徒然なる日記

ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。

2024年11月15日(金)
英雄伝説 界の軌跡終了
 なんだかちょうどいい感じのところがなく、困ったなと思いつつ進めていたら、気がつけば終わってしまいました。………………。っていうか、これどう見ても「黎の軌跡Ⅲ」じゃん!! なんでわざわざタイトルの文字を変えたのか意味わからんレベルですよ? 最後の画面を見ても「Ⅳ」で終了でいいじゃないですか、としか言いようがありません。リィンたちやネギさんたちの視点が加わっただけ。しかも、そっちの方はかなり早い段階で打ち止めになってしまいますし、実際チャプターの数もだいぶ違いますよ。庭城での扱いもアバターだかなんだかで虚しい感じになってしまいますし。
 それに、そもそものシナリオがなんかおかしいような? アニエスが犠牲になるの早すぎませんかね。これじゃ何のためにお母さんが犠牲になったのかわからないような。10年くらいしか時間を稼げていないことになる。アニエスに子供はいないんだから、どのみちこのままじゃ詰みは確定的なのでは? グランドリセットの間隔がどんどん縮まっていなければこんな展開になりようもないはずなんですが……。
 でも、最初から終わりの時は決まっていた、みたいに語られているしよくわかりません。はじめは前作の例のやり直し大連発のせいでこんな間抜けな事態に陥ったのかと思いましたけど、たぶんそうじゃないんですよねぇ? や、それも含めての予言じみた話なのかもしれませんが。
 ラピスが戦闘に参加しないのは想定外にも程がありました。「創」ではあんなにお役立ちだったというのに。信じられないくらいですわ。例のハッキングでなぜ、可愛くないアルテアになるのかも全く意味不明です。FIOの例を見れば姿かたちを選べるのは間違いないはずなのに、なぜあんな屈辱の象徴みたいな姿になるのか。理解に苦しみます。
 話にはちょいちょい出しながら頑なにティオ主任本人を登場させようとしないのも困りもの。次で出してくれればいいですが、なんだか怪しそうですからねぇ。正直、結社にも似たようなことが言えます。痩せ狼が出てきた時に、消去法からそうだと思った(意訳)、みたいなセリフが出てきますが、いやいや出ていない人まだまだいるじゃないですか。元大統領の娘とか、元王子様とか、そのお目付け役とか、火焔魔人を除いてもまだまだいるはずなのに。なぜすでに全員集合みたいな話になっているのか。全然くわかりません。
 個人的には八葉の人間が全く集まらなかったのが拍子抜けを越えて残念すぎました。さすがに8人出てくるなんて思いませんでしたけどリィンだけなんてねぇ。せっかく他にもキャラの立った人がいるというのに。
 あとぽっと出の感が凄すぎるとは思っていましたけど、ひょっとして女性パイロットの人はもう終わりですか? とんでもない勢いで退場してしまいましたが……。

 「閃の軌跡Ⅲ」の最後もたいがい酷かったですけど、それでもそうなるのは仕方ない理由が用意されていましたからねぇ。今回のはどうもその理由が弱すぎるように思います。納得感が足りないというか。次はいつになるんですかねぇ。

