2023余所自作129『強引にインピオ』

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 春先の冷え込むキャンプ場。お隣同士の仲良し家族は子供二人を寝かしつけて大人同士で楽しい晩酌…焚き木を囲んでのんびりとホットワインなどを飲みつつソーセージや魚を焼いて歓談するその後ろには大小二つのテント。それは昔からの恒例行事だったが…。
「晃ちゃん、ちょっとはずかしいよ……」
 親達の楽し気な話声を聞きながら微睡んでいた萌は、寝袋から這い出し自分の寝袋のファスナーも下ろしてきたかと思いきやパジャマのズボンの内側へと手を滑り込ませてきた幼馴染に小声で訴える。幼稚園の頃から互いの下半身の違いに強く興味を示し昔から萌の身体に悪戯してくるのが当然の様ではあったがここ数年は何か違ってきた気がして恥ずかしい。――互いの幼い性器を弄りあい、ねばねばとした汁を舐めあい…それを気持ちいいと感じながら徐々に強まる奇妙な恥ずかしさを萌は持て余してしまう。そんな二人の密かな悪戯を知らない親達は早く寝かしつけて晩酌を楽しんでいるが、寝袋に入れられてからも幼馴染の視線を感じていた萌の胸は落ち着かず早鐘を打っていた、が、昼間の疲れから漸く眠りかけた頃に、晃が起きてきた。
 くちっと萌の下腹部に晃の指が沈み込んだ途端に濡れた音が鳴る。
「萌、ぬれてるし」
「晃ちゃん、やだ」
 幼い膣内に指を挿し入れて無造作に動かす幼馴染に、萌の身体がびくびくと跳ねる。最初に指を挿れられたのはいつだったか、性器の違いでそこが入れる場所なのだと認識してから晃は執拗に萌のまだ初潮どころかぽってりと膨らんだ丘に小さな穴が二つあるだけの場所に酷く執着し、弄んだ。小さなカンテラが灯ったままのテントの中、びくびくと身を震わせる少女のパジャマの中で少年の指が小さな蜜壺を荒々しく掻き混ぜ、萌は鳴き声を抑えながら身をくねらせる。これは大人には知られてはいけないと本能が告げている。恥ずかしい事なのだと何となく判っている。それなのに大好きな幼馴染はやめてくれない…それが恥ずかしいのに何故か嬉しい。
「あきら…ちゃ……、だめ……っ、きもちい……こえ……っでちゃ……っ」
 テントの外たった二メートル程の場所に両親がいる。もしも大きな声を上げてしまったらその場で気付かれてしまうだろう。楽し気な話声と、あとボリュームを抑えたラジオから流れる外国の音楽が聞こえてくるが、快感に弱く大きな声をあげてしまう萌は必死に幼馴染に哀願する。
 ちっと舌打ちして指を引き抜く晃に乱れた呼吸を繰り返しながら心の何処かで残念に感じてしまう萌は、自分のパジャマを脱がし始める少年に慌てた。
「やだ……っ、晃ちゃん、やだ……ぁっ」
「やだばっかりだな萌」
 不機嫌そうに言いながらパジャマだけでなく萌の木綿のパンティまで脱がし、そして晃は自らのパジャマを脱ぎ始める。カンテラの小さな灯りは明る過ぎずオレンジ色の柔らかな光でテント内を照らし、それが晃の股間にある既に天を仰いでいる性器を萌に見せつける。
「晃ちゃん……おちんちん大きくなった……?」
 昔は萌の小指程度しかないお弁当用の小さなウインナー大だった幼馴染の性器はつるりとした肌色の表面はそのままに長いソーセージの様なものに変わっていた…いや少し前からもその大きさではあったが、何か違う様に思えるのはたまにしかないテント内のせいかもしれない。
「萌、生理きたか?」
「……。ううん…まだ……」
 性的に早熟な晃が親のPCでインターネットを調べる時に大抵傍にいた萌はまだ授業で教わっていないそれに赤面しながら首を振る。――本能に任せて晃が幼い性器で萌を貫いたのは、まだ知識のない頃だった。指とあまり大差ないそれの鈍い痛みと出血に慌てた後、晃は調べる様になった。それがセックスであり、子供を作る行為であるのは判ったが、同時にまだ自分達では子供は出来ないのを知って安心し…晃はそれにはまった。小学校の帰りの公園、自宅、学校の人気のないトイレ、二日と開けず萌を己で貫いて只管腰を振って快楽を貪り、萌もまたむずむずとした快感を少しでも長く得ようと幼馴染のモノが抜けない様に細い脚を大きく開いて懸命に腰の動きを合わせていく。
