中判で行こう

センチュリーグラフィック

トリオプター付き

とうとうゲットしてしまいました。う〜ん。かっこいいですねぇ。このカメラ。

フィルムバックの取り付けは，グラフレックス規格（G規格）になっていて，2 1/4 x 3 1/4，つまり6x9 (6cmx9cm：ろくきゅう) サイズのシート・フィルム・ホルダーを使うことが標準になっています。レンズはTrioptarが付いてます。

あいにく昨今では6x9サイズのシート・フィルムは手に入りません。あるのは，ブローニー・フィルムという紙巻ロールになったフィルムで (大きなカメラ屋さんに行けば「120」とか「220」と書かれたフィルムを見ると思いますがアレがそうです），このブローニー・フィルムを後で紹介するロール・フィルム・バッグに詰めて使うしかありません。

このカメラについて米国の売主と価格等の交渉を行った際，「6x9用ロールフィルム・バックを付けてあげますよ。ほれ，これがその写真です。」と画像まで送ってもらい めでたく交渉成立したのでした。 ところが実際に米国から届いた荷物を開けると，見事！バックは破壊されてました・・・。巻き上げレバーを無理に回しレバーが折れていたのです （税関さんお願いします，もう少し丁寧に扱って下さい）。

距離計付き

これは２代目（２台目とも書きますが）。レンジファインダー付です。

2x3 RBシリーズ Bグラフレックス

このお弁当箱のように見えるのは元祖（？）一眼レフです。なんと大正12年から昭和17年までに作られたという，ちょっとした博物館ものカメラです。

取っ手のついた上蓋をあけると，この次の写真のとおり，レンズとピントグラスをのぞくためのフードが繰り出てきます。

シャッターは布幕フォーカルプレーンシャッターになっていて，シャッタースピードは，写真上に見えているダイヤル２つ(スピード用とテンション用）の組み合わせで行います。1/10秒〜1/1000秒が使えます。

フィルムバックは，縦横回転させられるようになっているいわゆるリボルビング・バックになっていてカメラボディを回転させなくても，縦横位置の撮影が可能になっています（こんなでかいボディを回転させられるか！って？まぁまぁ・・・）。

レンズはこれまた私の大好きな 「Ektar」(エクター) 127mm/F4.5がついてます。でもオリジナルは確か"Kodak Anastigmat"のはずです。Ektarが付いているということは，ちょっとだけ近代的に作られたカメラというわけです。

あ〜，でもKodak Anastigmatの写りも見てみたい・・・。「どこそこに行けばオリジナルのKodak Anastigmat付が見れるよ」という報告を，このサイトをお楽しみの皆さんからお待ちしております。

グラフレックス規格のカットシートフィルムホルダー５ヶと純正のパック用ホルダー２ヶが付いてきました。写真ではわからないと思いますが，どれも美品です。

センチュリー・グラフィック用 フィルム・バッグ

6x6用ロールフィルムバック（"22" Graphic)

グラフレックス規格のフィルムバックはいろいろな種類があります（下記参照）。

上のカメラに付属していたバックが破損していたのと，自宅の引伸ばし機は6x6までしか扱えないことを考慮し，6x6判を別途買い求めたのでした・・・。

え？なんで，6x9を撮るためのカメラに6x6判を付けるのかって？ ごもっともです(笑)。

6x7用ロールフィルムバック(RH-10)

6切や4切サイズの印画紙は，そもそもが4x5(しのご)サイズに合わされたものです。フィルム・フォーマットの縦横比率が4:5に近いほど，印画紙に対してフィルムに捉えられた画像が有効活用できるということです。

ロール・フィルムを使う中判の場合，この6x7(6cmx7cm:ろくなな)か6x8(6cmx8cm:ろくはち)あたりがこの4:5の比率に最も近く，印画紙をムダにしなくてすむので助かるというわけです。

この6x7用フィルム・バッグは2台ゲットしたのですが，あいにく1台は巻き上げレバーを引き戻すためのバネ（？）が壊れてしまっております。いまどき流通してるもので完動品を探すのは難しいのかもしれませんね。

6x9用ロールフィルムバック("23" Graphic)

これで本来の6x9サイズが使えるようになります。 ん？しかし引伸ばし機はどうするんだろう・・・。

フィルムバッグの型名とサイズ一覧

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