徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2007年3月2日(金)    ホシツグヨ1回目終了
 昨日になってどうにか「おいしい魔法のとなえかた。」のゲーム感想をアップしました。文面に対して評点の高さが私の局部的なお気に入り具合を示しています。というか、事前期待度ってやつですよね。これと実像の差が少なければ少ないほど評点は高くなりやすい。全てのゲームに同じ基準を求めるのは酷ですからねぇ。
 原画、声優買いならそれほど悪くはないかと思います。
 個人的にお気に入りのライバル魔女たちはモデルがいるそうですね。去年一番、有名そうな作品ですが私は未読なのでよくわかりません。まぁ、そうだとしてもちと符に落ちませんなー。ライターが文体模写が得意だとして、それならメインの3人だってあちらこちらに元ネタがいそうな造型な訳ですよ。彼女たちのキャラが立っていない理由にはなっていないような。
 
 「ホシツグヨ」。1人目はメインヒロイン九龍明日羽。
 1周目を進める間に色々と感じることが変わっていったので順に書いていきます。
 1、まず印象に残ったのはボイス。男女とも良くも悪くも個性的な演技をしています。おかげで男性陣は初手からコンフィグをいじりまくりでした。キャラクターごとにボリューム調整できるのはいいですね(というか、本作は初期カスタマイズに随分と時間がかかった珍しいゲームです。たいていはデフォルトからあまりいじらないんですけど)。
 ヒロインの中で和奏、千早の2人は好印象、余さず聞いてました。残りは悪くはないですが、それほどもよくもなくというラインでしょうか。攻略した明日羽役の榎津まおさんは「CROSS CHANNEL」のミキミキが非常に良かったのですが、あれ以外はどうもパッとしない感じだなー。悪くはないんですが。
 2、一部背景に愕然とする。これはホントに小ネタなんですが、驚きはかなりのものでした。主人公たちの通う学園の校門のカットなんですが、よく見るとなかなかすごい。見た目どうやら車輪で左右に動く門扉のようなのですが、学園の名が書かれた表札が校門の側面にあるんですよ。正面には何もありません。ということはですよ、門扉を閉める時にはどーんと表札に門がぶつかることに。一体誰が考えたんでしょう、この設計。
 3、本作は一応、ビジュアルノベルに分類されるかと思うのですが、どうも使用が中途半端です。地の文が書かれる時は背景やイベントCGに重なるようにテキストが表示されて、セリフが書かれる時には画面下部のメッセージウインドウ内に表示される。どうにも中途半端です。
 4、テキストはもう一歩。中でもSEをオチに使うコメディ部分が思わず顔をしかめてしまうほどにセンスがない。ああ、やってもうたよ、とかSEが鳴る度に思ってました。SEって想像以上に諸刃の刃なのねぇ。
 5、日常描写は基本的に田舎の天文部ライフ。ただし、やる気なし。これがとてもつまらない。というか、ですね。現実においてならどれだけやる気がなかろうと一向に構わないのですが、フィクションではやる気のない部活動記録はよほどテキストに光るものいがないとぜーんぜん面白くないのですよ。部員たちのやる気のなさはイライラにしか繋がりません。やる気のなさが他に面白いイベントを起こしてくれる訳でもないですし。ただでさえ最近「宙のまにまに」なんてものを読んでいただけに。
 6、惹かれあう過程も脈絡なく唐突。エロ重視ゲーといい勝負という体たらく。主人公は相手が好きだって言っているんだからいいじゃん、というタイプ。ヒロインはあとで説明らしきものをしてくれるのですが、それはあくまでも途中経過できっかけは見当たらず。どうやらよくあるいつの間にか好き、という形式のようです。男とロクに接したこともない箱入りお嬢さまがそれでいいんでしょうか。
 7、全体の物語は正直、陳腐としか言いようがありません。バレバレの敵役、伝奇未満のテキトーなトンデモ展開、期待感を煽らない伏線、盛り上がらないクライマックス、おざなりな解決、いい加減なエピローグとため息のネタには事欠かない始末。泣きたくなりました。
 1から7の順に感情が揺らいでいきました。スタート時はもうちょっと面白そうだったのになぁ。これはアレですね。私の事前期待度が間違っていた、というやつですかね。

 2007年3月4日(日)    ホシツグヨ2〜3回目終了
 仮面ライダー電王6話。もう6話か、というのが正直なところです。中身が濃いとはとても言えなくて、この先も期待よりも不安の方が遥かに勝っています。3番目、4番目のイマジンとそれに伴うパワーアップに楽しみを感じられないのも厳しいところ。かといって人物ドラマに面白味が感じられる訳でもなし、2話完結のエピソードそのものに期待することも何か違うし。前途多難という言葉が相応しいですね、残念ながら。
 それと、本編に関係ないことながらラストのスーパーヒーロータイムミニ芝居が面白くないのも困りもの。脚本がどうこういうよりもあの演出(見た目)がねぇ。カブトが良かっただけに余計に悪く見えますわ。
 
