徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2007年2月5日(月)    戦国ランス継続中14
 仮面ライダー電王2話。ああ、予想よりはかなりまともでした。まるで1話の内容を反省したかのようでしたよ。痛い発言も減ったし、主人公が少し上向きになってくれたおかげでだいぶ見られるようになりました。期待していた3人のコントが機能しているのが最も印象が変わった要因かも。桃太郎さん(仮名)の立場が弱いところがポイントかと。
 設定説明のエピソードだったわけですが、理解できるかというよりも興味が持てるかの方が重要な気がします。子供はこの展開に頷けるんですかねぇ。ちと強引すぎるというか、因果関係があんまりうまく繋がっていないような。
 
 「戦国ランス」。5周目終了。山本五十六ルートエンド。
 この周から勢力キャラを使うようになりました。対象は上杉勢の2人。つまり、1ターンからいきなり上杉謙信と直江愛がいる訳です。他のボーナスを使えば国力も最大で+9になるので一国しかない状態でもコストの高い2人を十分に養えます。
 では上杉の軍勢はどういう扱いになるかというと、勢力としてはもちろん存在しています。しかし、上杉に関するイベントが全く起こりません。宣戦布告してから滅亡させるまでの一切合切が。武田と戦う様子も他国に遠征したりも全部が出ません。ちょっと味気ないというか、幽霊と戦っているような気分になります。
 辻褄が合いませんがご了承ください、なんて注意書きがあるから謙信対謙信なんてのが起こるのかと思ってましたよ。少し残念。
 五十六ルートは正史と似て非なるという展開。なんかプラスボーナストラックという感じ。このルートならではの展開は子作り。なんとランス君に似合わぬ展開でしょう。普段は避妊魔法なんてとんでも魔法を持ち出してまで避けていますからねぇ。こういう鬼畜としては中途半端なところが個人的には好感が持てるところです。色々と徹底しているとゲーム的にもシナリオ的にもあんまり面白くなくなってしまいますからねぇ。
 まぁ、そんなランス君ですから一体どうやって魔法を解く気になるか、が焦点になってくるのですが、これがなかなか良かったです。Ifならではと言ってしまえばそれまでですが、いつもとは違うランス君の態度は心に残りました。もちろん、それを引き出した五十六の言葉も。しかし、いざ実際に子供ができると逃げたくなるランス君はなんともらしくて微笑ましかったです。
 思い切ったエンディングも好印象。まさかあんなCGが見られるとは予想外でした。いいですね、あれは。まぁ、ランス君の方は見たくないですが。
 このエンディングで唯一、気に入らないのがシィルの態度。全くもって笑止というかなんというか。正妻気取りのセリフの数々は度し難いほどでしたよ。五十六を見習えと言いたい。Ifルートでまでそこまで出しゃばるか、と。
 実際のところ、エンディングを迎えるまでは心配で心配でたまりませんでした。なにせメーカー名はアリスソフトですから、こういう展開には情け容赦無用なことエロゲー界に敵なしというくらいで。びくびくと怯えながらクリックしてましたよ。いつ五十六が流産してしまうのではないか、と。ま、結果としては最悪を考えればあれぐらいは我慢すべきかな。
 残念なのは五十六のユニットがあまり強くないことですかね。シナリオ上であそこまで壮絶に見せ場を作るくらいならもっと使えるユニットにしてくれれば良かったのに。どう見ても最強ユニットって感じの扱いでしたよ。

