『私の読書備忘録 3』 up to date : 2
May. 2009
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近代科学・天文学の扉を開いたといわれるケプラーの伝記。
彼は、惑星の軌道を美しいアイディア、「正多面体の構造」で説明しようと計算を繰り返したけれど、うまくいきませんでした。
なぜなら、そのアイディアが間違っていたからです。
数十回に渡る複雑な計算の後、自らの誤った仮説を勇気をもって否定し、遂に真理を発見する、
どんな人物だったのか、とても分かりやすく描かれています。
忘れられない言葉たちを引用します。(小林 京和)
死の直前まで印刷しようとしていた著書『SOMNIUM』(ラテン語で「夢」)は現代のサイエンス・フィクションの始まりと云われています。
私の作品" SOMNIUM "シリーズは、幾何学と宇宙の構造を探し求めたケプラーへのオマージュでもあります。
" SOMNIUM " brooch type-9
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基本形は「正十二面体の中に正四面体が5個入った形」
その基本形を更に6個組み合わせて、一つの形態になっています。
原理的には、このバリエーションは無限に殖やしていくことが出来、
その展開の仕方も「平面状」「球体状」「らせん状」など、何種類かの対称性をもっています。
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