 「ホシツグヨ」。2人目は日乃宮和奏。
 どうやら1周目は明日羽ルート固定だったようです。だから、どうしたん? というのが困ったことに2周目和奏シナリオを終えての正直な感想。別にどこから始めても変わりなさそうなんですよ。特に伏せられている事情もないですし。
 1周目ですでに明らかないい加減なシナリオにプラス材料はやはり見出せず。相手が好きだから自分も好きという恋愛描写には閉口するしかありません。どうせ全部これなんだろうなぁ、という諦観なキモチ。「天巫女姫」の方がずっとましだったように思えるのがまた悲しさを増幅させます。
 3人目は烏丸千早。
 このシナリオだけは新しい事実が明かされるものの、それが何か? という点に関してはまるで変わりなく。段々とこなすことが疲れてきました。というか、すでに1ルートだけはプレイしないことが大決定してますしねー。というのも本作にはメガネで先生で姉、口調もトロくて頼り無いというか自堕落、というまるで私に対する刺客のようなヒロインがいまして。いっそ攻略不可パッチとか出してくれないものか、とか思うくらいの厄介な存在で。
 それにしても、この千早シナリオはこれまで薄々感じていたことをハッキリ言語化してくれるシナリオでした。原画、やる気なくない? ということを。
 公園で黒服に囲まれているカットとラスボスに向かって主人公が駆け寄ろうとするカットは喧嘩を売られているのかと本気で思いました。原画買いするユーザーを思い切り裏切る行為ですよ、なんだありゃ。他にも全体的な仕上げに丁寧さが感じられないのもツライです。

 2007年3月8日(木)    幼なじみと甘〜くエッチに過ごす方法開始
 すでに昨日のことになりますが「ホシツグヨ」のゲーム感想をアップしました。結局のところ最後まで上向くことはなく、久しぶりにウインドウサイズでプレイしてました(私の場合、著しくやる気が削がれるとフルスクリーンではプレイしなくなります)。ホントにねぇ、期待が高すぎたのは確かでしょうけど、それでもまさかほぼ全ての面で3年前の作品を下回るとは予想できませんよ(泣)。復活を喜んだのだけれどなぁ。
 
 「幼なじみと甘〜くエッチに過ごす方法」。まだまだ始まったばかり。
 普通に面白いです。タイトルとブランドからするとあっという間にHシーンか、とか思いますけどスタートはわりと堅実に関係構築が行われます。まぁ、実際には幼なじみですから事実確認という趣ですけど。のっけからエロ全開かと思っているとちと肩すかしに感じるかもしれません。
 最も歴史のある、かつ現在そばにいる幼なじみとの生活を通り一遍書いて、さらに未来に目を向け始めた途端、さながら漫才のオチのように第2、第3の幼なじみが現れて全てを御破算にするような展開はなかなかうまいです。しかも、内訳が大阪ヤクザの娘にステイツの娘ですから。ヒロインを3人と絞っただけにまさに少数精鋭に相応しいメンツです。声優も順に楠鈴音さん、北都南さん、安玖深音さんとかなりの鉄板ぶり。
 立ちCGが非常に賑やかに変化します。やや大げさに言えば百面相と表現したくなるほど。こんな顔まで用意するのか、とか素で驚いてました。悪友キャラまでずいぶんと表情豊かです。ヒロインの魅力を伝える努力を惜しまない姿勢は他メーカーも見習って欲しいところ。
 今まで知らなかったこと。主人公の名前を変えるとボイスのフォローがなくなることは知っていたんですけど、テキストが変更されることは本作で初めて知りました。調べてみれば「Schoolぷろじぇくと☆」も同じ仕様なんですね。実際にはもっと昔からなんでしょうか。
 しかし、工夫されていることはいいことですが、そうすると名前を変更する意味は果たしてあるんでしょうかね。ボイスがなくともテキスト上で名前を呼ばれるから意味があるような気も。あとは脳内ボイスで補完すればいいのですから。

