ようこそ! いるいるの部屋へ

7月5日から7月31日まで


ミニミニ情報 投稿者:電気羊  投稿日: 7月31日(月)09時46分12秒

今発売中の「プレミア」(ウィノナ・ライダーとアンジェリーナ・ジョリーの表紙)を
立ち読みしたら、1ページのコラム記事に、ちょっとだけ、「アパーメント・ゼロ」の
ことが書いてありました。記事は、「リプリー」についてなんですが、男が男を慕う
映画として、「アパ〜」も忘れちゃいけない、みたいに書いてありました。

それだけなんですが。

P.S.
いるいるさん、「スターログ」見てくれました? (^_^;)

http://www.ne.jp/asahi/e/sheep/


暑中お見舞い申し上げます 投稿者:YOKO  投稿日: 7月27日(木)02時29分48秒

 ご無沙汰しております。皆様、暑さに負けずに元気でお過ごしでしょうか?
子供は夏休みに入り、そうめん、ヤキソバ、チャーハンの繰り返しの昼食に学校給食の有難さを
ひしひしと感じる毎日です。

Relative Valuesのプレミアでの写真のColin、素敵でしたね。キリッとしていて、目はやさしくて。Morning Anneさんの黒田官兵衛の例えににっこりしてしまいました。
The Sun Onlineの記事によるとColinは「ライバル役のヒュ―・グラントよりカッコよく見えるように 2Stone(約12.7キロ!)減量した」そうですが、なるほど・・・
どんな減量法をとったのかColinに教えてもらいたいです!わたしの方がおささんより抱えてるんじゃないかしらと思います。

Colinは歳を重ねるにつれて素敵になっていく俳優さんだと思います。「いつも自分ができる限りの事はやってきた」という自負が俳優さんの顔を形づくっていくというのか。「やあ、あの人、歳とらはってからええ顔にならはったねぇ〜」という感じの。My Life So Farが9月12日にビデオで発売ということなので(Amazonで$16.99)今から楽しみです。

最近になってようやくA Month In The Countryを見ました。静かに、でも心の奥深くに語りかけてくる映像に強く、強く心惹かれました。Oxgodbyの美しい自然、美しい音楽、そしてなによりも
Colinの演技の素晴らしさ。LIZさんのサイトではMr.Darcyの次に Tom Birkinに人気が集まっているようでしたが、よく分かる気がします。わたしが画面に見たのは演技をしているColin Firthではなくて、傷を受けた魂を徐々に癒していくTom Birkinその人でした。
素敵なシーンがたくさんある映画ですが、野原の大きな墓石の上に横たわり、煙草をくゆらせながら木洩れ日を避けるように草色のハンカチを顔にかぶせる時のColin。あの時の表情が大好きです。なんてきれいな顔なんだろうと(美男子というのとは違って)思いました。この作品を見て、まるで宝物に出会えたような気がしました。

kellyさん、とものすけさん、はじめまして。よろしくお願いします。
普通なら会える由もなかった多くの方とこの場でColinの話ができて、いるいるさん、いつも感謝してま――す。
 


そして彼の君はサンフランシスコへ 投稿者:おさ  投稿日: 7月26日(水)11時41分17秒

いるいるさん、私はまだサンソム・ショックから立ち直れていません。
ロイヤル・オペラ・ハウスのHPには「バレエ団の運営を勉強するため」にサンフランシスコ・バレエに
行くとしか書かれていません。勉強ならロイヤルでもできるのに...と思いますが、あえてそうせずに
果敢に新天地を目指す姿に拍手を送りたい、ところです。が、決断がチョット早すぎるよ〜(ああ未練;_;)
去る20日の「マノン」のデ・グリュー、そして25日のレスコー兄役で、彼のダンサー生活が終わりました。
レスコー役は、今回が初めての挑戦だったのですよ。これから単なる王子様ダンサーで終わる人では
ないことを、証明してみせてくれると、期待していただけに本当に残念です。とはいえ、
20日のカーテンコールでは、満面の笑みを浮かべて客席に投げKissをして去っていったそうで、
こんなに鮮やかに幕を引いた人に、いつまでのグズグズ言っていては駄目だなぁとも思います。
後は、いつかロイヤルに芸術監督として帰ってきてくれることを、祈るのみです。
(日本の新国立劇場バレエ団の芸術監督だったら、さらに嬉しいかも)

