ようやく一息ついて、夜景でも撮ろうかという時になって、バッグから取り出すとE-100RSが壊れていた。モードダイアルがまるごと抜け落ちて、パワースイッチもまともに作動しない。この機種のこのパーツのヤワさは熟知していながらの再発。
やはり、デジタルカメラは頑丈な方がいい。 F610との比較撮影に、E-100RSの代わりに使ったのが、カシオのQV-2000UXだったが、5年前のこのカメラの方が、数段輝度差には強い。左のようなシーンだと似たり寄ったりの結果になるのだが、ラクーアを画面いっぱいに写そうとしたりすると、大きな差が出る。こと解像力ではコンパクトクラスのトップに立つF610だが、Fine
Pixシリーズの「明るく、色鮮やかな絵」という最大の売りが陰りを見せている。F710で解像力が改善され、どんなシーンでも安定していればよいが、そうでなければ解像力と広ダイナミックレンジを兼ね備えた機種は、パナソニックのLC-1くらいしかなくなる。価格的には、レンズ付きのEos
Kiss Digital以上だし、もはやポケットに入る存在でもない。コンパクトデジカメの楽園は、手が届きそうで、なかなか手の届かないものらしい。
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Fine Pix F610 04/03/19 20:49 |
レイ・ブラッドベリの「華氏451度」にひっかけてフジTVの「お厚いのがお好き?」が終わってしまいました。現在唯一と言ってよいほどの、まともな教養番組であっただけに、かなり残念です。
あいにく、子ページにはリンクできませんでした。 |
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スタートしました。スペック表を埋めるのはかなり辛いので、いつまで続くか分かりませんが・・・ | |
夕景、夜景も空の色があると、解像度の高さが際立つ。
家屋の影がなければ、ノイズは皆無に等しく、実にクリアな絵になる。 |
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Fine Pix F610 04/03/17 17:44 |
日向と日陰を同じ画面に入れると、ほとんど絵にならない。 実売1万以下のフイルムカメラで撮ったら、その差は歴然たるものだろう。 ハニカムHRだけでなく、1/1.8インチ5MCCDとか、2/3インチ8MCCDとかに、うんざりするのはこんな絵を吐き出す時である。ライターやカメラマンはこのような絵をメディアで公表することはないが、ユーザーは日常的に量産する。 軒下が真っ黒にならないだけ、まだましな方かもしれない。 |
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Fine Pix F610 04/03/17 12:57 |
明るく色を残しにくい。ハニカムHRの欠点を一言で言えばそうなる。
空が入ると明るく白んだ感じになるか、暗めだとノイジーな感じになるか。 その中間を拾うのは初心者にとってはかなり難しいだろう。 比較画像は自分のPCで見る限りは簡単だが、ページをつくるとなるとかなり厄介な上、サーバーの空き容量を急速に圧迫する。プロのライターやカメラマンのサイトでも、人気が高いにもかかわらず長続きしないのも同じ理由であろう。それでも余裕のある限りは、小刻みに続けて行こうと思う。 http://bake.zzz-eiji.com/hikaku.html いつか、ずっと先ではなく近い将来、ヨーロッパ中の教会を撮り歩きたいと思う。日本の教会建築は全国に点在し、しかも歴史のあるものは少ない。だが、樹木に半分覆われる神社仏閣よりは、天に向かう尖塔はよほど絵にしやすい。 |
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Fine Pix F610 04/03/15 16:45 |
かつてはこちらが目抜き通りだったのかもしれないが、今は裏通りになる。
何度も通り、何度も撮影したが、日没後はまともな絵にならなかった。後10個くらいテリトリー内にストックがありながらも、銀座コレクションを充実できないのはほぼ同じ理由から。大き目の「銀座通り」でないと、いつでもというわけには行かないのである。 |
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Fine Pix F610 04/03/15 16:36 |
秋葉原のギャラリーは13日にいったんF610で撮ってみて、出来栄えがぱっとしなかったので、14日に2800Zで撮り直したもの。テレ端105mmよりは228mmの方が強力なのは当然としても、気になるのは明るい夜景になるともやのかかる全体の不透明感、中間調までせり上がってくる墨っぽいシャドウノイズ、ハイライト腰砕け状態でプラス補正への耐性のなさ、の三重苦(右の絵では分かりません)。まあ、フジと言わずどのメーカーも夜景は2000年あたりの機種よりもぎゅうづめCCDの余裕のなさゆえにきれいに撮れなくなっているので(デジタル一眼を除く)、物欲は消沈気味の今日この頃。話題の8M機もはじめから特等、一等のない宝くじみたいで、どれを引いてもほとんど同じかな。 | |
