どうにかこうにか「MapleClolors2」のゲーム感想をアップしました。正月に浸りたい気分もようやく消えてきましたが、それでも新年の一発目がこれというのはちょっときつかったです。内容、キャラ別感想ともに文章量が多すぎました。作品としてのオススメ度はなかなか高いです。軽く何かやってみたいという方や通常のアドベンチャーばかりでマンネリ感を感じている方にもよろしいのではないかと。
「君が呼ぶ、メギドの丘で」。ただいま26時間ほど。
年明けも十日近くたってようやく修正ファイルが公開されました。しかも、やたらと前書きが多く、その内容はユーザーを自然と不安にさせます。でも、あてないことには……、という修正内容なので試みる他なく。もちろん、バックアップは取りましたけどそれでも不安は拭えません。まぁ、結果としてはうまくいったのですが実際に再プレイするまでは心配でたまりませんでした。
修正ファイルを逆上ること2日、私はだらだらと脂汗を流しておりました。ナタスとの戦闘と会話を終えた後、外に出ると画面が真っ暗な状態から回復しません。なにをやっても無駄。ただ、モニターに何も映らない以外はゲームとして正常に動いているようです。さながら、サウンドノベルのように緊迫したヤハや主人公の声が流れていきます。結局、復旧はなりませんでした。
幸い、セーブポイントは暗転の場面からほど近かったので再プレイ。ボス戦前にはセーブポイントがあるという作りが意外な形で役に立ちました。で、トライするも暗黒スキルが再発動。やっぱり駄目です。なんだかつい最近もこんなことがあったような気がします。そう、実は「MapleClolors2」にも似たような現象が起きました。ただ、あちらは有無を言わせぬ強制終了でしたが。
まだ修正ファイルもないのにバグは再現性がある、そんな厳しい状況を乗り切る手はだいたいいつも同じです。「MapleClolors2」しかり、「君が呼ぶ、メギドの丘で」もしかり。奥義の名は強制スキップ。大概のバグはこれで回避できることが多いです。危険な何かを起こさせない効果があるのですね。要するに演出などをキャンセルするのですから。
無事、危機を乗り越えたものの試練はまだまだ待ち構えていました。場所が変われば今度は強制終了の罠。戦闘が終わると復帰せずそのまま終了なんてことが2回ほど。他にもイベントから戻ることなくやっぱり強制終了。辛さのあまり、ついマイクロソフトにそのまま報告してしまおうかと思ったりも。そんなこんなですっかり暗転恐怖症になっている私がいました。セーブに対して神経質になり、回数は3倍近く増えました。
そんな苦しみの日々もこの修正ファイルで終わってくれるのかな、と甘い夢を見ています。
閑話休題。
多くのプレイヤーをゲンナリさせている主人公ベーグル。リーフにとってヘタレはモテの方程式と言わんばかりの徹底ぶりです。「ToHeart2 AnotherDays」といい完全にブランド内がブーム状態にあります。それが意図したものであるにせよ、ないにせよ。
しかし、問題は主人公というよりテキスト。テキストというよりライター。つまるところ。原因は枕流氏にあります。Active時代より変わることのない、回りくどいテキスト表現。1で済むことを5以上を掛けたがる。その内容には意味がないケースが多く、くだらないことに文章を割きたがります。そらもう、息をするくらい当たり前に。
本作の主人公が非難されやすい要因はいらんこと言い、だから。とにかく無駄口が多い。そんなことまで言い出すのか、と驚くほどに。
例えば、ダンジョンの扉の前。開けるかどうかで一悶着。目的のためにはその先に行くしかないとパーティー内で意思確認ができているはずなのに、意見をまとめたのも主人公なのに、その当人が開けてもいいのかなぁ、とかぐずりだす。
ヒロインをさんざんいらつかせ、それでもどうにか開けることでまとまる。これでようやく先へ進むかと思いきや、またしても主人公が一言。「この扉ってどうやって開けるんだろうね」、と。こんなやりとりが満載されているのです。
いまのは主人公が消極的なケースでもちろん、積極的なケースもあります。なぜ積極的なのかはわからないことが多いんですけどね。臆病から無謀に早変わりしているという不思議な現象。とにかく、そんな時には今度はヒロインがブレーキ役となります。それは必要なことのはずなんですが、この後にやっぱり主人公が(行動を制止されて)ぐずりだすという展開が待っているのでどうも素直に受け取れません。どっちに転んでも結局はなかなか話が先に進まないという結論が待っているのですから。
そして、こんな主人公がハーレム的状況を作るということで納得いかないと感じる方が出てくるのではないかと思います。明らかに説得力不足ですからね。ヘタレウィルスでヒロインが脳をやられているから、とか説明された方がまだ納得いくのではないか、というレベル。特にヤハなんて豹変したとしか……。
修正ファイルで主人公の声だけオフにする機能が追加された、という点にもけしてこれらは無関係ではないと思います。個人的には戦闘も無言になってしまうのは寂しいので結局はオンのままなのですが。
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