サンソム関連の記事を探して、あちこち見ていたら面白い記事をみつけました。
なんとジュディ・デンチが「恋におちたシェイクスピア」この中で使われていた劇場のセット
の出来栄えがあまりにも見事だったため、撮影終了後買取り、保管しているそうです。
これをゆくゆくロンドンのアルメイダ劇場近くのイスリントン地区にローズ・シアターとして
設置する計画が進んでいるらしく、850人収容する3階建てのこの劇場には、ガラス張りの天井が
付けられ、上にはなんとマンションが建設される予定。デンチは、「シェイクスピアの時代に
使われていたのと同じ機構のこの劇場を、学生など若い世代が演技を学ぶ場として使ってほしい」
と言っているそうです。オープンは2002年の予定とか。マンション併設というのが、ちょっと?ですが、
これは完成したら、見に行くしかありませんね。ウェセックス卿が座っていた席を探せ!なんて。
ジュディ・デンチの演劇に対する情熱には、関心させられます。

Morning Anneさん
淀調・ヴァルモン篇も面白かったです。
次は何を解き明かして下さるのでしょうか。余力がおありでしたら、是非番外編・マギー・スミスも
お願いしますね。

ところで、ヴァルモンの筋とは関係ない質問なのですが、あの映画の中でドアをノックするシーンが
何回かでてきましたが、そのときのノックの仕方が<コンコン>と叩くのではなく、ドアを
こするようにしていましたよね。あれは、当時の作法なのでしょうか。それとも特定の人同士の
ないしょの合図のようなものなんでしょうか。ドアをこすっただけで、部屋の中にいる人に聞こえる
のかなぁ、と気になっているのですが。
ご存知の方いらっしゃいましたら、教えて下さい。


淀調 フォアマンの望郷・二つの祖国 投稿者:Morning Anne  投稿日: 7月22日(土)00時23分24秒

お久しぶりの淀調です。草木も枯れるこの猛暑、シネマも夏枯れでこの機会にヴィデオで
名作の旅をしようと思いつつもTHUTAYAへの道のりが遠く感じる今日この頃・・・

「マン・オン・ザ・ムーン」あっという間に終わりましたね。もう少し保つか思いましたが駄目で
した。役者は良くて、題材も悪くない、でもアメリカの笑いはアメリカで、しかもこの場合は少数の
人にしかしか通じない。それでいいと作ったフォアマン、まるで自分を重ね合わせてるみたい。
フォアマンは「カッコ−の巣の上で」「アマデウス」撮ってアカデミー賞獲りました。「アマデウ
ス」ロケはプラハ、自分が捨てた故郷、そして聞かれて答えました。「もし招かれるなら撮りたい。ただしアメリカの監督として、ね」「自分はいつもアメリカの監督なんだ、と思って撮るように
している」プラハに残っていたら到底得られなかった栄誉、ハリウッドならではの規模、しかし「ア
マデウス」が受けて受けてアメリカ人が沢山ツアーを組んでプラハへウイーンへ行ったとき、旧大
陸の人間はなんと言ったか。「ヤンキーが来て、ああ、この建物は「アマデウス」で見たね、と言う。馬鹿な奴らだ、この建物は「アマデウス」の出来る何百年も前からここにあるんだ」
まあ皆さん、フォアマンこれを聞いてどう思ったでしょう。言うまでもない、その答えが「ヴァルモ
ン」ですね。この二つの作品、つなげてみたらなんとも何とも痛ましい。コケないわけがない題材、
寄ろうとしないもどかしいキャメラ、投げ出されて連結しようのないエピソード、それが世界中で喝
采を浴びたモーツァルトの後にくる。「アマデウス」、モーツァルトに騙されて、その音楽に騙さ
れて皆崇高な物語を見た気になりますね。しかしこれは、さあどうでしょう、オペラで言えばモー
ツァルトには遠く及ばず人情世話物ヴェリズモ・オペラ、しかも物語の源は、江守徹がステージ上を
転がりまわってそれでもモーツァルトに見える仕掛けのSHAFFERの脚本。このアイディアが先にあ
って、音楽が映像が来る。そのどれもが何百年の歴史に耐えて生き残ったものばかり、観客がひれ
伏す間を縫って単純化された男二人の構図が染み込む仕掛け。この観客の先入観を縦横に利用し尽
くした「アマデウス」、しかし真実はそんなに単純ではない、とフォアマンは思ったかも知らん。
今度はヴェリズモではない、皆にわからなくてもいい、竹を割ったような作品ではなくて、曖昧模糊
として棺を覆ったあとでも分からなかった、言われるような作品を撮りたい思ったかも知らんの
ね。なぜならそれこそがヨーロッパ、そしてその文化の粋はフランスの宮廷文化、その上で踊る人
間達の心理劇、これを撮ってこそのヨーロッパ、あるいはフォアマンはそう思ったかもしれない。
しかし悲しいかな、フォアマンはハリウッドの監督、その市場はアメリカ大陸、旧大陸の人間は彼を
自分達の仲間だとは思わない。両大陸の人間とも「ヴァルモン」がヴェリズモを脱してドビッシ−
の「ぺレアスとメリザンド」を目指したものだとは考えもしない。叫ばず、歌わず、暗示して終わる
映画、主人公ヴァルモンが去ったあともすべて世にことはなく、彼がそのために命を落とした女性は
薔薇の花1輪を奉げたのみ.セシルに宿った子供はフォアマンの感傷。そういう「ヴァルモン」を
作って、彼は再びアメリカに戻っていく。

そしてコリン・ファース、墓石が映って、エンドマークが出て、これでもうお仕舞い?まだなにかあ
るんじゃないの?と言う終わり方。映画が終わって観客が帰る、そしたら墓の蓋が開いてコリンの
足がどんどんどんどん歩いて歩いて、海を越えたらコヴェント・ガーデン、ジャンパー姿でもじゃも
じゃ頭のコリンがマルボロ吸いながら壁にもたれて大道芸人が歌うラクメ「花の歌」を聞いてる。
だれも彼に注目しない、それがいかにも心地よさそうなコリンの顔。
「ヴァルモン」はそんな映画でしたね。


はじめまして。 投稿者:とものすけ  投稿日: 7月22日(土)00時18分28秒

みなさん、こんばんは。
はじめてこちらのHPにおじゃましました、とものすけと申します。
びっくりですよ〜〜〜!!
ジャドさんのこんな素敵なHPがあったなんてー!!
(ごめんなさい。私の中でコリンは「ジャド」のままなんです。)

あー、ジャドさん・・・もう14年も前のことなんですね・・・。
友達とビデオを何度も何度も見て、ジャド&ガイのセリフならほとんど言えた高校時代・・・。
懐かしいです。

実を言いますと、わたし、ここ10年くらいジャドさんのこと、忘れてました・・・。

今日、「ブリジット・ジョーンズ」を読んでびっくり!!!
「え?コリン・ファースって・・あの?ジャドさんの・・・?」
びゅーーーーーー!っと10年の歳月を越えてジャドさんがよみがえりました。
Kellyさんも書いてましたが、今は便利な時代ですよね。
インターネットなんてものがあって。
今年の始めにPCを購入して、めぼしいモノはくまなく検索したつもりでしたが、ジャドさんのこと、すっかり忘れてました。

あー、うれしいです!
これからもちょこちょこオジャマさせていただきます。
まだ、ここのHP見つけたばかりでよく見てないので、これから見て回りま〜す!
(まず、ご挨拶を!と思って、BBSに飛んできました!)