 2007年2月8日(木)    戦国ランス継続中15
 現在6周目猿殺しルート途中。
 先日も書いた開始時ボーナスの勢力キャラですが、意外と良いことずくめでもありません。というのも、忘れがちですが好感度ボーナスは基本的にそのキャラクターの出身地でしか行えないからです。つまり、せっかくスタート時からいても出身国を落とすまではイベントを進めることはもちろん、パワーアップすることもできないんですね。
 これはけして小さくないです。例えばアイテムボーナスでせっかく「ランスの愛」を持っていても勢力キャラではなかなか活かせません。一度、装備したら外せないというのはこのボーナスを見越して付けられたのでしょう、きっと。なかなかうまくいかないものです。
 尾張から離れるほどユニットが飛躍的に強くなるのは難易度のためだけでなく、そういった事情もあるのでしょう。基本的に制限時間のあるゲームですから登場するのが後半だと強くしきれませんから。
 「ランスの愛」の方はおとなしく尾張メンバーかその周辺国くらいのユニットにしておくのが無難でしょう。というか、弱いユニットの方がありがたみを実感できますよ。4周目の時には巫女ユニットである玉籤風華に装備させたのですが、中盤が終わる頃には能力値はオール9になってました。で、その強さときたら! 「圧倒的じゃないか、わが軍は」ってな勢いデスヨ?
 ワタクシ、4周目にもなって初めて巫女ユニットの威力を知りました。なぜ、戦闘で勝った時に鉄砲ユニットの次に増える人数が少ないのか理解しました。こりゃ、育成が簡単すぎたらゲームバランスを崩しかねないユニットです。攻めてよし守ってよし。鉄砲で主力ユニットが撃たれてもあっさり回復させてしまう。しかも、行動順が普段よりもさらに早くなる。もちろん攻撃してもかなりの強さ。オール9という数値のせいもありますが「巫女の舞・風」を覚えさせるだけでもかなり役立ちます。主力ユニットの攻撃力を維持できる、というのは本作ではすごく重要なことです。
 しっかし、学習書によるドーピングなしでオール9にするのってこれしか方法がないんじゃないですかねぇ(まぁ、これだってドーピングですが)。
 
 追加パッチによって可能になった猿殺しルート。
 魔人の勢力が出てこなくなり、普通に全国を平定していく展開になります。特徴としては幾つかのイベントが起きなくなるように。例えば美樹&健太郎が出てきません。もちろん、魔人に関するイベントはほとんど起きなくなります。ただ、例外なのか南条蘭はさくっと死んでしまいました。そう、魔人は出ないのに使徒である戯骸は出るんですよ。ただ、これ以降はわかりませんし、イベント的に同種のはずの小早川ちぬのイベントは今のところ起きていません。
 他には宣戦布告をほとんどされなくなりました。基本的に瓢箪の数などが引き金となって起きていたせいか、自由なタイミングで仕掛けることが可能です。60ターンまで進めてようやく毛利が布告の準備を始めたくらい。天志教なんておとなしいもんです。
 一方で追加されたイベントは茶屋へ出かける信長くらい。まぁ、追加パッチによる後付けルートですからそのへんは仕方ないでしょうね。

 2007年2月10日(土)    戦国ランス継続中16
 まだ猿殺しルート途中。
 全体的な構成は島津勢と戦うこともあってか蘭ルートを下敷きにしているようです。差異のある基本的なイベントは蘭ルートのものが出ます。もちろん、地獄の穴が開いたりはしませんが。しかも、私の場合は蘭は死んじゃいましたからねぇ。
 ところが、です。島津勢と初めて戦う時、何事もなかったかのように出てきましたよ。死んだはずの蘭が。あまりにも自然に出てくるので(まぁ、蘭ルートのテキストだから当たり前なんですが)驚きましたよ。
 さて、島津と言えば例の寝盗られイベントですが、当然のように猿殺しルートでもありました。今回は前回の魔想志津香に加えて沖田のぞみまで。最初は沖田ではなく、乱丸でした。セーブ&ロードで戦姫のイベントが出てなんとか沖田で済みました。とはいえ、たいへん腹立たしいことに変わりはないので両名を執拗に狙いましたが、残念ながら討死させることは適わず。裏切り者には死を、これは基本中の基本だと思うのですが。まして戦国の世であるのなら。最初の久保田法眼もそうだったし。
 しかし、キャラクリ状態だったいうのに問答無用ですな。つーか、追加パッチで「信頼」はセーフになったのではないのですか。これ以上はないってのにそれでも盗られるなんてあんまりですよ。それよりなによりロリコンでも勝家が良いといって結婚までしたというのにサラリと裏切るなよ、と。豪姫まで見捨てた訳ですか。そりゃああんまりなんじゃないですか。人格を疑いたくなる事例が多すぎますよ。
 現在100ターンを越えてますが、もうしばらくかかりそうです。というのも、妖怪帝国を含めた全国の平定が必要ということと、なぜか作戦許可証が出ないんですよ。これがないと地道に戦い続けないといけないのでやたらとターン数が膨らんでしまうんですよね。許可証はいつも勝手に出ていたので気にもしていなかったのですが、なにか条件があったんですかねぇ。あれがないと武田と戦うのがきついんですけど。まぁ、独眼流の武将を使ってなんとかしようと思ってはいますが。
 今現在は武田の開戦準備を延ばしまくって独眼流と戦火を交えている最中。実は妖怪帝国と戦うのは5周目にもなって初めてなので、その後に武将を登用して戦う相手を残しておきたいというのもありました(だから、宣戦布告をしてこない伊賀と天志教は残してあります)。