 2007年3月9日(金)    幼なじみと甘〜くエッチに過ごす方法1〜2回目終了
 涼風あすかエンド1、2。
 昔やった幼なじみの遊び、これを今も誰が一番こなせるかで「真の幼なじみ」を決めるという正気とは考えにくい勝負。主人公は幼稚園から小学校高学年という時代にとんでもない遊びを実践しています。エロガキなんていう生易しいレベルではなく間違いなく性犯罪者クラス。第二次性徴が起きていれば確実に幼なじみを妊娠させていたでしょう。でも、当時は14歳未満だからオッケー。まぁ、どのみち被害届は出ませんが。
 ヒロインあすかさんは他の2名とは違って表面的にはただの幼なじみのつもり。誰にそう言われようと主人公とは腐れ縁なだけでなんでもないのです。しかし、挑発されると後には退けず勝負にも果敢に挑みます。もはやそれは墓穴を掘るなどというレベルではなく、墓石を発注して斎場をおさえ訃報の葉書まで印刷済みという激しさ。馬鹿ゲーらしいノリに笑いながらも気の毒にさえなってしまいます。
 そうした艱難辛苦を乗り越えると更なる称号「幼なじみな彼女」を手に入れることに。ここからは個別ルートなんですが、微妙な問題も。もともと幼なじみ勝負が始まってからシナリオは薄くなっていたのですが、ここへ来てさらに薄くなってしまいました。もうHシーンしかないと言っても過言ではありません。ボリュームも乏しく、素材的には多いものの時間的にはもうあっという間に終わってしまいます。ただでさえ短いのにルート分岐させているのも理由ではあるんですが。
 「家庭教師のおねえさん」もそうでしたが、このエンドを2つ用意することにどういう意味があるんですかねぇ。○○エンドとか呼び分けるような内容でもないし。1ルートにしてそこに素材を集中した方が印象は良くなるように思えるのですが。
 全体的には中途半端な気も。最初はそれなり以上にシナリオに力が入っているように見えるのですが、段階を踏むに連れてその量が減っていくのでバランスがいいとは言えず、賛否を分けそうな気がします。個別ルートは事実上のエピローグですし。加えてエロシーンは序盤からあれど、Hシーンは終盤になるまでお預けですからこのへんも微妙さを助長しています。確かにそれが面白さに繋がっているのですが、ベクトルが異なる方向を向いている気がしないでもないです。
 仮に普通の純愛ゲームが1.0、エロ重視のゲームが2.0とするなら前作「Schoolぷろじぇくと☆」は1.5ぐらいで本作は1.75という感じ。なんとも細かいところを狙ってきたように見えます。
 細部で気になったのは弁当イベント。イベントCGが用意されているのですが、このイベントの途中であすかさんが浮かない表情になります。この時わざわざ背景プラス立ちCGに戻して、浮かない表情を見せてからイベントCGに戻る、という不思議演出をしています。イベントCGに表情差分を用意できない理由でもあったのでしょうか。よくわかりません。

 2007年3月11日(日)    幼なじみと甘〜くエッチに過ごす方法3〜4回目終了
 仮面ライダー電王7話。早くもテコ入れ!? とか思うような節のある今回でした。オープニング前、モモタロスを踏みつけるハナがとてもエロかったです。まぁ、ほとんどスカートを映さなかったカメラアングルの勝利とも言えますが。
 そして、子供番組なのに朝帰りする主人公。残念ながら(?)エピソードヒロインはセクシーな方ではありませんでしたが。子供番組でどうしてもやらなければならないネタでしょうか、コレ。
 
 「幼なじみと甘〜くエッチに過ごす方法」。御堂琴音エンド1、2。
 シナリオがないことはすでに想定済みですが、それでも複数ライター制なこともあって、かすかな光を見出したいとも思ってしまう訳で。そして、予定通りに奈落に落とされる、と。
 主人公ってば琴音さんの局部にビー玉を7個も入れたり、トイレの中で裸にして包帯で縛った上にフェラさせたり、氷を聴診器の代わりにして体中をまさぐったり、騎乗位の素股に理性をなくすほど溺れておきながら、後日になって琴音と男女の仲になるなんて想像がつかない、なんて言い出すんデスヨ? さすがとしか言いようがありません。ちなみにこれは全て子供の頃にやった遊びの再現だそうで。どう考えても馬鹿ゲーです。ありがとうございました。
 ではまだ終われない訳で。ある意味、恐ろしいのはここから。
 無事、真の幼なじみとなってからしばし。学園からの帰り道に突然、主人公の祖父の話題が出ます。しかし、出るだけ。たいした意味もなくあっさりスルー。なぜ祖父の話題に繋がったのかさえよくわかりませんでした。
 さらに数日後。地元で琴音さんがチンピラに絡まれます。ところが極道の娘である琴音さんはまるでゴルゴ13の如く背後に立ったものを瞬殺。主人公は背景のままこの日は終了。
 さらにさらに数日後、問題が勃発。投げられたチンピラが琴音さんに一目惚れ。しかも、チンピラさんは有名な関西ヤクザらしくこのままでは抗争は必至。それを防ぐために麻雀対決に。実はチンピラさんは伝説の雀士の弟子だったのです。代打ちは主人公。特訓の日はわずか2日。エロゲーがなぜか哲也な展開に。
 対決の場ではチンピラさんのイベントCGもしっかり用意。稲妻ヅモとか効果CGやSEがあるのかと思いきや勝負は親が変わることのないまま終了。最後は主人公の天和で大勝利。なんと主人公の祖父こそが伝説の雀士でした。そう、先日のあっさりスルーな話題こそ極めて重要な伏線だったのです。駄目だこりゃ。