みなさん、よろしくお願いします。


夏休み突入 投稿者:いるいる  投稿日: 7月21日(金)21時18分37秒

皆様、ご無沙汰しておりまして、申し訳ありません。
何とか、落ち着きましたが、今度は夏休み、なかなかネット生活に没頭できません。
ちょっと悲しいわぁ。

>turaさん
リンク貼って下さって、ありがとうございました。私も
自分のリンクページ更新の際、リンクさせていただきたいと思っています。
その時には、ご連絡いたしますので、暫くお待ち下さいね。

>「アパートメント・ゼロ」
この作品は、コリンの代表作の一つですから
信念を曲げず、そうコメントして下さいね。お願いします。
彼のインタビューを読むにつけ、彼の学生時代に起きた
様々なことが、この作品に根付いているように思えるので。


>Kellyさん
初めまして!!また沢山、コリンへの熱き想いを書き込んで下さいね。
お待ちしています。私も、インターネットを始めるまで
コリンがこんなに沢山の作品に出ていること、メグ・ティリーとの間に
お子さんがいたこと、全然知りませんでした。
インターネットで、もう一度彼に会えなかった
空白の時間をなぞり、今に至っています。

私自身は、英文も上手く訳せないので、ここに
お越し下さる沢山のファンである皆様の
お力をお借りして、このサイトを作っています。

どうぞ、これからも宜しくお願いします。
どんどん発言して下さいね。お待ちしています。


>おささん
お見舞いありがとうございます。

えっ〜!サンソムが引退ですって!!うそ〜。
それもダンサーを止めてしまうんですか?悲しいです。
もっと、もっと踊っていただきたいのに。
彼、これからどうなさるんでしょう。また何か情報が
ありましたら、教えて下さいね。お願いします。

あ、それとコリンは大丈夫よ。だって役者バカ(ごめんなさい、、誉めているつもり)
ですもの。彼は演じるのを天職と考えているはず。
若い頃は、悩んでいましたけれどね。動物占いで
晩年成功すると出ていました。きっと、素晴らしい役者さんになる
(今もそうだけど)はず。絶対に。

また、遊びに来て下さいね。


では、皆様、暑さが厳しいので、お身体ご自愛下さいね。


暑中お見舞い申し上げます 投稿者:おさ  投稿日: 7月21日(金)18時20分40秒

暑いですねぇ〜。皆さまお元気ですか。
できればこの暑さで溶けてなくなって欲しい脂身を、大量に抱え込んでいる私としては、
ひたすら涼しく爽やかな秋の訪れを待つ心境です。あ゛あ゛、燃費が良すぎる我が身が憎い....。
スミマセン、うっとおしい書き出しで。暑さゆえの錯乱と、お許し下さい。
だって、錯乱もしますよ。ロイヤル・ファンの皆さま、聞きました?
ロイヤル随一のノーブル・ダンサー、サンソムが引退ですよ、この7月いっぱいで。
突然すぎて、涙も出ません。単にロイヤル退団というのなら、まだ彼の舞台をみるチャンスは
ありますけど、引退されてはどうにもなりませんよね。せめて引退公演でもあれば、ロンドンに
すっ飛んで行くのにぃ〜!

俳優はダンサーと違って、加齢が引退の一要素になることはないでしょうが、コリンも変な
美学を持っていたりしたらどうしよう。(ああ、不吉な連想が止まらない。)
体形維持が難しくなったら、或いは頭部の地膚の露出が激しくなったら(こらこら^^;)
もうスクリーンには出ない、なんてことにならなければいいのですが....。
いけない、いけない。コリンは<みてくれ>だけが売りの俳優ではありませんよね。
おじいちゃんになっても、ムクムクになっても、変らぬ眼差しと渋い声で、そして言うまでもなく
確かな演技力で、いつまでも私たちを魅了し続けてくれることでしょう。
はぁ、なんとなく落ち着いてきました。 大変お騒がせして失礼しました〜。