2024年11月17日(日)
オトメ世界の歩き方開始
 ようやく「英雄伝説 界の軌跡」が終わったので遅ればせながら始めました。エロゲーは「セレクトオブリージュ」以来なので、それほど久しぶりではありませんが、やはり良作に逢うと嬉しいものです。
 シナリオはNYAON氏ということで過去作「オトメドメイン」をイメージしてもらえれば、それほど的外れな感じでもありません。ただ、こちらはミドルプライスではないので(今の時代はフルプライスがいくらかは意見が分かれるところでしょうが)、やや規模が大きいように感じます。まぁ、あくまでまだプレイ途中なので断言は出来かねますけど。
 なので主人公にボイスがあるパターンとなっております。それでいながらテンポの悪さを感じないのは十分に評価できるポイントではないでしょうか。NYAON氏であることを考えると主人公はネックになりがちですが、本作ではそんなこともなくうまいこと魅力的なキャラに仕上がっています。というか、本作は複数主人公制だと思われるので一概には言えないところもありますが、恐らくは問題なさそう。
 mignon氏の原画と彩色されたCGはとても美しく可愛らしいです。購入前はあまり気にしていなかったのですが、今ではイベントCGが出るのが楽しみになっています。反面SDカットは人を選ぶ絵柄なので賛否ありそうです。数も少ないですし、それほど似ていないのもツラいところですね。
 シナリオは気になるところは正直ありますが、全体としては悪くないです。というか、気になるポイントはなぜか(?)アカリに集中しているんですよね。あからさまにいじめられていることに小隊メンバーがなかなか気付かないとか、ポンコツキャラ扱いされていながら狙撃、水泳、スパイ活動などが得意であるとか、どうも首を傾げる箇所が集中しています。逆に言えばそこ以外はあまり気になるところはありません。
 キャラクターはみな愛着の持てるメンバーばかりで掛け合いも素直に面白いです。リン先輩やミク先輩は後輩思いでほっこりしています。
 着地点はまだわからないものの、先が気になる展開が用意されていると感じます。ラストまで楽しめそうです。

2024年11月24日(日)
オトメ世界の歩き方終了
 先日の日記の段階から割とあっけなく終わってしまいました。無駄に長いよりはいいですが、作品に愛着を持ち始めていた頃だっただけに残念に感じました。今の時代も関係していそうですが、価格を考えるとボリューム的には寂しい感じです。ヒロインが2人しかいないのはさすがに擁護が難しいですね。6000円くらいの価格ならばともかく。しかも、ちゃんとヒロインになれるだけの実力を備えたキャラもいる訳ですからねぇ。
 ヤエカはちょっと怪しいかな、と思っていましたけど、よもやリン先輩がヒロインでないとは予想外にも程がありました。ユイの状況に理解を示す昔話とか煙幕が過ぎるんじゃないでしょうか。あれで一気に可愛らしさが増したというのに。ルリコに至ってはもうお前は何なんだ(悲)! というくらいあんまり存在に意味がありません。後半なんて死んだんじゃないかってくらい影が薄くなってましたよ。あ、マユミ上官は何の問題もないです、ええ。
 シナリオは後半でミク先輩が報われてホントに良かったね、と言わざるを得ない展開でした。特に悪いことしていないのに酷い目に遭いすぎでしょう。319回もループさせられるのももちろんですが、その成功条件がわからないとか無理ゲー過ぎますわ。本当にループであるかもわかっておらず、碌にフェミニスト側の情報にも触れられないから密猟とガイアのブチ切れの因果関係もわからない。ループ物にありがちの歴史の修正力みたいなのはきっちりあるとなっては、どんな行動を採ればいいのかわかるはずもありません。結局この辺の事情のために1周目の中盤以降の展開は全て発生しない訳ですしねぇ。ガイアが攻めてこないから被害も受けず、大掛かりな作戦も発動されず、男たちとも出会わない。なのでルリコも空気になる、と。
 しかし、どうにも気になるのはミク先輩に比べて双璧となるはずの
アカリの魅力があまり感じられないこと。なのでアカリが酷い目に遭っても(現実ではありませんでしたが)、あまり悲劇に感じにくいのですね。終盤の詳細が伏せられていた、ということもありますが、知らないうちに季節が幾つか過ぎてシレイがおかしくなってて裏切られていればそれも当然というか。ユイと爛れた生活をしていたのかどうかもよくわからないですからね。ミク先輩のせいだ、と言われても、いやお前のせいじゃん、としか言いようがありません。ループを抜け出したい側からすれば1周目となるべく同じ選択肢を取りたくないのは当然のことですしね。修正力も含めればなおのこと。
 最終的になんか知らないけど、全部ミク先輩(と姉妹たち?)のせいにされていて、気の毒どころの騒ぎではなかったです。男性の隔離はどう考えてもミク先輩のせいではないのでは? 全部仕組まれていたのに原因は全てお前にある、とは一体……。マザーも大概アレな存在でした。

 ボリュームを除いてはなかなか満足度の高い作品でした。まぁ、それだけにリン先輩やヤエカにルリコの存在が惜しまれますが。


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