 2007年3月18日(日)    再び戦国ランスですが何か?
 もう一週間近くも前の話ですが「幼なじみと甘〜くエッチに過ごす方法」のゲーム感想をアップしました。「Schoolぷろじぇくと☆」が望外の出来だっただけにこちらはちょっと厳しいことになってしまいました。ただ、制作チームとしてこの作品が中途半端であったことは否めないと思います。これまで通りでいいのか、それとも良くないのか、スタッフからの声が作品を通しては聞こえてこなかったです。これは果たして挑戦していたのか、いないのか、ちょっと寂しいです。
 
 仮面ライダー電王8話。中身が薄いなぁ。後から思い出そうとしてほとんど何も思い出せない、ってのは困りものです。いえ、正確には思い出せるんですけど、面白いところがないんですよねぇ。ライダーがひとりしかないというのに、敵が無色透明に近いのだから当然といえば当然なんですけど。基本的な作りが極めて戦隊ものに近いんですよねぇ。それでひとりしかいないのですから面白くなれ、というのが難しいのかもしれません。
 
 「徒然なる日記」としては実に一週間のご無沙汰となってしまいました。毎日のように来てくださった方には申し訳ありません。先月と全く同じ日程でスキーに行っていました。その前に「幼なじみと甘〜くエッチに過ごす方法」のゲーム感想をアップする! という普段の私なら挫折してしまいそうな目標を達成できてしまったしまったばかりにその後が却って駄目になってしまったという。まぁ、超言い訳ですが忙しくもありました。
 
 「シャイニングフォースイクサ」。
 ほぼ一月ぶりに新潟でプレイしておりました。進行度はぼちぼちでようやくドゥーガの病気(?)が治ってもうちょっとくらい。というか、パーティーは1チーム3人の2チームの全6人で全部だと思っていたのでメンバーに加わった時はちょっとびっくりしました。そんでまぁ、当然の如くたまにパーティーを入れ換えてやらないとレベルに差ができてしまうんですよねぇ。面倒くさい。
 本作をプレイしていて自分が歳をとったなぁ〜、と実感するのがカノン砲の狙撃ポイントや封印モンスター、それにストーリーに直接関係のないイベントの数々。これらは大概その場に初めてたどり着けた時には狙撃できないか、よほどうまく戦わないと勝負にならなかったりする訳で後日にまた来る必要があります。と言っても絶対に行かなくてはならないイベントばかりでもないので、盲導犬レナス(本当に誘導役は犬キャラ)も教えてくれなかったりします。そうすると自分の記憶が頼りな訳で、頑張ろうとするのですがこれがなかなか。昔なら空で全て言えたくらいなのに今はさっぱりデスヨ。攻略本が欲しくなる歳ですなぁ。
 
 「戦国ランス」。7周目に突入。
 スキーから帰ってきてから再び始めました。「潮風の消える海に」や「いつか、届く、あの空に」、「ef−the first tale」なんてのも溜まっているんですけどねぇ。どうもワタクシ、発売当時を過ぎてしまうといつでもいいや、ってな気分になってしまうようで。そうすると必然的に一番、遊びたいものを意識せずに選んでしまう、と。
 現在ザビエルを復活させずにどこまで領地を広げられるか、に挑んでいます。ま、瓢箪が5個割れた時点で自動復活するので限界は最初からわかっているのですが、それでも瓢箪保持国を縫うように避けながら侵攻するのはなかなか楽しいです。弱い国は交戦状態になっても放っておくのがポイントですかね。伊賀とか。
 この試みは同時にルート分岐条件を保ちながらどこまで進めるか、でもあります。要するに使い勝手の良い中途データの作成も目的であると。ただ、それには猿殺し可能ボーナスを仕込まなかったのがちと失敗です。まぁ、蘭ルートで代用してもいいかとは思いますが。
 今回は勢力キャラで独眼流を選んでいるので序盤のプレイ内容がかなり違っていてなかなか楽しいです。こいつらくらい強いと個別イベントを選択できなくても全然、問題ありません。パワーアップする必要がないほど強いという。中でもお町さんの強さは鬼神そのもの。弱い者いじめ以外の何者でもありません。ある程度、強ければ単独でもいけそうなほどですよ。
 ああ、にしてもいつになったら飽きるのかしら(幸せなため息)。

