「聖剣のフェアリース」。現在ターン5まで。
まだまだ始まったばかりなのでわからないことも多いですが、現状では悪くない感じです。全体的な作りが丁寧で自然と好感を持てます。個人的にはバックログの読みやすさと使い勝手の良さ、それに耳障りのよいSEがお気に入りです。
シナリオというかテキストはコンパクトに要点のみを押さえて描写しているように見えます。あまり濃い描写というものがないので設定好きな人は物足りないかもしれません。まぁ、逆に言うとエロ重視の作品としては十分すぎる描写があるということもかもしれませんが。ただ、コンパクトなのはHシーンも同じなので、すいすいと進んでいく印象があります。3人のヒロインの中でなぜか千鶴さんだけが執拗な描写があるような気がします。尺もちょっと多いです。制作陣の趣味なのでしょうか。特典本でも特筆してましたし。
ちょっと気になったのはわりと節操なく視点変更が起こることでしょうか。見た目上はなにも変わらないので最初は少し戸惑います。まぁ、毎回毎回アナザーサイド開始、終了と演出的な告知が入るよりはいいんですけどね。慣れれば気にならなくなりますし。
Hシーンはヒロインの育成になっているのですが、ここまでは何もありません。HPやレベルといったものが設定されているからにはそれを活かす場があると思うのですが。シナリオ上では戦闘も発生していますが、システム上でそれらしいものはまだ起きておらず。マニュアルにも何もないので皆目わかりません。あんまり面倒でないといいんですけどね。
システム的な部分ではコンフィグでかなり調整してやらないと面倒なところが玉にきずです。場面転換の演出などをクリックで飛ばすためにはノーマル状態では無理でカスタマイズする必要があります。もちろん、コンフィグ項目が端から存在しないよりは遥かにいいんですけどね。ただ、それくらいはデフォルトで飛ばせる仕様でもいいのでは。むしろ、飛ばせない方がわざわざカスタマイズするだけの要求のような。
体験版(テックジャイアンVer.)では不明だった敵の騎士マクシミリアンの声優が判明。なんと勇者王デスヨ。若本ボイスよりはましですが、それでもボイス効果で随分と手強そうに感じます。ただでさえ強そうなのに。今さらだけどボイスの秘めた力ってのは大きいですね。
「もしもこんなショッピングモールがあったら!いきます☆」。現在15店。
一気にプレイしようとすると明らかに飽きてしまいそうなので毎日少しずつ進めていこうかな、と。
50キャラ、50店舗、50シチュエーションということなので仕方ないというか、最初からわかっていることではありますが1人(店)1CGというのはやはり寂しい。せっかく好みのキャラやシチュエーションがあってもその先がない、ってことな訳で。というか、拡大や差分を使って1枚のCGで2回戦とか虚しいので勘弁して欲しいですわ。たまにならいいですけど、毎回ではさすがに呆れてしまいますよ。これがお家芸っぽいというのは正直、誉められたことではないと思います。あと1CGしかないというのにほとんど脱がない人というのもちょっと勘弁して欲しいかな。サービス度低すぎです。
本作を楽しむポイントはやはり細かいことを気にしないことでしょう。都合の良い点を自然なこととしてそのまま受け入れる、これが肝要です。ただ、それでもハッキリ明示していないがゆえに気になってしまうことはあるんですけどね。本作の舞台であるショッピングモール「もしゅも〜る」は幻の場所として誰でも行けるところではない、とされていますが主人公以外に到達者がいない訳ではありません。
で、各店に向かうとプレイヤーはもちろん、主人公でさえ驚いてしまうほど簡単にHシーンを迎えてしまいます。これが果たして主人公だけなのかどうなのか、ということ。まぁ、処女なキャラも多いのでそうだと考えたいところですが。独占欲云々という点を除いてもこれって重要ですよね? だって主人公だけでないとするなら要するにこのもしゅも〜るは風俗店と変わらなくなってしまいます。夢のような場所がなんだか急にね。さすがにこの差はちょっと小さくはないんじゃないかな、と。
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