Fine Pix F610 04/03/13 19:03 |
海外進出するための手順は全く取っていないけれど、とりあえず英文夜景サイトをスタート。同じ枠の中でつくっていると、何を今さらとマンネリ状態に陥るため。Digital Night Fantasyをそのまま移植したのでは面白くないので、順次撮りおろし画像をアップする予定。 | |
Fine Pix F2800Z 04/03/14 18:45 |
と呼ばれる柏だが、実際には駅前のただっ広いスカイデッキにストリートミュージシャンとその取り巻きの女の子、物売りの外国人と、風俗の客引きがわずかにいるだけである。プチなのだから、そんなものかもしれない。 | |
Fine Pix F610 04/03/11 19:57 |
BOOK・OFFが・・・そして部屋の中の本が・・・
馬橋は松戸と柏の駅だが、引きがない街として、今まであまり下車することはなかった。しかし、ここのフロアは広く、格安の本は少なくない。ほとんどの本は100円均一で仕入れてしまう。懐を痛めないというよりも、くだらない本をつかむ失敗をおそれないで冒険ができるのと、厚い単行本でもマーカーで線をひきまくれるのがよい。 |
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Fine Pix F610 04/03/10 20:23 |
一日の間に、それなりにコンテンツをアップしたけれど、頭出しが終わるまでには、一ヶ月程度かかるかもしれない。そのせいでこちらのコンテンツがアップできないのではなく、年度末の仕事が山となって身動きが取れないせい。でも、動けないと断言するような状況になれば、多分逃避的にどこかに出かけて写真を撮ってくるアマノジャクな私です。 |
どこまでやれるか分かりませんが、例によって目一杯大風呂敷を広げてみました。
このサイト以外のコンテンツはまだありません。悪しからず。 |
行動の広がりは、好奇心の広がりにつながり、際限もなく、世界が広がる。
それは必ずしも地理的な移動をともなうものではない。つねに画像をともなう形で続けてきたSense of Wanderもターニングポイントにさしかかっている。守備範囲を画像以外の読書や映画、グルメ、生活一般にまで広げた新しいサイトの構築も考えている。日記は続くけれど、半分読書録となり、今後はつねに画像を伴うわけではないので、悪しからずご了承下さい。そんな風にして、一回の撮影の費用と時間にためを作ってゆかないと、カメラを変えながら同じ場所をぐるぐるまわるだけの画像集になってしまうことは目にも明らかだから。 |
住みたい街としてあげるなら、たとえば麻布十番、谷中、三の輪、北千住、立石、赤羽あたりが来るのだが、実際に本当に住みたいかと言われると、どこかひっかかりがあったり、どこか不足を感じたりする。都心へのアクセスもよく、一応の生活的な欲求を満たすことができるとなると、やはりアーケードのある商店街とない商店街の両方が十字に組んだ、十条が今のところベスト1なのである。 |
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Fine Pix F610 04/3/8 18:57 |
夜景デジカメ、E-100RS。手ぶれ補正機能を搭載しつつ、このラチチュードの広さと夜景の発色のよさに太刀打ちできるカメラはいまだ存在しない。秒間15コマ連写の10倍ズーム機も地球上どこを探しても存在しない。不世出の天才カメラなのである。惜しむらくは、画素数が2Mではなく、1.5M止まりであったということ。後50万画素あれば、他の手ぶれ補正機は必要なかったのにと思う。 |
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E-100RS 04/3/6 22:40 |
日本有数の長大アーケード街が売り物の武蔵小山。
しかし、完成度が高すぎて、どこまで行っても同じような絵しか撮れないので、被写体的には今ひとつである。結局ここでも、BOOKOFFで大量に100円均一の単行本を買い込んだだけだった。 |
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Fine Pix F610 04/3/3 19:01 |
アーケード街。 あるのかもしれないが、どこにもその表記は見当たらない。駅前の案内表示にも「アーケード街」とのみ。武蔵小山よりも下町風で、縦横無尽に商店街が広がるこの町はかなり好みだ。 |
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Fine Pix F610 04/3/3 18:01 |
下に見えるカフェテラスは1階ではなく、4階。入り口前のスツールに女性がずらりと座っていたので、ここでコーヒーを飲むのは断念。日比谷線で230円の中目黒に向かった。 | |
Fine Pix F610 04/3/3 14:51 |
