8月1日から8月31日まで
大失敗。 投稿者:みゆき 投稿日: 8月31日(木)22時04分21秒
暑い日が続きますが、みなさまお元気でお過ごしでしょうか?
ここで、笑い話を一席。
注文していたビデオ「アパメン」、「サークル…」、「ターンオブ…」が夏前に届き、
こちらでも話題になっていましたので、片っ端から観ることにしました。「アパメン」「サークル…」ときて、
最後に「ターンオブ…」を観たとき、あまりの出番の少なさに驚いたものの、途中でおばけ(!?)が出てきたとき
「な〜んだ、ここに出てるのか。それにしてもずいぶんなコスプレだこと。」などと思いこみ、
さらに、5回ほど全く気づかず鑑賞していました。
でも、最近になって、ようやくおかしいと思いだし、食い入るように画面をみると、似ても似つかぬおじさんではないですか。
ショックです。こんなところでコリン歴の短さが出るなんて。。。
すみません、ごめんなさい、皆様。もっと精進いたします。
ありがとうございます 投稿者:YOKO 投稿日: 8月30日(水)01時19分32秒
今しがた投稿ボタンを押しましたらCheekyさんの書きこみが・・・
Cheekyさん、ありがとうございました。ご親切にお礼申し上げます。
ありがとうございます 投稿者:YOKO 投稿日: 8月30日(水)01時12分15秒
Morning Anneさん、そしてメールを下さいましたK様
ご教示下さいまして本当にありがとうございました。"And he shal com with wondes rede to deme the quikke and the ded-"
教会の中での会話は、「彼は裁きを与えるために来たる」
PUBでMoonがBirkinに自分自身の事を語る場面では
「死者に裁きを与えるために、彼は天より来たる」
ということだそうです。
お二人ともご親切にありがとうございました。後ほど改めて書き込みさせていただきます。
まずはお礼まで。
A Month In The Country 投稿者:Cheeky 投稿日: 8月29日(火)23時20分44秒
気がついたらもう8月も終わり。でもこの酷暑はまだ続きそうですね。
Morning Anneさんの書込みを読んでいたら、またイギリスでひと月の夏を
過ごしたふたりの青年に会いたくなって、ビデオを見返していました。Yokoさんのご質問の部分の字幕を確認しました。
Moon氏の台詞"And he shal com with wondes ..."は、
「死者に裁きを与えるために彼は天より来る」
Moonが棺の蓋の上の土を手で払った時の台詞は、
「哀れなる者、我は呪われし者」
・・・と、なっていたようです。いるいるさんをはじめとして、お子さんのいらっしゃるおうちではそろそろ
夏休みの疲れがたまってきた頃でしょうか。時節柄どうぞご自愛下さいね。http://www2.odn.ne.jp/cheeky/cinema/
淀調番外編 黒い首飾り 投稿者:Morning Anne 投稿日: 8月 4日(金)15時43分48秒
はい、お久しぶり。淀調でございます。
大家のいるいるサンを始め、皆様暑中お見舞い申し上げます。
さて「ヴァルモン」で落としたことが一つ。腐っても鯛、フォアマンの意地が出ていたキャスティ
ング、それはメルトゥイユ夫人の腹心の侍女を黒人にしたことですね。これはね、アングロ・サクソ
ンには出来ない芸当。隠微な色事の助手に黒人女を持ってくる。母親をオペラに誘い出しておい
て、セシルとダンスニーを密会させる。導きいれたのはあぶなヴェネチア絵画に埋め尽くされた小
部屋。薄物のベビードール風ドレスをセシルに着せて、全身眺め回して歯茎むき出して、メルトゥ
イユ夫人はご趣味が宜しいから、言うのね。そしてダンスニーが入ってくる。ごゆっくり、と出て
行って実は部屋の壁にかけてあるカーニバル用マスクのところから覗いてる。大きな白目の中の
黒い瞳がきょろきょろきょろきょろ動いてるの。もうね、侍女言うてもこれは「風と共に去りぬ」
のあの恰幅の良いマミーなんかとはまったく別の生き物なのね。地中海の風を受けて育ったあの
ヴェネチアのけだるくて甘い香りが黒い侍女の服来て動いてるの。だけどアネット・ベニングだ
からもう一押しが効かないのね。でもこれは、おや、と目ざましかった場面でした。
これがあるからアイヴォリー監督もジェファーソン・イン・パリ=「ある大統領の情事」作ったで