 2007年2月12日(月)    戦国ランス取りあえず終了、Sentinel開始
 仮面ライダー電王3話。んー、イマイチ盛り上がらないですねー。目的が半分しかわからないからでしょうか。まだオムニバススタイルにするには牽引力が足りていない感じです。もっと魅力ある世界観だと(実際のトコは知りませんが)アピールして欲しいところ。一番のサプライズが、オーナーが「世界の車窓から」のナレーターである、ではねぇ。さすがテレ朝と称賛すべきですか? そのうち「報道ステーション」とかやったりして。にしても濃い声優(?)ネタの番組だなぁ。
 戦闘シーンももっと頑張りましょう、ってな按配です。昨日見た内容をほとんど思いだせないってのもなー。
 
 「戦国ランス」。猿殺しルートエンド。
 独眼流との初対戦。ずっと挑戦してこなかったからでしょうが、あまり強いとは感じませんでした。けれども、通常のルートで一体どのタイミングでここと戦えばいいのかはよくわかりません。それなりにターンは食いますからねぇ。
 しかし、攻略が面倒なだけはあって独眼流の武将たちはすこぶる使えます。それまで苦労しながら初期ユニットを使っていたのが馬鹿らしくなるくらい。ハッキリ言って敵の時よりも味方になった時の方がその強さをより感じます。中でもお町さんの強さは病的なレベル。以前に書いたウルザと上杉謙信に組み合わせればほぼ無敵です。陰陽兵なのに忍者なみに早くて強力な全体攻撃を即使用可能ってどんだけ鬼ですか、と。
 能力的にはお町さんですが、キャラ的には野菊がお気に入り。一つ目なんですけどねー。その見た目も含めて良い感じ。天然オドオド系なのがいいのかも。あとは絵に描いたようなツンデレのノワールさんもなかなか。ツンの中にデレを見出さなければいけませんが。
 独眼竜の後、武田と開戦。怖いので突撃される前に速攻で倒そう、とか思って3ターンで攻め落としたら四天王はひとりも出ませんでした。こんなことってあるんですねぇ。
 残りは伊賀と天志教のみってことで独眼流の武将たちをキャラクリさせてぼちぼちと終了。勢力キャラとして使わないことには使いどころがありませんね。味方にしたと思ったらもう終わり。ただ、どうやっても国力が足りませんけど。
 当然と言えば当然ながらエンディングは特になし。仕方ないといっても寂寥の感は拭えない訳で。改めてユーザーは贅沢だなぁ、と思いました(人ごとのように)。
 正直まだまだやり足りないとも思うのですが、反面キリがないとも思うのでこのへんで一度、終わらせておこうかと。このままでは宿題も溜まる一方ですしね。
 