山の夜は冷え込むし、乗り物の視界は真っ暗になる。
帰りの西武線は根性なく、二倍近い運賃の特急で帰ってきた。 それでも駅を一回りしながら夜景が撮れてしまうのが、東京である。 さて、次回はどちらへ出かけようか? |
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Fine Pix F610 04/2/29 22:16 |
駅前に一台止まっていたバスで終点まで行くと、そこは三峯だった。樹齢数百年の樹木は、35mm相当ではほとんど太刀打ちできない。こういう中途半端な絵ではどうしようもないのだ。しかし、日陰でも好みの絵の撮れる広角機というのはほとんどないか、敷居が高いかで、しばらく欲求不満状態が続きそうだ。 | |
Fine Pix F610 04/2/29 16:47 |
東京の下町をほとんど歩き、夜景も昨年末にほとんど撮りつくしたせいか、近場での被写体がない。同じ被写体でも、視点が変われば別の写真が撮れるのだが、そのためには、やはり別の被写体を経由する必要がある。そういうわけで、ときどき日帰りの限界に挑戦することにして、池袋より西武線で750円。しかし、祭りの季節を外し、長瀞へでも出ないとなるとほとんど何もない。 | |
Fine Pix A203 04/2/29 14:37 |
オープンエアに見所が点在する横浜は、雨に無防備だ。 たいていの場所では、雨宿りしながら別の場所に移動できる東京とは異なり、びしょ濡れになることなしに、点在する施設から施設へと移動することもままならない。地下でワールドポーターズ、クイーンズスクエアとつながっていればと思った。 |
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E-100RS 04/2/22 21:20 |
雨だけでなく、強い風。
小さなカメラではまっすぐ維持することさえできない。 追い立てられるように、中華街から山下公園へと抜ける。 |
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DSC-FD97 04/2/22 19:40 |
くすんだ建物や樹木は、闇に沈み、ライトアップした建築物のみが色鮮やかに浮かび上がる。じっくりと横浜の主要スポットを回るはずだったが・・・
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Fine Pix F610 04/2/22 17:44 |
石川町から山の手に上がって行くのだが、赤い夕空をバックにという当初のもくろみは外れ、5時閉館を告げる係の女性にていよく追い出されてしまった。 | |
Fine Pix F610 04/2/22 17:17 |
西の空には太陽が見えているのに、雨が振付けるあいにくのお天気。この町の色を生かせる空模様ではなかった。 | |
Fine Pix 2800Z 04/2/22 16:18 |
確かに渋谷から中華街に出るには多少便利になったけれど、桜木町がなくなった不便さで相殺。桜木町まで290円だったのに、みなとみらいまで440円ということで、結局ていのよい値上げにしか見えなかった。 | |
Fine Pix F610 04/2/22 15:58 |
遠出の前に、何となく降りてしまった北千住駅。丸井北千住店は2月27日オープン。ドラマチックな変貌を予感していただけに、ちょっと期待はずれ。 |
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Fine Pix F610 04/2/22 14:16 |
どことなくとりつくしまのない東中野周りで、海面に出た氷山の一角のように明るく続く通り、ギンザ通り。駒込の染井銀座のように曲がりくねった道沿いに商店街が続く。
しかし、どこかしら山の手線内の下町とは、異質の空間であるような気がした。たたずまいではなく、住民そのものが違うのだ。中野から乗った総武線の中で読見終えた「リング」は一層凄みを増していた。 |
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Fine Pix F610 04/2/20 18:08 |
東中野で降りた。中心のない、陥没地帯の街。 以前、新大久保から歩いたときは、行き過ぎてしまい見えなかった駅。 駅の周りを一周しようとすると、あちこちに異空間を見い出す。 レトロな飲み屋街、新宿方面に向けての坂道は、まるで奈落へと落ちてゆくような急傾斜である。落合方面より回り込み、山の手通りに沿って一周する。地下鉄工事中の大通りは、ほとんど歩行者の存在など意に介さない。 識閾下の街。 |
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Fine Pix F610 04/2/20 17:42 |
神出鬼没と言われる私の行動圏だけれど、ギャラリーを作っているとその展開が重なり続き、一種の閉域となっているのを感じる。丸一月遠出し続けると限りある資金は中途で持たなくなるから、魅力的なニッチのスポットを探さなければならない。 | |
