亜里が走る度に豊か過ぎる乳房がぶるんぶるんと体操着を跳ね上げん勢いで暴れる。
『何あれ』
『ノーブラよね』
『痴女?だよね。やっぱあの噂本当だったんだ…やだぁ』
スタート直後のマラソンは女子はバラけずに団子状であり、他は見事なアスリート体形である亜里のそこだが異常に目立つ巨大な乳房に周囲からは容赦なく視線が注がれ、そして勢いよく突き出した乳房のその先端、ぷっくりと膨れた乳首は下着を着けてないのをはっきりと主張していた。当然亜里が自ら望んで着けていないのではない。体育教師のにやけた顔を思い浮かべ内心呪いの言葉を繰り返しながら、しなやかな脚で亜里は走る。本日の授業はマラソン。陸上部でもオールラウンダーである亜里の得意種目であり、その気になればあっさりと女子を引き離してしまえる。そして今は引き離したい気分である。当然である。――体育教師の性的玩具として校内で恥を晒している亜里に、女子の風当たりはとても強い。
嫌だやだやだやだ。
校庭を出て大通りを走っていると男子先頭グループに紛れて大きく乳房を揺らして走る亜里に視線が集中しない筈がない。通りを行き交う人々の視線がたった一人の女子に容赦なく注がれる…それに走り出す前から亜里の体操着は一部が濡れ、一部に変な皺が寄っていた。授業前に体育教師に膣内射精されている内部だけでなく膝まで愛液と精液でどろどろと濡れて汚れたままの身体と紫陽花色のブルマーははっきりと淫水で下腹部が濡れて色が変わっており、仕上げの様に体操着の上からたっぷりと乳房の周りに唾液を染み込まされて透け、激痛が走るまで噛まれた乳輪の辺りには歯形が注目される為の円印の様に残っている。信号待ちの度に同級生男子や通行人の視線が刺さる。授業間際までの淫行に拭う機会がなかった上に、身形を整える事は許しては貰えていない。
信号が変わり、同級生の痴態に出遅れた男子を残して亜里は走る。
長い脚のストライドの度に乳房が激しく揺れ、その痛みは体育教師が荒々しく掴んだ時に卑猥な刺激を思い出してしまう。ブルマーの下は同じくパンティを身に着けていない下腹部は愛液と精液でどろどろの泥濘であり、自然と捏ね回される形になる小陰唇と膣内に亜里の身体がびくびくと震える。まだ体育教師の牡槍の感触は抜けきっていない。陸上競技の最中にいやらしい事など考えたくはないのに、クリアなまま走りたいのに、一歩踏み出す度に亜里の膣は牡肉を思い出し欲しがる様に蠢き、膣奥にたっぷり仕込まれた精液がどろりと溢れ出す。
昼食時間の全てが体育教官室でのセックスであり、五度の膣内射精の後牡肉を引き抜かれてからまだ十分くらいしか経っていない。嫌。思い出したくない。思い出したくない。ごりごりと亜里の牝肉をくじる立派な…とても大きな鰓。栓をされた状態でたっぷりと出される精液。多分膣奥だけではなく子宮内にまで貯まる程、じっくりと溜め込まれながら喘ぐ亜里の乳首を執拗に噛む男。ただでさえ膣が達しているのに乳首を噛まれるとそれはいつまでも抜けられない快感の荒波になり、行為の最中は何も考えられなくなる。最初は激痛に泣き喚いた。それなのに、今は、体育教師に二発目を挑まれる頃には気付かない間に腰に脚を絡めてしまう状態になっている。記憶にない。ビデオでは見た…見させられた。だらしなく唾液と涙と喘ぎを垂れ流しながら自ら腰を振りたくる様。淫乱と罵られながら絶頂によがり、後背位でも騎乗位でも命じられるまま応じる牝豚。自分ではない、こんなの自分は知らない。そう祈る様に繰り返す亜里のブルマーの内側で、ぶじゅっと愛液と精液が溢れ出す。
高校から遠く離れた折り返し地点は河原にある草野球用の公園だった。線路の鉄橋の下には浮浪者達の青いテントや段ボール家があり、見覚えのある自転車に亜里の顔が強張る。
「やっぱり早いな亜里は」