 「Sentinel」。ということで宿題の中からまずはこれををチョイス。つーか、未だに2007年の作品をプレイしていないデスヨ?
 ………………(10分経過)。
 困りました。久しぶり(40日)のアドベンチャーだというのにとても困ってます。
 よくわからない夢を見るところからスタート。夢の途中で誰かが起こしにくるがお約束通り主人公は気付かない。夢も終盤、今度は違う人間が起こしにくる。それも2人。
 最後は悪夢となった夢から覚めてみるとそこには新旧2人の幼なじみの姿が。さらに、最初に起こしに来た妹まで乱入。
 一緒に住む妹に幼なじみが2人(1人はとなりに住んでいる)も迎えに来るって多すぎない? 作り手視点からするとそんなにいりません。1人にしなさいという声が聞こえてくるような気がしますよ。キャラもとっても薄いしねぇ。
 登校すれば学園の美人教師は年の離れたやはり幼なじみだし、学園の生徒会長は主人公を含めた4人とすでに親しい間柄。マップ移動で選択可能なヒロインはこの5人。世界狭くない? 「はぴねす!」が正常に見えてくるってのはたいしたもんだと思います。ベタ度もやりすぎ度も確実に勝ってます。向こうはまだ初めて会う人とかいたしね。
 困ってるのはそれだけではなくて立ちCGクオリティなんかも。率直に言うと一歩も二歩も弱い。見事にイベントCGやパッケージに負けています。ポーズもなんだか珍妙なものが多いです。特に優衣のスタンダードな立ち姿、中腰で両手をほぼ直角に曲げて外側に開く、ってどんな理由があればそんなポーズをとるのか。盗塁するふりとか? 基本はシリアスよりの雰囲気なのに立ちCGはデフォルメっぽい大げさなポーズが多いというのもなんだかそぐわない。また、表情もイマイチでテキストというか会話のノリと噛み合っていない印象です。性格ともマッチしていないような。
 そして、ベタベタすぎるイベント。夢から覚めたシーンの後は世界に決められた方程式とばかりに、朝立ち見られまいとする→蒲団はがされる→悲鳴あげられる→セクハラ扱いで鉄拳制裁というありがちコンボ大炸裂。2006年の暮れになってまでやるイベントですか、コレ。なんつーかエロゲ界において、なぜなら俺はフェニックス一輝だからだ、というくらいに説明不要の定例イベントなんでしょうか。個人的にはもう見飽きました。
 立ちCGとテキストの不整合に絡んで自動的に苦しくなってくるのがボイス。もともとテンポの良い文章という訳でもないのでこの時点で早くも聞く気が失せてきています。キャラが弱いせいか演技ももう一歩なキャラが何人かいますしねぇ。
 開始10分でここまで不安になってくるゲームも久しぶりです。まぁ、黒い期待は膨らみましたが。発売日にプレイしていたらさらなる落胆度合だったろうなぁ(しみじみと)。

 2007年2月16日(金)    シャイニングフォースイクサ開始、前途多難なSentinel
 水曜からスキーに行っていました。いい歳になると平日に一緒に行ける友人はほとんどいなくなります。まぁ、いてもそれなりに金のかかる遊びですから付き合ってくれるとも限らないのですが。
 それはともかく、ひとりであっても行くのを止めないくらいには私はスキーが好きです。や、つまらんシャレでなく。必然的に夜は暇になるのでPS2なんかを持っていきます。そう、夜だけのはずだったのですが、水曜からの日本海側の天気はかなり悪く、PS2は日中から活躍することになったのでした。
 で、そのタイトルが「シャイニングフォースイクサ」。コンシューマーのRPGなんていつ以来かしら。ちなみにシャイニングシリーズはメガCDの「シャイニングフォースCD」以来。って何年ぶりですか、一体。
 もちろん、どんな内容かはそれなりに知っていて購入したのですが、知らなければ驚愕しそうなほどに共通点がありません。そもそもジャンルが違うよ。シミュレーションRPGからアクションRPGに。プレイ感覚からするとほとんどアクションですね。RPG要素がありますよって感じの。
 ゲームの方はなかなか楽しいです。マップの中を練り歩くのが心地よく、落ちているものを探す感覚がよろしい感じ。マップ間は特別な機能でジャンプするのですが、そのわりには移動に旅している感じがあって悪くないです。ただ、クエストの中身がファミコン時代のRPGみたいでそこがね。
 古代の城を手に入れました→○○を動かすには△△が必要です→取りに行く→◎◎の機能を使うには□□が必要です→取りに行く→◇◇が……、の繰り返し。なんか主人公が城に仕える召使いのようデスヨ。
 さらに必要なアイテムを探していると城にモンスターや帝国軍が攻めてくる。これが防衛戦。探索に出ていない留守番役の主人公が迎撃に出ます。ゲームのシステムとしては面白いのですが、城を守るために外に出て白兵戦、という構図に先程の思いがより強くなります。はて、私たちはすんごい力を手に入れたはずではなかったのカシラ。やっぱエンディングにいくまでこの疑問は解消されないのか。つーかですね。やられたらヤバい場所を何ヶ所も剥き出しにしているなんてこの城は欠陥品ではないのか。責任者を出したまえ、責任者を。
 本作をプレイしていると感じるのはエロゲーのアドベンチャーというのは何も変わっていないようで色々と細かく洗練されてきたのだなぁ、ということ(まぁ、本作はアドベンチャーではないですが)。
 立ちCGにしてもそうでアレはアレで「そうあること」に意味があるんだなぁ、と。ぶっちゃけコンシューマーの作品にはありがちなのですが、アドベンチャー時の立ちCGはなんか妙というか大仰なポーズの入った「イラスト」であるケースが多いんですよね。喜怒哀楽がわかればいーじゃん、みたいな。立ちCGの原画というより広報用のカラーイラストを流用したかのような。結果として状況とそぐわないカットが散見されます。しかも、解像度の低いコンシューマーで膝から上のカットだったりするので表情がわかりづらいったらありません。
 エロゲーの場合は単に労力の問題から立ちCGが始まったのかもしれませんが、時代を経ても基本的なラインが変わらないあたりに答えが出ているように思います。というか、単純にどんなことにもそれらしいあり方があるんじゃないですかねぇ。まぁ、コンシューマーはどこか派手であることを宿命づけられている節がありますけど。
 立ちCGの他にもバックログやスキップの存在にその機能なんかもね。本来、明らかに多くの声が寄せられるであろう、コンシューマーのシステムの方が完成度が低い傾向にあるってのもなんだかねぇ。お金をかけているわりには経験があんまり蓄積されていないような?
 