Fine Pix F610 04/2/18 19:54 |
二番煎じの夜景撮影。これで、シャドウ部が沈み込まずもう少し明るく持ち上がってくれれば申し分ないのだけれど・・・ |
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Fine Pix F610 04/2/18 17:56 |
近場での夜景撮影。ホテルや式場ではなく、本当の教会です。 | |
Fine Pix F610 04/2/17 19:22 |
キラキラ橘商店街をまっすぐ進むと、十間橋の商店街に出るが、そこを右に折れると、押上の駅に出る。そこから乗り換えのない都営地下鉄で浅草へ。F700の時は、人工光源回りの乱れや、増感時の解像感の低下で、ぱっとしない画像しか撮れなかった浅草だが、F610では安定した結果を得ることができた。もちろんもう少し、白とびが少なく、もう少し黒つぶれせずに頑張ってくれた方がよいに決まっているのだが、結果にバラツキがないのが何よりである。 | |
Fine Pix F610 04/2/14 18:36 |
キラキラ橋ではなく、キラキラ橘(たちばな)商店街である。 ネット上でなくても、この二つの文字は似通って先入観があると、つい間違ってしまう。谷中銀座に似た通り抜けの下町商店街で、かつては京島銀座と呼ばれていたらしい。八百屋や魚屋の呼び込みの威勢のよさは、下町ならでは。昔は地方都市にも点在していたこの手の商店街は今はめっきり少なくなった。 |
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Fine Pix F610 04/2/14 17:24 |
時間的にも、スケジュール的にも何の障害もないはずなのに、やたらと身体がだるくて、動く気がしない。いったん午前に起きて、また寝て昼過ぎ起き出す。何とか北千住経由で曳舟まで出て、京島の路地を巡る。ほとんど昭和30年代そのものの木造家屋や路地が点在し、タイムスリップの錯覚を覚えてしまうのだが、黄昏時ともなると手ぶれは押さえ込んでもまともな画像はほとんどない。本来こんなシーンのために、F700を買ったはずなのだが、色々な意味でA203の絵の方が好みであった。 | |
Fine Pix A203 04/2/14 16:26 |
感度を最低にして、12Mなり6Mなりの高解像度で手ブレを止めるのは、思った以上に難しい。正月あたりで終わったと思っていたビーナスフォートのイルミネーションは今も継続中だった。輝度の高い点光源は、0.0X秒というブレの軌跡を鮮明にとらえてしまう。近くの光源はブレがドットの中におさまっても、遠くの光源は角度あたりの移動距離が大きくなるため、確実にはみ出てしまう。厳密な意味での成功作は一つもなかった。 |
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Fine Pix F610 04/2/11 19:13 |
ほんの少し上に上れば、全く違った風景が目に入る。レインボーブリッジにかかる邪魔な樹木も遠ざかり、広々とした海を見晴らせるのだが、皆下の方で写真を撮っている。 | |
Fine Pix F610 04/2/11 18:18 |
長い間豪徳寺に住んでいたので、しょっちゅう羽根木公園までは歩いて出たのだが、この商店街は記憶になかった。何もない街の記憶は覆された。ところどころにある古い木造家屋は、この商店街がにわかに発展したわけではないことを物語っている。梅が丘駅は北口しか使わなかったのだろうか? |
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Fine Pix F610 04/2/11 15:57 |
梅よりも人ごみの方が目だった一日だった。
何だかんだと言っても、12Mの解像力はすごい。 2〜30m先の人物の表情までしっかり読み取れてしまう。 しかし、マクロは非力なのでほとんどマビカを使っていた。 |
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Fine Pix F610 04/2/11 15:25 |
暖かそうだとコートを着なかった、ポケットにF610を入れっぱなしであった。ただ、F610のISO200と比べても、シャッター速度優先だとこちらの方が4〜5倍は速いシャッター速度が切れる。薄暗い場所で荷物が重い時などは、今でもこのカメラしかない。 |
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QV-2000UX 04/2/9 21:02 F:2.0 1/50sec |
低照度時に速いシャッターを切るにしても、やたらと感度を上げるよりも、明るいレンズの方がよいに決まっている。テレ側なら手ぶれ補正機が一番よいが、ワイド側になると、明るいレンズを持った世紀末の機種の方が最近のコンパクト機よりも圧倒的に強いのである。 | |
QV-2000UX 04/2/7 20:17 F:2.0 1/8sec |