体育教師のにやにやとした笑いに無表情を装いながら呼吸を整えながら歩いた亜里は、口を開こうとして背後で数名到着する男子先頭グループに黙ってしまう。馴れ馴れしく名前を呼ばないで欲しい。せめて同級生の前では節度をもって接して欲しい。そう願う亜里に、体育教師は命じた。
「チェックだ亜里。ブラジャーは、着けているか?捲ってみろ」
先頭集団の四人の男子が体育教師の言葉にぎくりと強張るのが視界の隅で見える。何を命令しているのだろうかと叫びたくなりながら、どくどくと緊張でこめかみの脈を聞きながら亜里は体操着の裾を両手で持ち、ゆっくりと捲っていく。午後の日差しが燦燦と降り注ぐ河原で、亜里の体操着から乳房が勢いよく零れて跳ねる。小刻みに震えてしまうのは同級生の男子達の前で乳房を晒してしまう恥ずかしさからだった。ぞくんと背筋が妖しく騒めき、まだまだ膣内にたっぷりと溜まっているのであろう体育教師の精液と亜里の愛液が溢れて垂れていく。遠目にホームレス達がこちらを見ているのも判る。噂を聞いているのならば、もしそれが真実に近いならば亜里の身体を目の前の体育教師が弄んでいるのだと命令に逆らえないのだと判ってくれるだろう、同情してくれるかもしれない。だが中途半端な悪意のある噂のままならば、亜里は誰にでも股を開くセックス狂いだと思われているであろう。恥ずかしくてその場にしゃがみ込みそうになりながら項垂れる少女のブルマーの中で牝肉がうねうねと淫らに蠢く。視線が、絡み付いている。
「ブラだけか?ブルマーも下ろしてみろ」
体育教師の言葉に、亜里は逆らえない。
胸の上まで捲り上げた体操着は乳房の大きさで下に落ちてくる事はなく汗ばみ乳首をこりこりと硬くさせている双丘を露わにしたままになる。そんな惨めな上半身のまま、亜里はブルマーの腰に指を添える。
「嘘だろ……」
男子の誰かが呻くのを聞きながら、亜里はゆっくりとブルマーを引き下ろしていく。小刻みに震えながらぞくぞくぞくぞくっと身体を貫いていく卑猥な快感に微かに無意識に喘ぎ声が漏れ、僅かに仰け反りながらブルマーを下ろしていく亜里の瞳に青空が映る。にちゃあ……っと愛液と精液が混ざった濃密な粘液がブルマーと亜里の腰の間に太い糸を大量に引きながら伸び、開け切った河原の眩しい陽光の中、亜里の腰が丸出しになる。
「ノーパンにノーブラで授業を受けるとか何考えてるんだ亜里。――お前ら、ちょっとこの淫乱を叩け。一人五発な。亜里、お前、そのすけべな尻とおっぱいを突き出してお願いをしろ」
体育教師の愉し気な声にびくっと身を震わせ、何度も深呼吸を繰り返してから同級生達へ視線を向け、凍り付く。噂を鵜呑みにしているのか、侮蔑と、それ以上に痴女を目の前にした性的興奮の獣欲を剥き出しにした目は進学校の男子ではなくただの獣のものだった。あああっと小さく震えながら、叩きやすい様に頭の後ろで手を組み、腰と乳房を自ら突き出す体勢になる亜里にじりじりと男子達がにじり寄り、そして、ぱあんと大きな音が河原に鳴り響いた。
「あ……ん!」
尻肉を叩かれた瞬間、亜里の膣奥から頭の芯まで白い火花が散る。酷い。こんな開けた場所で、同級生に、乳房も腰も剥き出しにしたまま平手で叩かれる、そんな酷い行為に、亜里は一瞬で達してしまう。仰け反る亜里に豊か過ぎる乳房が勢いよく跳ねる。
「亜里は変態で淫乱だからお仕置きでもイクぞ?そのでかすぎるおっぱい叩いてもいいし乳首を派手に抓ってやってもいいぞー、変態を叱るんだから遠慮なくやれ。――そんで亜里がもし強請ったら、お前ら中間トップ集団のご褒美だ。一発ずつ、やれ」
「え……」
「おまんこだよおまんこ。そのぐちょぐちょまんこヤっていいぞー。但し授業の時間があるから一人一発だけだ。後続が来るまでだから早いもん勝ちな。木村、向原、上田、木下。順番でもいいしフェラもケツマンコもどこでもいいぞ」
