『私の読書備忘録 4』 up to date : 2
May. 2009
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私のお気に入りの一冊です。
旅に行く時はよく携行します。飛行機の窓外を眺めながら読むと、とても『効きます』。
サン=テグジュペリというと『星の王子様』が有名ですが、説教臭くて好きになれませんでした。
『人間の土地』はフィクションではなく、彼の実体験が語られているだけに、ズシン!とくるものがあります。
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忘れられない言葉たちを引用します。(小林 京和)
この作品は、『人間の土地』からイメージをいただきました。
「宝石のような緑の葉」
身につける「生きたジュエリー」として、エア・プランツを使うことがが理想的でした。
土が無くても生きていける不思議な植物で、成長も遅く、我が家では4年以上育ち続けている固体もあります。
上手に育てると、時々花も咲きます。
フランス語の原文と英語版、日本語版を読み比べてみたのですが、文章の奥行きが随分と違うように感じました。
日本語の言い回しの豊富さ、リズム感、文章の間合いから広がるようなイメージは、堀口氏の訳のおかげだと思います。
実は私はこの本で3冊目です。
ボロボロになったり、無くしてしまったりする度に買い直してきました。
新しい版の表紙は宮崎 駿氏のイラストになり、なかなかいい感じです。
宮崎さんもサン=テグジュペリにひとかどならぬ愛着をお持ちの様ですね。
数年前、NHKの『わがこころの旅』という番組で、実際にプロペラ機でサン=テグジュペリの飛行行路を辿る旅をされていました。(うらやましい!)
DVDが発売されているようです・・・(小林 京和)
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