日暮里まで歩き、日没以降でも被写体に事欠かない赤羽に京浜東北線で向かう。撮影条件を変えてゆくと、画質にはほとんど問題がないと思ったF610でも、やはり極小ピッチの弊害は避けられないと悟る。Sony機のようにアンダー厳禁であるが、かと言って明るく撮ろうとすると色つきの光源であってもあっさり飽和して、輪郭線をはみ出てしまう。この点でも、フジの正方画素機の方が、土俵際での粘りがきく分一日の長がある。 | |
Fine Pix F610 04/2/7 18:24 |
三河島駅で下車し、荒川三丁目の下町商店街をF610で試し撮り。しかし、総じてハニカム機は曇天下や黄昏時の下町の色をうまく表すことはできない。人物や商品の色は合っていても、地面も木造家屋も青っぽい。場の空気感を写せず、狙ったのとは、別の世界になってしまう。同じフジフイルムでも正方画素機のみがきちんとその雰囲気を表すことができる。そして2800Zよりも、A203の方がその度合いは一層高い。下町は当分A203で行くしかなさそうだ。 | |
Fine Pix F610 04/2/7 16:43 |
空の色が美しかったので日暮里で下りてみた。
都内で唯一現在でも富士の見える富士見坂だが、こんな風に雲があっては当然見えない。撮れるまで足しげく運ぶしかなさそうだ。 |
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Fine Pix F610 04/2/5 16:54 |
一度撮った画像に疑問符をおぼえると、早晩もう一度訪れ、複数のカメラで同じ場所を撮り、被写体とカメラとの相性を探るのが習慣になっている。しかし、それがすべてではない。はまりだしたホラームービーの次を求めて、そしてそこから始まった鈴木光司の原作を求めての彷徨でもある。もちろん、そんなものはどこでも手に入るのだが、できうる限り安くというゲームの規則を設定し、その価格を下回った場合にのみ購入することで、出費に歯止めをかけている。同様に、限りなく安く、日々の生活費の範囲内で、極上の夕食をというチープグルメツアーでもある。
しかし、何本見ても全然怖くない。21世紀になって、家庭内の事件一つとってみても、現実がホラー映画の世界を日常化し、よほど恐ろしい世界になったせいかもしれない。 *日々の撮影画像をより大きな画像で、時系列で紹介するDaily Gallery(仮題)を目下準備中です。 |
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Fine Pix F700 04/2/4 20:16 |
訪れるたびに、原宿・表参道は変わってゆく。ルイ・ヴィトンについで、ディオールの巨大ファッションビルも立ち、ワールドワイドなブランドショップが万博のパビリオンのように聳え立つ。だが、まだこの変貌は序の口にすぎない。闇の中には、さらに建築中の次のファッションビルが待ち構え、同潤会アパート空き地もまた次なる変貌を準備中だ。地上のみならず、空に空きがある限り、この変貌は続くのかもしれない。 | |
Fine Pix F610 04/2/3 20:08 |
最近、ついはまったしまったのが、日本製ホラーのビデオ。 DVDの時代に移行して、VHSだとやたら安く、350円程度で手に入るものもある。一回映画を見るお金で、5本は見られる計算だ。登場人物の生死など内容的に相矛盾する「リング2」と「らせん」をオールナイト風に続けに見たので、頭の中が混沌としたまま、せっかくの休日の午前をつぶしてしまい、新宿駅周辺をぐるり一周するだけの一日となった。 高画素モードで撮れば、メモリカードで撮れる枚数は半減し、ハードディスクも急速に空き容量が少なくなる。だから、F610は、3M機として購入したつもりなのだが、1024×768のXGAにリサイズするにしても、6Mで撮った方が明らかに画質がよい。しかし、600万画素ともなれば、2〜300万画素ならピクセル内に収まりごまかせた夜景の手ぶれが全て光点の軌跡として現れてしまう。その分、集中し、気合が入るので技術的には上達するのかもしれない。
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Fine Pix F610 04/2/1 21:21 |
哲学堂公園から新井薬師を経由して、中野へ。中野から荻窪、西荻窪へ。
F610が万人にお勧めできるカメラかというと、そうでないところが難しい。
たとえば、キヤノンのIXY 400(あるいはA80)、カシオのR51、フジであればF420(但し、このカメラもバッテリの持ちに難がある)、パナソニックのFX1、コニカミノルタのDiMAGE Xt。 ちなみに、F700の中身がF610であれば絶対のお勧めとなる。 それで28-112mmなら他に何も要らないと思えてしまう(この注文は、カメラ本体を肥大化しない限り、実は技術的にかなりの無理があるのだが・・・)。 |
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Fine Pix F610 04/1/31 19:48 |