嘘……と小さな声で呟く亜里は、ぐいと両方の乳首をいきなり力任せに抓られ悲鳴をあげる…だがその悲鳴は悲痛だがいやらしく甘い。ぱんっと再び尻が叩かれ、がくがくと膝が震え、よろけた亜里は踏ん張ろうとして脚を開いてしまう。ブルマーが膝に引っかかっている為にやや内股だが肩幅程に開いてしまった足に、男子がどよめく。
「やっぱこいつヤリマンだったのかよ」
「ぐちょぐちょじゃん」
違う、違うと否定したい亜里は四人掛かりで身体中を強く弄ばれる刺激に喘ぎ声しか漏らせない。あ!あ!あ!あ!と河原に同級生相手のSM紛いの責めでよがる亜里の声が甲高く蕩けて響く。乳房に指が食い込む程に強く掴まれ、ぬるぬるのクリトリスが爪でキツく摘ままれる。がくがくと全身が跳ね続け、牝肉が物欲しげに締まり蠢く。欲しい。貫かれたい。責めて欲しい。たっぷり犯して欲しい。ぽたぽたぽたっと亜里の足元に飛沫が跳ね、淫らなイキ顔を晒しながら亜里は喘ぐ。
「亜里」
体育教師の声が聞こえる。牝肉がひくひくと戦慄き、牡槍を求めている。だがここは河原で、今亜里を凌辱しそうなのは同級生男子達だった…それなのに、疼き切った身体がどうしようもなく熱くて朦朧としてしまう。
「ください……っ、お願い…おねがいします……っ、おチンポで亜里をたっぷり苛めてください……っ、おまんこして……ぇっ、亜里の淫乱おまんこにたっぷり中出ししてぇっ」
かくんかくんと腰を震わせて哀願する亜里は、草野球用ベンチの上で四人に代わる代わる貫かれ、そして膣奥に初めて体育教師以外の精液を受け入れた。
その後、後続の男子生徒達がベンチの上で口や膣から精液を溢れ返させている亜里を続いて犯し、気付けば、線路の下のブルーテントの中で浮浪者達が犯していた。息の詰まる饐えた臭いと汚らしい身体の男達に同時に犯されながら、絶頂から抜け出せない亜里は自らや男達の汚物に塗れる。排泄物すら気にしない男達に尻穴と膣と口を同時に責められ朦朧とする亜里の内腿には体育教師の残したマジックにより書き込まれた正の字が無数に書き込まれており、膣内だけでなく子宮にもたっぷりと注ぎ込まれた精液が引き締まった腹部がひくひくと跳ねる度にぶじゅっと結合部から溢れ返る…だが若い女が好きに出来ると聞きつけたホームレスの仲間が途絶える事はなく、精液の溜まった段ボールのベッドの上で亜里は貫かれ続ける。
無数の歯形に吸い痕に汚物に精液で惨めに穢れた亜里が崩れ落ちそうになりながらブルーテントから出てきたのは既に終電も終わり空が白み始めてきた時間だった。ブルマーも体操着もなく、灰色ともベージュともとれない擦りきれたタンクトップだけを着ている亜里は、ぼんやりと前を見る。制服は学校にあり、靴下もスニーカーも今はない。裾を引っ張っても下腹部を隠せないタンクトップは臭く、よろめきながら河原を歩いた亜里は鉄橋下の河の畔で、腰近く水に浸かってのろのろと身体を洗い始める。内腿の無数の正の字は水では洗い流せないが、亜里はまだその印に気付けずにいる。だらだらと溢れ続ける精液と糞尿を緩い河の流れが流していくのを感じながら、水を掬って顔を洗う。身体中がぼんやりとして痛みがあり、そして、うっとりとしていまう位に気持ちがいい。全身がぴくぴくと跳ね、亜里は気怠い腕を動かしタンクトップごと自分の乳房を揉む様に洗う。あ……あぁ……と緩い悦びの声が零れ、亜里の片手の指が膣と窄まりに沈み込む。快感に蕩ける顔から唾液がつぅっと伝い水面に落ちる。 ごぼっと溢れた精液を手で受け、亜里は洗ったばかりの自分の顔と胸に塗りたくる。濃い牡臭に恍惚とする少女の身体が卑猥にくねる。体力を根こそぎ奪われる様な荒淫の気怠ささえも気持ちがいい。
初めての完全な満足に、亜里は微笑んだ。
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131『物陰に連れ込まれて』
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