しょう、アメリカの大統領がパリで雇った娘と同じ年頃の黒人の小間使いに手をつける話。これな
んか、アメリカの建国時の英雄の大大タブーだったから、出来はともかくよく作った思います。
黒人使うのには昔から型があって、ジャズクラブのバンドマンや芸人達に始まり、虐げられる役柄、
底抜けの馬鹿、小ずるい悪党、尻軽女、等々ミュージシャンを除いてはあんまり凄味もないし、頭も
良くない。山田詠美さんを読むまでもなく、「ポギーとベス」のパターンね。ポギーに大事にされ
てせっかく堅気に収まってたのに、他の男に誘惑されてニューヨークに逃げちゃう。それが黒人、
いう潜在意識が観る方にもあって、だから「カラーパープル」もきれいすぎ、と酷評されました。
だからびっくりしたの「ラスト・ハーレム」。フランス、イタリア、トルコ合作でロケもせなならん
から襟を正したところもあり、題名から想像するよりはるかに真面目。オスマン帝国の陥落・ハー
レム版みたい。語り口はシエラザード、過去と未来を行き来しながら語られた御伽噺ね。それで
びっくりしたのはヒロインのサフィエと恋に落ちる宦官ナディール。実際には頭良い黒人は一杯い
る。ブッシュ陣営の参謀も若い黒人女性の大学教授。しかしスクリーンで一目見て、ああ、これは
頭良さそうやなあ、秀才やなあ、気品あるわあ思える、いうのはまずいない。第一使わないものね。
それがこのナディールさん、突き放してみればたかがハーレムの狭い世界の出世だけれど、見るか
らに官僚の顔なの。帽子被って詰襟の服着て、鼻の下が異様に長いのだけれど、その下、厚くてしか
し形の良い引き結ばれた唇がきて絶妙のバランスを保ってる。服脱いで帽子脱いでタコ坊主になっ
たらイメージ崩れましたけど、それは彼がもはや男ではないということでやや救われてる。この話、
だからそのナディールという男の悲劇なのね。ハーレムという籠の中で生きるように身体を変えてしまって、大願成就目前にしてその籠が壊れてしまう。サフィエとの愛も彼を救えない。組織の中
の男の悲劇、それをハーレムの香油にくるんで見せた大人の御伽噺。そこまで深読みしなくても、ヴェルディの椿姫を観る皇帝、色とりどりの衣装、調度が絢爛豪華で目の保養、機会があったら観て
下さい。
さて、この品あるナディールに比べたら「Travels with My Aunt」のマギー・スミスの用心
棒、期待して観ただけに悲しい仕上がり。王様みたいにホテルで威張って立ってたはずがマギー・ス
ミスのフラットでピアノ弾いてるミュージシャン崩れ。70年代アメリカ映画の限界ですね。まあ、
それをいうならそもそも原作、確かに彼に訛りのある言葉を喋らせてますが、邦訳になると「だんべ
え」調なのね。これじゃお百姓と変わらないじゃないですか。お百姓だって、土地が違えば違う方
言しゃべるでしょ、怠慢だねえ。でも話は「情事の終わり」のグレアム・グリーンですから、一筋縄
ではいかない。この作品に出てくるマギー・スミスを観たら今の謹厳実直な彼女がどんなに笑える
か。
次回は「マギースミス版・悪徳の栄え」をいたします。それでは皆さん、ごきげんよろしゅう。
いるいるさん、そして皆様お久しぶりです.
いるいるさん、遅れ馳せながら、いろいろと大変だったご様子。落ち着かれたと聞いて
少し安心しています。ゆっくり夏休みを過ごしてくださいね。
最近、コリン君の新しいニュースがないもので、プレミアを購読している先輩に、BDJの
記事はまだか、まだかとせかしている私です.
早く、映画を作り始めてほしいですよね。
最近ルパ様の、”理想の結婚”を見ました。コスチュームプレイ&豪華キャスト、
オスカーワイルド、とかなり期待していたのですが、なんというか、小さくまとまって
しまったように感じた映画でした。
ルパ様扮するゴーリング卿がどんどんまじめになっていってしまって、ちょっとつまらない。
といっても、楽しめましたよ。クイーンズイングリッシュの心地よさはやはり英国映画ならでは
ですね。ビデオがでたら買おうかなと思ってるところです。
映画とは全然関係ないけど、ボーイ・ジョージがルパート・エヴァレットの事を、
”鰐皮のハンドバックみたい”といったそうな。
くやしいけど、そう言われてみれば。。。。
9月にロンドン、アイルランドに旅行に行く事になりました。
そのころには雑誌中にコリン君の記事が載ってないかなあ.