沼袋から哲学堂公園へ。一度行きそびれた経路を再挑戦。入り口付近では、梅が咲き乱れていた。
以前のハニカム機は引きで撮ると花びらがいびつに見えたのだが、F610はそれがない。このカメラの解像力は一部のデジタル一眼、たとえば*ist
Dのそれを完全に凌駕している。メーカーの言う「無敵に強く美しく」を真に受けたくなった。
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Fine Pix F610 04/1/31 15:15 |
いけてない前面デザインと小さすぎる操作系は慣れでカバーできても、デュアル液晶モニター採用に伴うバッテリの持ちの悪さと、暗所での液晶モニターの視野角の狭さは撮影時ストレスの種。ここいろは商店街は、夜になると店先にずらりダンボール箱が並ぶのだけれど、適正露出を合わせる心理的な余裕はない。一瞬の早業でシャッターが切れないと無理なのが、ドキュメンタリー画像の宿命だ。 | |
Fine Pix F610 04/1/29 19:03 |
シャドウのイズはそれなりにあり、シャープネスは依然としてきつめであるが、5年にわたるフジフイルムの労作、スーパーCCDハニカムは、第四世代の1/1.7インチハニカムHRによって完成の域に達したと私はみなしている。過去三世代の出来は5割、7割、8割と言ったところ。でも、カメラ的な完成度は、F700の方が全然上ですね。 | |
Fine Pix F610 04/1/29 18:21 |
ただし、一番町四丁目のアーカードは屋根をフルカバーしていない。
その脇には、いくつもの路地が口を開き、ちょっとした新宿ゴールデン街である。 |
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QV-2000UX 04/1/26 18:39 |
日本最強のアーケードタウン、仙台。
ハピナ名掛町、クリスロード、大町、一番町サンモール、ブランドーム、一番町4丁目の六つの名を持つ。日没の早い冬の夜も、時間の過ごし方には困ることはない。 |
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QV-2000UX 04/1/26 18:13 |
余り語られていないが、瑞巌寺右脇には無数の洞窟遺跡がある。
中まで入ってゆけないのはちょっと残念。 |
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QV-2000UX 04/1/26 15:32 |
福浦島にはめったに人が足を運ばない浜辺がいくつもある。 しかし、まるでからかうように、そんな時に限って日当たりはかげってしまうのであった。 |
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Fine Pix F700 04/1/26 13:34 |
雨でも、雪でも、曇りでもなく、上空が曇りで、水平線上が晴れのこんな天気だったりする。露出は空に合っても、松は黒く沈んだままだ。 |
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Fine Pix F700 04/1/26 12:35 |
電車の中もこの通り。 | |
Fine Pix F700 04/1/26 10:52 |
電車の外はこの通り。 |
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Fine Pix F700 04/1/26 10:46 |
東北には、アニメキャラクターでいっぱいになったJRの駅がある。 | |
Fine Pix F700 04/1/26 10:41 |
とは言え、安上がりに夕食をあげようとすると、やや場末のイメージのある東十条に出た方がベターである。駅前は客引きで落ち着かないが、道路のガード下付近までゆくと良心的な大衆食堂があり、安くてうまい。トンカツ定食税込みで480円だった。 |
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QV-2000UX 04/1/22 20:43 |
職場での割り込み的な話が長引くと、まともな時間帯に都内に出られなくなる。
冬は日没が早く、それでなくても下町は店じまいが早い。風通しがよすぎで寒さが身にしみる都心を避けるとなると、十条や赤羽に出た方が暖かい。道幅もせまく、アーケードに包まれたエリアが広いとほっと一息つくことができるのだ。地元の店だけなら、それなりに早仕舞いでもチェーン店の多いベッドタウンも兼ねたこのエリアは、遅く出て来ても用が足せないことはない。 もっともこの日の出費は、サンマルクでコーヒーとカスタードケーキを取り、「おかしのまちおか」で298円の丸い缶入りクッキーを買っただけなのだけれど。
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QV-2000UX 04/1/22 20:04 |
日本人は、この高速道路の移設を議論にあげるのだろうか?
