるようになっています。

このズマリット50mm用のフードは焼き付け塗装など手の込んだ造りをしているため高価で有名なフードの一つですが,こちらのフードはさほど手が込んでいない割には高価な人泣かせなフードです。

プラスチック製のものもありますが,金属製のものを探すのは少々難儀な時代になってしまいました。 初代ズミルックス35mmを将来買うかも知れない(いや,絶対買わないと言い切れない)方でこのフードを見かけたらなるべく早めにゲットしておかれると良いフードの一つかも知れません。

12575(N)

12575N90mmエルマー(トリプレット・タイプ含む),90mmエルマリット(テレ/ファット・タイプ含む前期シルバー・クローム・タイプ),135mm エルマー/ヘクトール用のフードで 通称 IUFOO とされています。

最初期型12575は,細いクロームの帯のところに「Elmar 9cm Hektor 13.5cm」とエングレーブされています。 後期型12575Nには,「1:4.5/135, 1:4/135, 1:2.8/90, 1:4/90」のエングレーブがあります。 最終型はシルバー・クロームの帯がなく全てブラック・クローム仕上げとなっているそうです(あまり見かけませんが)。

90mm エルマリート F2.8 (テレ/ファット・タイプでない長焦点型)は,順光では密度の高い独特のトーンを誇る一方,逆光ではフレアーが出てエッジの溶けた柔らかい描写となります。 このあたりのクセを楽しめるかどうかがLeitz使いの分かれ目となるわけですが,このフードはぜひとも付けておきたいものです。

12514

12514PAクルタゴン-R 35mm/F4と マクロ・エルマリート-R 60mm/F2.8 というちょっと変わった組合せのレンズ用フードです。

シリーズ8 (Serie VIII)フィルターを落とし込んだ時にフィルターが回転できるよう,Rライカ用フードのご多分にもれず,フィルター回転用のノブが付いています。

マクロ・エルマリート 60mm は,一昔前のマクロ・レンズですから一枚目のレンズが鏡胴の深いところに位置しており,敢えてフードを付ける必要があるのかな・・・という気がします。 強いて言えばPLや色温度変換フィルターを使うためのものという感じが拭えません。

このフードもいざ探してみるとすぐには見つからなかったりします・・・。 中古レンズを買う場合は,多少高くなってもフード付きのものを求める方が無難という鉄則(?)を思い出せてくれるフードですね。マクロ・エルマリート R 60mmが良いレンズなのでなおさらです。

外付け セルフタイマー(バルナック用)

OSBLO(Lマウント用リア・キャップ)

osblo.jpg (40861 バイト)

プラスチック(正確にはベークライト)でできたリアキャップの真中に凹レンズが付いてます。これを90mmレンズのエルマーなんかに付けて覗くとx6の望遠鏡に早替わり。エルマーあたりの50mmに付けると,x3.5の倍率になり便利です。覗きながらヘリコイドを回すと,ちゃんと焦点調節ができます。ここまで集めだすと本当に病気ですね。スクリュー・マウント用のものしかなかったと思います。リバイバル・ブームに乗って,「Vブランド」でM用のものが発売される日もきっと近いことでしょう(笑)。

A36 - E39mm 変換アダプター

A36-E39 adoptorE39mmのフィルターを,A36サイズのレンズ枠にかぶせて使うためのアダプターです。

「へ?それだけ?」 あ,どうもすみません。それだけです。

A36 (かぶせ式)は,Lマウントのレンズに多く,エルマー / ズマール / ヘクトールの5cm御三家, ズマロン35mm/F3.5などなど・・・これ一つあればかなりつぶしがききます。 でも最近は,E39mmフィルターで色付きとなると特注品になってしまうので,あんまり意味ないですかね・・・。

E.Leitz N.Y. はフィルター類をいろいろつくってましたが,当時はMマウントとLマウントのレンズが入り乱れて製造された時期でもあり,きっと重宝されたアクセサリーの一つなんでしょうね。

フィルター 39mm

UVa_39mm.gif (91266 バイト)

どこにでもあるただの39mmφのUV(a)フィルターです。

現行品にも白枠(と言ってもシルバーですが)と黒枠の2種類があります。買う場合には,どちらかきちんと指定しましょう。

黒枠を指定して中身を確認せずに家に戻って開封したら,白枠が入っていた・・・という苦い経験があります。 ライカ社の問題ではなく,販売店の渡し間違いというだけの話です。 お店が忙しい時に「中まで見せて」というのはどうしても気が引けるものですが,誰にでも取り違いは起こるものです。店を出たらすぐにでも開封して中身の確認をしましょうね (中古扱いになったらもっと気分悪いでしょうから)。


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アクセスカウンター Valid XHTML 1.1 最終更新日:2012年1月8日


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