はじめまして 投稿者:kelly  投稿日: 7月18日(火)22時52分13秒

はじめて書き込みします。
Colinをはじめてみたのは「AnotherCountry」、もう大ファンになってしまって「ApartmentZero」が公開されたときも、すごく小さな映画館を探して探して見に行ったことが懐かしい。
あのころ(10年以上まえですねえ)はインターネットなどというものはこの世に影も形もなくて、ごくわずかなColinの情報を大事に、何度も読み返していました。
SIPがようやくレンタルビデオの新作コーナーから外れたころやっと見る気になった私は、ColinだけでなくRupertまで出ていることにびっくり、ACを思い出してひとりテレビの前で盛り上がっていました。
そして、ようやくインターネットで「Colin」を検索することを思いつき、このサイトにたどり着いたのです。
その日以来、私の毎日はあけてもくれてもColin,Colin,Colin!
イギリス本国でもこれほど有名になっていたなんて・・・
P&Pも、このいるいるさんのページで初めて知り、早速Amazonで取り寄せました。
なんだかいい時代になったなあ、とちょっと年寄りくさいのですが、昔の自分を思い出すと
本当にしみじみとネットのありがたさを痛感します。
MorningAnneさんの「淀調」解説、楽しみに読んでいます。そうか、ジャドの存在にはそんな意味があったのか、と。
P&Pをみて、ダアシイマニアが生まれた理由は充分すぎるほど納得できたけれど、やっぱり私にとってColinはジャドなのです。映画もビデオも何十回みたかわからない。
すみません。ひとりよがりの書き込みで申し訳ありませんが、ここを見つけられたことを本当に
うれしいと思っているのです。
これからも時々書き込みさせていただきます。よろしくお願いします。


先日はご協力ありがとうございました♪ 投稿者:tura  投稿日:07月11日(火)22時29分31秒

いるいるさん、こんばんわ。turaでございます。
遅くなりましたがやっとこさリニューアル(といってもほとんど前と同じ・・・)いたしまして
こちらへのリンクも無事終了いたしました。
どうぞご確認くださいませ〜♪

それでは取り急ぎご報告まで。
また遊びにきますね〜!

http://nagoya.cool.ne.jp/molko


ありがとうございます 投稿者:いるいる  投稿日:07月08日(土)23時48分11秒

Anneさま、YOKOさま、ありがとうございます。
DVDばかりではなく、ビデオの方も登録してみました。
ビデオ化をご希望の方は、こちらの方も宜しくお願い申し上げます。

http://www.tanomi.com/metoo/naiyou.php?op=962967465&id=7841&catid=38


「高慢と偏見」 投稿者:いるいる  投稿日:07月07日(金)20時30分26秒

Morning Anneさま、
素敵なヴァルモン評 ありがとうございます。
次回の投稿も楽しみにしております。今日は短めで失礼いたします。
下のURLで、新しい運動を始めてみました。
皆さんのご協力をお待ちしております。どうか宜しくお願いします。
(これは、ビデオ化)
http://www.tanomi.com/metoo/naiyou.php?op=962967465&id=7841&catid=38

↓これは、DVD化です。宜しくお願い申し上げます。

http://www.tanomi.com/metoo/naiyou.php?id=7843&catid=6&op=962967418


淀調 美神の悲劇 投稿者:Morning Anne  投稿日:07月05日(水)20時23分20秒

はい、淀調です。いるいるサンご紹介の写真、早速拝見してまいりました。コリンのこの表情見て
ましたらどうしたことか、唐突に思い出したのが黒田官兵衛、のちの如水。しつけの厳しい地方の
小豪族の家に生まれて若い頃は挙措振る舞い折り目正しく、涼やかだけれどもどこか堅苦しいとこ
ろあり、それが歳を重ねるごとに若やいできて最後は二十歳の青年のような、言われた人。国も時
代も全く違うけれども、そんな雰囲気を感じさせてくれました。

さて彼の若いときの「ヴァルモン」。彼に敢えて色悪の演技をさせなかったフォアマン監督、それ
はそれだけの理由があったのね。ヴァルモンはすべて持ってる。コリン・ファース自身が言うてる
でしょう、「ヴァルモン子爵は、若くて裕福で賢く、女性や子どもに愛され、美貌で寛大で、正直で
センチメンタルで、誰もその魅力には抵抗できない。彼はそれゆえに命を失うのだ」(現代教養文
庫1519 世界映画俳優全史 現代編2 257ページ)田山さんは彼自身、役の二枚目性を強調して
る、とコメントしておられますが、ここのところも少し突っ込んで欲しかった。それだけすべて持
ってる男、何も欠けたものがない男が、どうしてくだらん決闘騒ぎを起こして犬死するか。どんな
格好つけたってあんな、浮浪者3人引き連れて二日酔い(?)の翌朝でただの騎士に刺されて死ぬ
なんてくだらない、それもフォアマン版とは違う、あっという間の出来事、もののはずみ言うてもい
いくらい。すべて持ってる男が死んで、ダンスニーもジェルクールも永らえるというこの世の中。
そのヴァルモンの転落の引き金を引いたのは貞淑なトゥルベール夫人ですが、それはあくまでうわ
べだけのことで、それは本当は単なるきっかけに過ぎない。ヴァルモンの死は限りなく自死に近い
もの。女たちに踊らされていると見えて、その実踊ることを選んだのは子爵自身。色悪の演技をし
てはそれが出ない、出せると思って選んだのがコリンですね。