 2007年3月23日(金)    きみはぐ開始
 月曜くらいに「おいしい魔法のとなえかた。」のディスクレスパッチがダウンロード可能になりました。で、試してみましたが、やはり手間がちと面倒です。メールの返事が来るのにもしばらく(一日くらい?)かかるようですしね。些少であっても個人情報を入力したくない人もいるでしょうし、最初からディスクレス可能にして欲しいです。
 
 「きみはぐ」。予定通り購入。まだまだ序盤。
 「めがちゅ!」と同じく初回特典のファンブックをスリーブで本体と合体させる、というスタイルを今回も継続しています。個人的にこのスタイルは保存に向いていないと思うのだけれども、前回が好評だったのでしょうか。スリーブとかファンブックとか痛みやすいと思うんだけどなぁ。
 そして、もはやお家芸の如きディスクレス起動不可という処置。初手からディスクレスパッチを配布しているなら、なぜこのような面倒くさい手続きをさせるのか。しかも、相変わらずの3回という制限付きで。再インストールはもちろんのこと、パソコンの構成を変えただけでも不可になる可能性があるあたり困ったものです。配布期間もロットアップから一年と決まっているあたり、本当に何を考えているのか。いかにも配布してやっているのだ、という姿勢が透けて見えて感じ悪いです。お金を出して買ったユーザーの起動ディスクなし、ってのはそんなに図々しい要求なんですかねぇ。
 閑話休題。
 「めがちゅ!」の日常会話が非常にお寒いものであったので似たようなライター陣の本作にも全く期待することなく望んだのですが、それが功を奏したのか意外と面白いです。掛け合いがしっかりしているというよりも、主人公とヒロイン以外は変人揃いで(人間ですらない生物もいる)次に何を言い出すのかわからないのが楽しい、といったニュアンスの面白さではありますけど。
 メインキャラが現実に近いデザインであることを考えても明らかにミスマッチを狙ったテキストではあるのですが、現代が舞台であっても現実の常識がそれほど気にならない人にとってはこの突拍子もない会話はなかなかよろしいのではないでしょうか。少なくともキャラ立ても怪しかった「めがちゅ!」のテキストはよりはよっぽどましです。
 しかし、それだけにメインキャラクター同士の会話は極めて普通。まだ始めてしばらくなので静観といったところですが、サブキャラと話している方が楽しい、となっては本末転倒です。原画だけに頼らないテキスト上でのヒロインの魅力を期待したいところ。
 つーかですね、買うまで本作はてっきりエロ重視のゲームと見込んでいたのですけど(だって原画がINO氏だし、恋愛同好会という設定が設定だし)、ひょっとして違うのでしょうか。マニュアル見るとHシーンの回想とか1人につき最大で3つしかないようなんですけど。自分の端からの勘違いだとしたらちょっと厳しいことになりそうだなぁ。
 
 本日、秋葉原に行った時に珍しくソフマップの予約ランキングなんてのを見たのですが、そこで9位にソフトハウスキャラの「王賊」が入っていてかなり驚きました。発売は6月、特典はまだ企画中、他のは3月下旬から4月のタイトルばかり、ということを考えるとこれはなかなかすごいのではないでしょうか。
 「巣作りドラゴン」で築いた勢いってのはまだ残っているんですかねぇ。個人的にはかなりお気に入りのメーカーではありますが、あれ以降はパッとしない(失礼)タイトルが続いていたと思っているだけに驚きました。やはり佐々木珠流氏の力なんですかね。それとも発売日が決まって予約が開始されたばかりとか、9位ともなるとそれ以下と団子でたいしたことはないとかあるんでしょうか。

 2007年3月25日(日)    きみはぐ1〜2回目終了
 仮面ライダー電王9話。マズイです。録画するのももう止めようかというくらいテンションが下がっています。良かった探しをしているという時点ですでに十分アレなのですが、それで面白いところが見つからないのがさらにツライ。もしかして、平成ライダーシリーズで最も評価が低いかもしれません。あくまで個人的ですが。
 今回の中身に目を向けるとなぜ、ウルトラマンメビウスの人が出ているのか、というのが第一でしょうか。人気キャラなのだとしても声が違うしなぁ。
 これが3人目のイマジンってのはわかりますが個性が見えないのが何とも痛い。普通なら新しいフォームが出るってことでワクワクしなければいけないところですが、そんなレベルには到底たどり着いていません。やはり、主人公が魅力薄というか、しっかりとした核がないのが厳しいです。絡んでも面白くないですからねぇ。
 