 「Sentinel」。
 前回の日記から1時間くらい。困った状態は依然として続いていて、モチベーションがサッパリ上がりません。テキストが本当につまらないので閉口しつつ進めております。
 なんか人物の関係のバランスが悪いんですよねー。朝、迎えに行く関係(妹と幼なじみ2人)だけど、色恋沙汰は一切なく、周囲から冷やかされることもなく、本人たちにも自覚はない。にもかかわらず、生徒会長に主人公が笑いかけられただけで肘鉄×3という反応。なんか釈然としませんね。3人もいてリアクションが同じかよ、というのはもはやスルーしかないという感じですが。ホント、キャラ薄いゲームだ。
 とにかく、テキストのノリもまちまちで何か色々な作品の模倣をしているような感じを受けます。もちろん、オリジナルたちより優れているはずもなく、ツギハギ感がとても強いと。
 そーいや前回の立ちCGの追記。
 出来が良くないことはすでに書いた通りですが、他にも季節感まるで無視なあたりもどうかと。ヒロインたちの多くはもう12月なのに鎖骨むき出しですよ。きっと舞台は九州とか沖縄なんだよ! とか苦しい自己補完したいところですが、不思議なことにパッケージではちゃんとマフラーしているんですよねぇ。ままならないですな、色々と。

 2007年2月19日(月)    シャイニングフォースイクサ継続中
 仮面ライダー電王4話。やはり色々と説明不足のまま進行している気がします。見ていてとても座りが悪いと言いますか。目的があってないようなものなので、戦隊もの並に毎回のエピソードが分断されています。子供にはコレどうなんでしょうねぇ。妙ちくりんな電車が出ているから案外と評判が良かったりするんでしょうか。
 来週は青い2番目が出る模様。なるほど。ベルトのボタンの数だけ新しい人格が出現する訳ですね。もしかしなくとも声優ファンをこれで呼び込もうという腹でしょうか。個人的にはクールな二枚目とかオカマの皮肉屋なら井上和彦氏がいいなぁ。性格を問わないなら千葉繁氏なんかもいいなぁ。渋いラインで攻めてくれると嬉しいですな。ああ、子供の気を引くなら山寺宏一氏ですかね。
 
 「シャイニングフォースイクサ」。
 前回はシステムのもう一歩なところを書いたので今回は良いところも書いておこうかと。
 ある意味でバックログにも似た機能として冒険のイベント履歴を見ることが可能です。ロードすると毎回、自動でこれが表示されます。時系列順に並んでいて、まだ果たしていないイベントだけ白く表示されるのでなかなかわかりやすいです。数日ぶりに遊ぶ時などに効果を発揮しますね。忘れやすい社会人は毎日でも嬉しいかも。
 昔のゲームであれば信じられないのが、どこからでも一発で冒険の拠点である城に戻ってこれること。ボス戦などを除けば制限はなくダンジョンの中からでも自在に戻ってこれます。しかも、城からまたその場所へ一瞬で行けるあたり実に便利です。まぁ、その分だけ死ぬ時は実に容赦なく死にますが。
 シナリオに細かい配慮がないのが本作のもったいないところ。前回も書いたように主人公の所持する古代の城には度々、モンスターや帝国軍が攻めてきます。その迎撃の時にはいつも城の機能が接近を関知して主人公に教えてくれます。城の防衛機能みたいなのは今のところ、弱っちぃロボットしかいませんが。
 物語が始まってしばらくすると帝国の皇帝が城の存在に興味を持ってやって来ます。常にでっかい飛行船で移動している人なので今回もいつものように関知するかと思いきや、皇帝はいきなり城の中心部に現れます。それもお供もつれずにたったひとりで。主人公たちは驚きますが、それは皇帝が現れたことについてであって、城が捕捉できなかったことに驚く人は誰もいません。どうやら、極めて当たり前のことのようです。ひとりでやって来たことも含めて。
 その後、主人公は城ごと勧誘されるのですが、当然のように断ります。すると命の大ピンチと相成るのですが、ここでも驚きの展開が。なんと今度は帝国と敵対している魔族の女王が現れて主人公を救います。そして、やっぱりひとりで、やっぱり城の警戒網に引っ掛かからず、やっぱり誰もそれを不思議に思いません。
 ご都合主義という言葉だけで片づけてはいけない気がする豪快な展開です。