もう少し喋りましょうか。光源氏いるでしょう、帝の御子で血筋美貌ともに揃ってる。葵上いう奥
さんもいて他にも上等の愛人がいて、それでたかだか受領の後妻、大して美しくもなく歳も若くな
い空蝉に手を出す。それも言い草がずいぶんひどい。自分は何をしても許される身、お前の夫だっ
て名誉に思うだろう、位のことを言う。傍若無人、思い上がってて、まあそれがあとでしっぺ返しを
喰らうわけですが、逃げられちゃうと替わりに傍らに寝てたもうひとりの娘に手を出す。めちゃく
ちゃですね。光源氏はどうしてそう無茶をやるか。平安の昔で公家の世界だからヴァルモンみたい
に切り殺されないで済んでますけど、根っこにあるのは同じもの。何でもあって求めて与えられな
いものはない。いいなあ、思うかも知れんけれども若い男がこんなに辛いことはない。勿論、生ま
れたときからこの生活ですから本人は意識してるわけじゃない、しかし思春期のあたりから鬱屈が
無意識の中にたまってたまってたまっていく。心身が変化してしかし必要と思われるもの、異性の
心も肉体もいとも簡単に与えられる。こんなんでいいのか、自分で長い道のりを追って追って掴ま
えたい、言う衝動が出口を求めて徘徊するようになりますね。もう、正直言うたらヴァルモンは女
の好意もわずらわしいの、嫌われたほうがいいの、だからわざとみんなの逆、逆行ってみる。その
もどかしさ、絶望の深さがちらちらしてる。だからトゥルベール夫人、あっさり落ちたもんで少し
も嬉しくない、むしろ夫の元に帰っていって初めて心底本気になる。その一部始終見てたら痛まし
い、何でも持ってる男が若さと言う暴君と戦ってる、生きる、言うひりつくような辛さが豪奢な衣
装に包んだコリン・ファースの全身から匂い出てました。
その辛さはまだコリン・ファース自身が引きずってる。ダアシイ役で大当たりとって、嬉しいけど
嬉しくない。いっそこの顔歪んでくれたらいい、くらいは心の片隅で思ってたりする。だから恋に
落ちたシェイクスピアのエセックス卿、あれはダアシイの陰画、わざわざ不恰好な笑いものを進んで
演ってのけるその凄さ。これこそコリン・ファースにあってレイフ・ファインズにないもの。

そしてまた感じるフォアマン監督の胸の内は次回。
それまで皆様、ごきげんよう。


皆様、お見舞いありがとうございます 投稿者:いるいる  投稿日:07月05日(水)09時46分13秒

いるいるです。
いつもお越し下さる皆様、書き込みをして下さる皆様
本当にありがとうございます。

皆様のお力、励ましのお言葉で、私たち家族一同なんとか頑張っております。
言葉が足りなくて申し訳ありませんが
皆様のお心遣いに心から感謝いたします。ありがとうございました。

なかなか自分の掲示板への書き込み、ホームページ&ニュース
の更新することが出来なくて、申し訳ありません。
コリンのニュースも、なかなか見られないのですが、下記のURLにて
素敵な彼の写真を見つけました。どうぞご覧になって下さいね。

レスはまた、後日時間を見て書き込みます。
遅くなるとは思いますが、どうかお許し下さい。

PS:(私信)
シマさま、いろいろとお心遣いありがとうございました。
またメールさせていただきます。

http://hem.passagen.se/lmw/news.html