道路公団の民営化と合わせて、考えるべき時期に来ているのではなかろうか?この文化後進国は。 http://www.arch.kobe-u.ac.jp/~en5/study/seminar/highway.pdf
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E-100RS 04/1/21 18:45 |
小伝馬町を抜け、変わらぬ輝きを放ち続けている日本橋三越前に出た。
未知のエリアを抜け、既知のエリアに入ると頭の中の地図が回復され、安堵感を覚える。 |
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QV-2000UX 04/1/21 18:15 |
地下鉄の駅は、東西南北の感覚がまるできかなくなる。東日本橋のドトールの脇に商店街の気配を感じ明かりをたどってゆくと、横山町の問屋街に通じていた。日本橋周辺には何もないという先入観は覆された。しかし、その後はまた殺風景なビル街を歩き続けるのであった。
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QV-2000UX 04/1/21 17:33 |
あいにくのお天気だが、晴れでない方が影ができにくいと思い訪れた人形町。しかし、どのみちデジタルに黒い木の建物は鬼門であることは変わらない。 | |
QV-2000UX 04/1/21 16:09 |
山の手線内の古い街は、大きく様変わりしているが、ここ吉祥寺は店の流行りすたりこそあっても、ほとんどこの二十年ばかりの間、ほとんど変わってはいない。ハーモニカ横丁も時代の荒波を越えて生き延び、学生時代好きな子とデートしたアーケード街も、そのままの雰囲気だ。
吉祥寺が舞台となったドラマとしてははるか昔の「俺たちの旅」、最近のアニメでは「ラーゼフォン」があるが、大作のすきまで作られたスタジオジブリの「海が聞こえる」もなかなかの秀作である。「耳をすませば」あたりでも多摩ニュータウン周辺の風景が印象的に描かれるが、肝心の舞台の設定がやや現実離れしている。これに対して、「海が聞こえる」の吉祥寺駅中央線プラットフォームというのは、どこまでもリアルな設定でありながらも、淡彩色のタッチがわれわれの記憶の中のイメージと重なり合って忘れがたいのである。
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QV-2000UX 04/1/18 21:26 |
遠出すればいくらでも被写体はあるが、撮影も大がかりになり、費用も嵩むし、画像の後処理が大変だ。東京は、まだピンポイントで探せば、数百メートル四方の下町が存在するはずである。それは多分今まで見えながら回らなかった角の先にあるのかもしれない。かつて雑誌をめくればそうした場所がゴマンとあったのだが、今は一冊でもほんの一二ヶ所あるかないか。 そういうわけで、古本屋をめぐりネタを仕入れ中。
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QV-2000UX 04/1/18 20:25 |
二百円の甘酒を飲むためにだけ、やって来た人形町。
しかし、人一人やっと通れる路地に、赤提灯の入り口があったりする。 そして、闇に包まれた裏通りには、戦災を生き延びた昭和初期の木造建築が聳え立っていた。やはり元吉原だけのことはある。 |
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QV-2000UX 04/1/15 18:36 |
平日の人通りが撮りたくて再び訪れたこの場所。
だが、5時台だと言うのに人通りはまばら。もっと早く来るべきなのか、それとも本当にさびれてしまったのか? |
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QV-2000UX 04/1/15 17:43 |
そこにシビックセンターがあるから、ついこのカメラを持って上ってしまう。 |
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DSC-FD97 04/1/15 17:17 |
時間とカメラと設定が合っていないと、同じ場所に出かけて再び撮り直したくなる。 | |
QV-2000UX 04/1/15 15:25 |
本郷からこの場所に直行すると思わなかった。
だから、ほとんどこのために購入したFD97ではなく、C-2100UZしか手ぶれ補正機は持っていないという失策。このシーンで補色系は駄目なのである。それに対して、健闘したのはF700の6.6倍ハニカムズーム。出力画素数が同じにした場合、さらに高倍率になるF610への期待も高まる。 |
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Fine Pix F700 04/1/14 17:15 |
菊坂を降りるとそこはもう春日。文京シビックセンターも間近に見える。 菊坂界隈とは対照的に、都心の下町商店街の風情のあった春日のアーケードは文字通りずたずたに寸断され、気の毒なほどだった。アクセス抜群なだけでなく、近くに商店街もあって便利、とマンションに引っ越してきたマンション住人さえもだんだんとやるせない気持ちになるかもしれない。 |
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Fine Pix A203 04/1/14 16:47 |