Photo Diary : Sense of Wander  -夢幻放浪記- 07 Topへ戻る         前へ    次へ 

No.84: 4,September,2003   <盲点 > 神田淡路町 
秋葉原から万世橋を渡り、右側の一角というのは、実は踏み込んだことのな一角であった。なぜなら、橋を渡ることはあっても、神田川沿いの景観を撮影するためであって、すぐに旧Laoxコンピューター館から末広町へと抜ける秋葉原物欲裏通りへと引き込まれてしまうためであった。しかし、予算がないこともあって、初めてその一角へと踏み込むこととなった。その場所は、以前TVで見たことがあった。<地名論>を扱ったNHKの番組であったと思う。木造の料亭がいくつもある中に、最近めっきりと少なくなった看板建築が軒を連ね、そしてひときわ高い塔がランドマークとなっているレトロな界隈だ。そして、櫛の歯が抜け落ちるように、また切り崩される建物が一つあった。
Fine Pix A203  03/9/3 16:01

No.83: 1,September,2003   <自業自得 > 
もとはと言えば、自業自得なのだが、何のはずみか、百人の前でデジタルカメラのレクチャーを行う羽目になる。とは言え、1時間弱の時間で、メディアとバッテリの種類、PCへの転送方法、シーン別撮影術、画像処理までやるのはさすがに無理があった。

左はプレゼンテーション用の画像の一枚なのだけれど、ブツ撮りテクはまだまだ甘いですね。
 
 
 
 
 
 

 

C-2100UZ  03/8/25 18:14

No.82: 26,August 2003   <The End of Summer > 台場
あっという間に夏休みも過ぎてしまう。

この日記に記した以上の一体何があったのだろうか?
心が得たものを抽出しようとすれば、ほのかな場所の余韻しか残らない。
むしろ残された大量のJPEG画像の山の中に、忘れてしまった宝があるのかもしれない。

 

C-740UZ  03/8/25 18:56

No.81: 26,August 2003   <どこまで行っても・・・> 旗の台〜荏原
戸越銀座周辺もそうだが、それに隣接した荏原・中延・旗の台を結ぶエリアも、日本有数の商店街密集地域である。軽く一駅、商店街が続き、さらに先まで提灯の下がる街路が続く。つい街並みの活気に気を取られ行過ぎてしまうと、周囲に駅が見つからずとんでもないことになる。
Fine Pix A203  03/8/23 18:56

No.80:26,August 2003   <最大の敵は・・・> 池上本門寺
都内とは思えない自然の高低差のある風景、スケールの大きな境内を誇る池上本門寺だが、撮影の最大の敵は、暑さではなく、蚊である。二三秒足を止めようものなら、新たに刺し傷が一つ二つ増えている。しかも、そのパワーは緑も水もないような都心のひ弱な蚊とは、けた違いで夜も眠れないほどである。

そんなわけで、有名な五重の塔も、力道山の墓もおとずれることなく、この場所を立ち去った私であった。
 

Fine Pix A203  03/8/23 17:15

No.79: 23,August 2003   <続 天はニ物を与えず> 新宿
早々にX20を手放すことに決め、口直しに買ったC-740UZだが、シャドウの墨っぽさは変わらないものの、原色系の色の鮮やかさがそれをカバーしてくれる。j実はこれでも彩度を下げているのだが・・・

C-2100UZの時期にこの色が実現できていたら、多くの人がどんなにか幸せになれただろうに。
 

C-740UZ  03/8/22 20:00

No.78: 23,August 2003   <百聞は一見にしかず> 銀座
自業自得ですよ、Sonyさん。
高密度CCDで数値だけの画素数を誇るよりも、美しい画像を出力できるディバイスを自分の目で見て、つくってもらいたいものです。
DiMAGE X20 03/8/21 21:14

No.77: 23,August 2003   <天はニ物を与えず> DiMAGE X20
22700円という安さと、携帯性からつい買ってしまったDiMAGE X20だが、1/3.2インチCCDと屈曲光学系の相乗作用から、Xtに比べても画質がよくない。明るい場所は普通に写るのだが、少し暗い部分は色乗りが極端に低下し、ノイズにさいなまれる。シャドウがノイズにまみれるのは、3ミクロン以下の画素ピッチでは一般的であるが、それが中間調まではいあがってきてしまう。ラチチュードが狭いので、白飛びしたハイライトと墨のようなノイズのはさみうちにあって、夜などは美しい部分がほとんど見られないこともある。 

サイズといい、起動速度といい、シームレスでマクロができる点といい、単3日本での十分な撮影枚数といい、ハードウェアのできは非常によく、理想の目もカメラにはなっているだけに、まともに作品づくりができないこの画質はつくづく残念である。
 

DiMAGE X20 03/8/20 12:20

.76: 18,August 2003   <夢の中で見たパリは・・・>難波駅前

なぜか大阪のこの界隈にそっくりだった。
パリを知らないわけではないが、一体どこが似ていると感じたのだろう。
高島屋と新歌舞伎座のイメージが一つになって、オペラ座に結びついたのだろうか?謎であるがゆえに、夢そのものがいとおしく感じられる。
Fine Pix A203 03/8/17 18:42

No.75: 19,August 2003   <多聞にもれず>黒門市場

「大阪の台所」と称されるこの場所も、日曜日は開いている店はまばらで、人通りもかなり少ない。千日前の人ごみとは対照的だ。わかりきったことではあるが、やはり残念である。
Fine Pix A203 03/8/17 18:03

No.74: 19,August 2003   <I left my heart> 北野坂
in Kobe・・・ 

一つ一つの異人館はそれほどでなくても、何ともチャーミングな界隈である。坂道のつくりだすパースペクティブが素晴らしく、一つ一つの家も調度も、そして人物さえも絵になる。

もっと良い天気の時に、もっと広角のカメラを持ってじっくりめぐりたいと思うのでありました。
 


Fine Pix A203 03/8/17 14:37

No.73: 18,August 2003   <変わらないもの U>
変わらないもの、それは海の色ときらめき。
変わってしまったもの、それは打ち上げられ、海岸に溜まりゆくゴミの量。
ゴミ処理を市内で行えないこの町は、他の都市以上にクリティカルな状態にあるが、それは人の心を徐々に腐食させる。
 

いつのまにか、長くはいたいと思わない街になってしまった。
いつしか、その波は地球全体に広がるのかもしれない。

Fine Pix A203 03/8/15 15:54