元の発言 [ Re: まとまらない(Re: (承前)高麗が原) ] お名前 [ 牛頭 ] 日付 [ 12月29日(日)23時33分15秒 ]
>> タミル人が海を越えて列島まで来る理由は?
>> 航海技術が優れていたとしても海は危険ですからそれなりの理由が必要です。
植民活動に近い交易なのかな。
南インド→東南アジア→台湾,と,
ここまでは拡張のようすは確実のようです。
当時は,陸路より海路のほうが安全で確実であるとか,その他,
大野晋著『日本語の起源』(岩波新書)の第223頁以降参照。
大野説では,日本への渡来を縄文晩期に限定。
佐藤説によると,縄文時代に主として渡来したのは,
東南アジア方面の熱帯ジャポニカ(畑作向け)とか。
そこら辺りの課題を解くのは面白そうです。
>> しかし航海能力的に九州を介さずに出来たかどうかは疑問です。
>> 北九州は地理的に優位に立っていますから北九州以外の地域の倭人が単独で北九州を凌駕する国が出てくる事は難しいでしょう。
別に,北九州とは別とは言いません。
大論争的にも,先の宗像問題と絡むのではないかとか,
あるいは,上陸地としての末盧国問題とか。
日本神話によると,一時期,
出雲・近畿方面による凌駕のあったらしいことが示唆されてはいる,
と考えられないではありません。
>> 一つや二つ、一人や二人は漂流してくる事もあります。
>> すぐに交流の証とする事には慎重にならざるをえません。
弥生時代における大陸文化の流入については,
取りたてて目新しい主張ではないでしょう。
唐古・鍵遺跡からは中国固有の水稲の品種が出ているそうです。
(弥生米,2200年以上前)
その他発言: