『嫌だ…大きい……っ』
ゆっくりと、とてもゆっくりと膣内に押し込まれる男性器に佳奈美の身体がびくっと震えた。
【絶頂してもバレなければセーフ10分間耐久チャレンジ】等と言うふざけたイベントを大学の悪友から聞いた時には嘘かと思ったが、実際にテーブルの上に100万円の束が置かれた状態に佳奈美は正直飲まれてしまう。いやそもそも状況がおかしい。何台ものカメラが設置されているのはラブホテルではなくて割合広いマンションの一室で、そして所謂竿役のイケメン以外にも撮影スタッフが何人もいる。もしかしなくてもAV撮影ではなかろうかと思い踵を返したかったが、だが例の悪友と一緒にたった一晩ホストクラブで酔い潰れてしまった結果の洒落にならない借金を抱えてしまった佳奈美にとっては百万円は喉から手が出る程に欲しかった。
それに、今まで絶頂を体験した事のない佳奈美にとっては魅力的だったのも否めない。
ベッドの上で四方からカメラに撮影されながら、後ろ手に引かれながら佳奈美の膣に男のモノが捩じ込まれていく。前戯はない。当然である。たった十分間しかない制限時間を前戯に割くのは馬鹿だろう。代わりに、佳奈美と男の性器にはたっぷりとローションが垂らされており、挿入が困難ではない。何人もの男達の前で、カメラの前で、全裸を晒しながら背後から貫かれる佳奈美の乳房がぶるんと揺れる。絶頂判断は竿役の男がすればいいだけの話だがそれでは虚偽報告の可能性もあるとの話は胡散臭く、つまりはカメラはビデオ判定みたいなものだろうか。
だが佳奈美は知らない。このチャレンジがインターネット配信をされている密かな人気コンテンツである事を。そして何十人もの女性の痴態を、十分間耐久をクリア出来なかったその末路を延々と流され続けるものである事を。ローションがただの潤滑液でなく、かなり強烈な媚薬が溶け込んでいる事を。
先刻から膣内の奇妙な熱さを感じ、はぁっと息をつく佳奈美の乳首がこりこりと硬くしこり、むず痒い感覚に全身をくねらせたくなってくる。媚薬の存在を知らない娘は、それがカメラや男達の前での羞恥心によるものなのか、自分を征服しようとする猛々しい性器によるものなのかが判らない。ずぶずぶと焦らす様に押し込まれていく性器の幹の僅かな凹凸すら味わってしまう切なくもどかしい感覚に、娘は仰け反る。まだ一突きすらしていないのに全身がぴりぴりと敏感になっていて、手首を掴んでいる男の手の力強さにすら欲情している気がした。
もしかしたら絶頂を覚えてしまうかもしれない。
それは借金を考えれば絶望的な結果だったが、佳奈美はそれを望み始めていた。期待している。愛撫すらなしで男に滅茶苦茶に犯されて絶頂を覚える事を。
「んふ……ぅぅぅ……っ」
全身を薄桃色に上気させる娘の柔肌に汗が滲み、たっぷりとローションを注がれている結合部からは膣内に挿入されていく擂粉木の様な荒々しい極太の性器に押し出された粘液がどろりと溢れ出す。だが媚薬により促されている佳奈美の様々な欲望は既に牝としての発散を求めて止められない領域にまで達してしまっていた。露出性癖が密かにあるかもしれない。男達のにやにやと蔑む様な視線が絡み付いてくる。わざわざ設置されている何台ものモニターには様々な角度から男に貫かれている佳奈美の恥辱の姿を映し出していた…配信されている事はまだ知らないが、自分が男達の目にどう映っているのかを知るには十分だった。いやらしい。まるでAVの様に、嫌がりもしないで、喘いでる。
ずん、と膣奥を男の巨大な傘の切っ先で突き上げられた瞬間、汗に濡れた全身を仰け反らせ豊かな乳房を強調するかの様に大きく仰け反り、佳奈美は喘ぐ。気持ちいい。とっても、気持ちいい。でもまだ一突き。たった一突き。あと何分残っているのだろう…どんな抽挿をされるのだろう、ずっとゆっくり抽挿されるのもいい、でも激しく荒々しく犯すみたいにされてもいい。太い。硬い。大きい。はぁはぁと乱れた呼吸を繰り返しながら佳奈美の全身がびくびくと痙攣する。掻き混ぜて。滅茶苦茶にして。
男を求める様に、佳奈美は白い腰を上下に揺らせた。
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41『露天風呂で迫られてセックス』
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