 精通も生理も訪れていない子供同士の拙い行為は、少しずつ変質していく。キスだけでなく、互いの腰と頭の位置を入れ替えて同時に性器を舐めあうだけでなく、自慰を見せ合うだけでなく、少年は、少女の身体に更に愛撫する様になってきた。ほんの僅かに乳輪の辺りが膨らみかけているだけの細やかな乳房を撫で回し、指で揉み、そして乳首を捏ね舐め吸いつき噛む。豆粒の様なクリトリスを弄る時間が長くなった。行為だけでなく萌が他の男子と少し仲良くしただけで怒る様になった。洗いっこをすると萌の何倍も時間を掛けて洗う様になった。何故だろう、それが萌には恥ずかしい。
「晃ちゃん……っ……はずかしいよ……」
 マットの上で互いに全裸のまま性器を舐めあっていた萌は口内にだらだらと溢れてきた粘液をこくんと飲んで泣き言を漏らす。昔はもっと舐めやすかったのに大きくなった気がする晃のモノは舐めていると少し顎が疲れる。それと最初と異なりずるりと包皮が向けた先端は弾ける直前のソーセージの様な痛々しい張り詰め方をしていて、舐めていいかも判らないくらいなのに、晃はもっと舐める様に求めてくる、それも恥ずかしい。いけない事をしている。それなのに、大好きなのに、大きな犬に追い詰められているみたいな怖さをたまに感じてしまう。
「萌、いいか?」
「? うん……」
 既にマットの上にまで愛液が溢れ返っている萌の腰から顔を上げた幼馴染は体勢を入れ替え、少女の脚の間に身を割り込ませる。二本の指は愛液でふやけ、とろんと解れくぱくぱとだらしなく蠢いている萌の膣口に、晃は唾液塗れの幼い肉槍の切っ先を当て、そして一気に腰を進める。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 必死に声を抑える萌の脚が晃の腰の両脇で宙を掻く。色素沈着も陰毛もまだのつるりとした子供の下腹部が勢いよく密着し、結合部から萌の愛液が溢れかえる。
「あちぃ……」
 小さく呟く少年の尻肉がひくひくと震え、萌の幼い膣奥まで突き入れた同じく未成熟な肉槍でごりごりと熱い牝肉を捏ね回す。はぁっと漏れる息遣いは子供だが何処か幼い肉食獣を思わせる荒いものだった。やがてぐちゅっぐちゅっとあからさまな音を立てて抽挿を始める少年に、萌の身体が快感の熱の行き場を求める様にくねりだす。軽く腰を引いただけではもう抜けてしまう事のない幼い肉槍は萌の膣口のすぐ内側で鰓で軽く引っかかり、膣奥から掻き出された愛液が結合部からとろりと溢れ出す。きもちいいと漏れてしまう声は切羽詰まりながら甘く蕩け、何故か最近言葉数が減ってきた幼馴染は荒い呼吸を繰り返しながら少女の膣をじっくりと弄ぶ。少女のふっくらとした下腹部の丘は愛液に塗れ愛らしい粘膜の色を露わにしてぬらぬらと抜き差しされる肌色の幹を受け止め、萌の膣が幼馴染の肉槍を根元まで深く受け入れる時に同じく肌色のつるりとした袋がひたひたと結合部を撫でる。テントの中で激しく身体を絡めあう少年と少女の動きに揺さぶられ、微かにテントに吊るされたカンテラが揺れ幼く二つの身体を照らし出す。
「萌…、この前、おれ、精子でた。多分精通ってやつ」
「え……?え……?ぁ……っ、だめ…っ……そこきもちいいぃ…っ……あきらちゃ……っ…そこ……っ」
「いいか?おれ、萌の中に出したい」
「ぇ……、だって……だって…ぇ……ぁぁぁぁぁぁっ…そこごりごりだめぇ……っ、こわ……ぃ……っ」
 とても重要な告白をしながら腰の動きは止めない幼馴染に萌は混乱する。まだ小学生の自分達では子供が出来る事などないから安心して身を任せていたが、妊娠してしまう可能性があるのならばそれは大問題の筈だった。いやまだ自分に生理がないから許されるのだろうか?男の人の究極の快感は射精でありまだ精通していない晃はそれが出来ず、萌だけが絶頂を知っている罪悪感などが混乱している頭に過り、泣きそうになりながら見上げた少女の指に少年が指を絡める。
「萌に出したい。おれの精液、萌の中に出したいんだ」
 酷く真面目な顔で告げる少年の顎からぽたぽたと汗が萌の喉元に垂れてくる。駄目と言われる事も一応考えてくれているのを何となく感じ、萌は少し目を逸らしてからこくんと頷いた。
「……。あきらちゃんの…せいえき……、萌の中に……出して」

 その夜、幼馴染の精液を萌の幼い膣は受け止めた。
 どろりと溢れ返った精液の量の多さとその臭いに驚きながら、歯止めの利かなくなった幼馴染の行為はいつの間に得た知識なのか後背位など様々な体位を試しつつ五度の射精まで続き、萌が力尽きて途絶える。
 そのまま汗塗れの全裸で寝てしまった二人は朝慌てて寝袋に入り発覚を免れたが、揃って風邪をひいてしまったのは言うまでもない。

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