 「きみはぐ」。1人目は芹沢マドカ。
 根本的な疑問がひとつ。それは主人公の名前。木崎ケンスケというのがそれなんですが、どこを見ても下の名前の漢字が載っていません。もしかしなくとも戸籍謄本にもカタカナで名前が載っているのでしょうか。まぁ、ヒロインもそうなんですけど、主人公はどう考えても漢字がちゃんと用意できそうな名前だけにねぇ。というか、せめて平仮名でないのか、と。
 本作の主人公はメインヒロインに一目惚れしているという設定なのですが、これを知った時点で私はひとつの予想をしました。それはメインヒロイン以外のシナリオに進んだ時、この設定は跡形もなく消えてなくなっているだろう、ということを。「めがちゅ!」という作品をプレイした経験からするとそう考えざるを得なかったんですよ。悲しいことに。
 果たしてマドカシナリオは私の期待を裏切ることのないストレートな内容でした。メインヒロインとマドカの間で葛藤するどころか、そもそもメインヒロインはほとんど顔を出しません。確かに恋の正体に気付いてはいなかったものの、顔を見るだけでまともに会話できないくらい意識していたというのに。主人公とマドカが恋仲になって、それを知ったメインヒロインのセリフが「いつの間にそんなことになっていたなんて」、ですからねぇ。
 肝心のマドカさん本人のシナリオはどうかというとこれが可もなく不可もなく。恋愛同好会の活動で疑似デートを数回繰り返して何の悩みもなく付き合い始め、困難にぶつかってもわずか一日で解決、というフラットな道程。読んでいる間はそこそこ楽しいですが終わってしまうと何も残りません。
 となるとマドカさんの魅力が重要になってきますがここも微妙なところで。彼女はいわゆるおっぱい要員なのですが、その活用ぶりがどうにもイマイチです。有効に使われているのは序盤から中盤にかけてのハプニングイベントやギャグイベントに妄想イベントばかりで、重要なはずのHシーンは構図ももう一歩で見栄えもよろしくない。そもそもINO氏が原画でエロ薄というのはかなりどうかと思います。資源は大事に使おうよ。
 そう言えば土壇場でボツCGになったのかファンブックに載っているCGがありません。理由は不明ですけど、それがHシーンのCGであるあたり悲しくなります。だから資源は有効に……(泣)。
 2人目はメインヒロイン椎名香澄。
 進藤さん@「みずいろ」もびっくりのバレバレシナリオ。これに気付かない人がいたらお目にかかりたい、というほどの丸見えな伏線に驚愕します。伏線の回想シーンがゲーム開始と同時に始まるあたり、恐れ入りました。
 小学校時代に読書好きな地味メガネ少女から告白された主人公、ところがそれをクラスメイトにからかわれ思ってもいない冷たい言葉を浴びせてしまいます。これがトラウマになって主人公は女性にあまり強くでれません(実際、香澄さん以外にはそうは見えないのですがそういう設定なんで)。
 現在。主人公の所属する学園に香澄さんが転校してきます。上でも書いたように主人公は一目惚れ。主人公は当然として、香澄さんの方も主人公と話す時には若干、挙動不審です。
 ある日、恋愛同好会に所属した主人公はその活動の一環として、教会の懺悔室で悩みを聞くことに。そこへ香澄さんがやって来て相手が主人公と気付かずに悩みを告白してきます。
 「昔ふられた人に最近再会して、また告白したいが勇気が出ない」
 すでに一目惚れ済みの主人公がこの時点で気付かないのは無理もないですが、プレイヤーからすれば、ねぇ。まぁ、いっそこれで態度のでかいツンデレヒロインがかつての地味メガネ少女だったりすると意表をつかれて面白かったかもですが。
 ところで香澄さんは変わりたいと思ってあの日からずっと生きてきたようですが、だからって髪の毛が黒からピンクになっているのはさすがに変わりすぎではないかと。
 シナリオは主人公のへたれっぷりを存分に堪能できます。幼なじみに何度も何度も罵倒されるのは伊達じゃないというくらいに情けなさをフルに発揮。見所といっても過言ではないかも。そのくせHシーンでは非常に積極的かつ有能ですからなぁ。真っ当な意味で期待してはいけませんね。
 あーそういえば本作でも幾人かのヒロインは本編中に複数のHシーンを入れられずにオマケ扱いとなっています。というか、数的には悪化していますね。2007年にもなってこういうのはどうかと。本編にしっかり用意した上でのサービスならともかくねぇ。

 2007年3月27日(火)    きみはぐ3回目終了
 3人目はお嬢さま風紀委員長結城えみり。
 んっ? んんっ? あれあれあれ?
 なんか予想に反して普通に面白いですよ?
 髪の毛がロールパン、変則高笑いに高飛車を標準装備、人の話を聞かないマイウェイな性格、角さんに助さんというお供がいる。そんなキャラだから多分に甘く見ていたのかもしれませんがシナリオを進めるのが楽しかったです。
 いわゆるツンデレで、個人的には属性がないので本来ならそれほど気に入るはずもないのですが、どうもわずかな違いがツボに入ったようで。その違いというのが鈍いというか、少しばかり頭が弱いのですね。主人公が秘密になっている恋愛同好会の場所を自ら喋ってしまっても、お供が気がつくだけでえみりは懇切丁寧な解説を受けないと理解できなかったり。プライドの高さゆえについ知ったかぶりをしてしまって、あり得ないような嘘に騙されたり、それが元で退くに退けない状況を自ら作ってさらに墓穴を掘ってみたり。
 このオツムの弱さに慣れてくると、最初は鬱陶しかったものが段々とリアクションそのものが楽しくなってくるような。驚いた顔を見るだけで笑えるようになってくる。いわゆる馬鹿な子ほど可愛いってやつでしょうか。
 このようにキャラはなかなかよろしいのですが、筋書きの方は無理矢理感が強くもう一歩という感じです。序盤から中盤の賭けのくだりは楽しく読めるのですが、終盤のファザコン関係は最低限まとめました、というくらいで面白味に欠けます、とても。特に相手を思いやるつもりで空気の全く読めない南が駄目すぎ。あれは結果オーライだから笑えるのであって、場合によってはえみりに深刻なダメージを与えかねない。あと少しでも主人公に甲斐性があったなら南は逆に殴られていたでしょう。時と場合をわきまえぬ、心の機微のわからない人間として。つーか、事情をろくすっぽ知らない人間が人を試すような言動をしては駄目でしょう。しかも、それが善意のつもりなのだからタチが悪い。
 先日書いたマドカのHシーンCGはやはりボツCGだったようで。しかし、4月末に公開されるファイルで新しく作り直されるようです。ついでにこの時に人気投票1位のキャラの追加シーンも。

 2007年3月28日(水)    きみはぐ4回目終了
 4人目は幼なじみの柚木南。
 以前にあんなことを書いた私ですが、この幼なじみのシナリオだけはもしかしたら、メインヒロイン香澄さんに一目惚れした設定が生き残っているかもしれないと思っていました。まー、こういう書き方をすることから予想がつくように綺麗さっぱり消え去っていた訳ですが。正確にはそうとしか思えない、というニュアンスですが。
 分類わけするならば幼なじみシナリオとでもいうべき本シナリオですが、なかなか見事な駄目っぷりを見せています。
 まずスタート地点にだけは「香澄さんが気になっている」という設定が生きています。そこに南が絡む理由が「香澄さんに告白できるくらいまで主人公をレベルアップさせてあげる」というもの。具体的には南が機会を作り、主人公が頑張って親密度を上げる。さらに夕食時に反省会という名のミーティング。
 筋書きだけを見ると別段おかしなところはありません。ところが、テキストが示すものは最初から変です。
 図書館に行くと香澄さんによく会えるのですが、主人公はどういう訳か行ってもさっさと帰ってきてしまったり、先に南のいる水泳部に当たり前のように向かったりします。
 察しのいい方はおわかりでしょうが、この水泳部に行くことが天秤が傾くきっかけです。これ以降ならば多少、不自然っぽい行動も理解できるのですが、きっかけ以前にすでに視点が南の方を向いているのは明らかに変です。設定通りならば香澄さんとはまともに話せないはずなのに(だから南がフォローするって話のなのですし)主人公は平然と会話しています。もちろん、喜んだりとか全くしません。あくまで友達会話。
 図書館で香澄さんに会った時に早々に帰る理由にいたっては南とのミーティングに間に合わないとか、そんなのですよ? あり得なさ過ぎて唖然とさせられます。プロット通りに書くことさえできていませんよ。
 特訓が次の段階へ移ると恋愛同好会らしく疑似デートをすることに。この時には主人公は南を意識するようになっているのですが、驚いたことにこれよりもずっと以前から香澄さんのことを全く思い出しません。毎日毎日アプローチ以下の会話をノルマのようにこなすだけ。主人公は自らの行為に対して思うところは何もないようです。どう見ても目的を完全に見失っています。
 南の方もそれは同じで中盤くらいからは滅多に香澄さんのことを思い出さなくなるように。彼らには目的意識とかそういうのはないようです。
 ご都合主義はご都合主義でも展開そのものではなく、ライターのご都合主義なのはさすがにどうかと思います。
 終盤になっても修羅場とか葛藤とかそんな上等なものは影も形もありません。矛盾しているのですが、事実上「香澄さんに一目惚れしていた」設定は消滅しています。彼らの言動からするとそう判断するしかないんですよ。まともな思考回路をもっていたら、それが例え完全に過去の話であっても少しくらいは迷ったり躊躇したりするはずなのに。思い出しもしないなんてねぇ。
 他にも南の過去のエピソードとかまるで意味がありません。こういうことがありましたよ、という過去の紹介だけでそれが現在に何の意味も持たないんですよ。思い出して主人公が何か思うでもなし。困難を克服するための伏線だなどととんでもないです。
 少しは「Schoolぷろじぇくと☆」の日向遥シナリオを見習って欲しいところ。シナリオ重視でなくともこれくらい書くメーカーはあるのですから。

 2007年3月30日(金)    しおふきマーメイド1回目終了
 すでに昨日のことですが「きみはぐ」のゲーム感想をアップしました。最後に残していた桜野美恋シナリオも真打ちと呼べるほどではなく、あまり芳しくないところに落ち着きました。主人公の駄目度という意味ではかなり笑わせてもらいましたが。期待がそれほど高くはなかったタイトルですがそれでも寂しいです。もうちょっとなんとかねぇ。
 
 今週のお買い物は表題作と「白銀のソレイユ〜運命の継承者〜」の2本。前者は馬鹿エロゲー好きとしては外せないところです。後者はテックジャイアン購読者のクセに一度も試したことがなく、それで購入するか迷うという頭の悪い買い方をしました。まぁ、これで外れても自業自得なんであまり後悔しないとは思いますが。
 
 「しおふきマーメイド」。1人目は浦田杏。
 主人公の指がすごいという設定なのですが、特に理由らしい理由はないのですね。せっかくのゴッドフィンガー(違)なのだからそれらしいハッタリ設定とかあると良かったのですが。それを解説する謎のじじいとかがいたりするとなお良いと。もったいないなぁ。どうも展開そのもの以外に馬鹿度は低めです。
 主人公の性格はやや微妙かも。ヘタレというか意気地のまるでない人なので。エロいことしようとして相手が若奥さまだから本番しなければ罪にならないよな、とか処女だから素股ならまぁいいか、とかセコ過ぎます。中盤くらいまでこんな感じなので我慢が必要かと。
 書くまでもないでしょうがシナリオなんてものはありません。主人公は同時に多くのヒロインに手を出す訳ですが、それが発覚して修羅場に発展するどころか、何の前触れもなくいきなり3Pが発生したりしますからねぇ。頭をカラッポにして望むに相応しいゲームです。
 ヒロインの杏さんは童顔巨乳でスクール水着着用という狙いまくりなヒロイン(舞台は学園ではなく普通の温水プール)。加えて性的知識も乏しいというかなりの鉄板です。まぁ、それも主人公がへんてこな勘違いをして混ぜっ返してしまうのですが。後半は巻き返すとはいえ、どうも前半は主人公のためにテンションが上がりません。
 フェチゲームとしてはどうなのかなぁ。私には素養がないのでわかりませんが、水着の質感はやたらとテカテカしていてリアルとはほど遠いような。輪郭線とか水中で光ったりしてますよ?
 デモが笑えたので期待していたのですが残念なことに作品には入っていないようで。あの馬鹿っぽい潮吹き演出は本編でもやれば良かったのに。
 
 アニメ版スーパーロボット大戦OG最終話の後に放送された製品版の特報CMを遅ればせながら見ました。どうやら半年も延期しただけのことはある仕上がりを見せてくれそうです。ただ、その分だけプレイ時間もさらに増加しそうですが。
 個人的にOG設定は「F」から「第2次α」までの間がすっぽり抜けてしまっているのでよくわからないのですが魔装機神はサイバスター以外にいないんですかね。他の3神は今の設定では存在していないのでしょうか。新映像の中でもちと見当たらなかったようなので。アニメ版ではチラリとも出番のなかったアラド、ゼオラ組がちゃんと出ていて一安心。でも、アニメが前半のストーリーなら出るのは中盤以降なのかしら。
 新発売日の6月28日はどうにか死守して欲しいです。

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