 2007年2月20日(火)    ミス凰華コンテスト
 先日までPULL TOPのホームページ上で「遥かに仰ぎ、麗しの」のキャラコンミス凰華コンテストが行われていました。その結果は以下の通り。
  1位 鷹月殿子:4102票
  2位 風祭みやび:4087票
  3位 仁礼栖香:1780票
  4位 八乙女梓乃:1423票 
  5位 リーダ:1171票
  6位 相沢美綺:928票
  7位 三嶋鏡花:692票
  8位 榛葉邑那:342票
  9位 通販さん:268票
 10位 上原奏:233票
 11位 暁光一郎:72票
 12位 李燕玲:64票
 私は投票しませんでしたが(シリアルコードを打ち込まなければ投票できず、部屋の奥からパッケージを引っ張りだすのが面倒だった)、毎日同じくらいの時間に見ていて、みやびと殿子のデットヒートがなかなか面白かったです。
 結果は概ね順当というところなんでしょうかね。みやびは僅差の2位でしたが、リーダとある程度は票が割れたでしょうから、それを考えれば頑張ったと思います。みやび&リーダなんて投票項目があったならぶっちぎりで1位だったかもしれませんね。
 1位の殿子は意外といえば意外かなぁ。私個人はたいへん好きですけど、シナリオのオチが足を引っ張るかな、と思っていたし、あんまり殿子が好きという声も聞いていなかっただけに。途中経過がわかる形式でなければ大差でみやびに負けていたかも。コメント率を見るとその可能性はありそう。
 3位の栖香にしてもシナリオにちと問題が、という意味では殿子と似たりよったりですかね。どちらもテキスト面でのアピールは十分だったからこの結果を勝ち得たと。まぁ、シリアナドレイ効果が予想されるのが殿子との違いですか。本校123を阻止しただけでも栖香の果たした役割は大きいです。
 4位は梓乃。個人的予想では2位くらいかな、と思っておりました。シナリオ、キャラともに良いということで。やはり、ちぃと地味なところが響いてしまったんでしょうかね。それでも、リーダさんを上回れただけ上出来なのかも。
 リーダさんの5位は順当なようでもあり、低いようでもあり難しいところのようにも見えますね。サブだからこそ5位に留まったという面もあれば、サブなのに5位にまでという面もあるでしょうからね。あとやはり、みやびと票が割れているでしょう。
 6位の美綺。まぁ、なんつーかこの辺からは悲哀が感じられる順位ですね。いかにリーダさん相手とはいえ、サブに負けるようではヒロインの立場がありません。しかし、多くの人が予想した結果でもあったでしょう。
 7位は鏡花。意味合いとしてはリーダさんと同じですか。個人的には美綺にも勝つのではないかと思ってました。
 8位は邑那。恐らくほとんどの人がヒロイン中最下位を予想したのではないか、という考えてみれば憐れな人。まぁ、裏で糸を引くのが好きな人ですからこの順位はむしろ本望かもしれません。つーか、奏に勝ったことさえ計算違いかも。
 9位は通販さん。まさか、奏に勝利するとはさすがに予想してませんでした。逆に奏はそこまで人気がないのか、と。キャラとしては本名が出てこない、に相応しい薄さだもんなぁ。演技的にも特に見るところはないし。
 10位は奏。やはり、あれですか。暁先生という相手がいるのがいかんですか。しかも、時折それを理由に少しばかり許し難い言動を飛ばしたりするからねぇ。それでも、暁先生がもうちょっと男も惚れるようなキャラ(例えば「あやかしびと」の加藤虎太郎先生のような)であれば結果は違ったかも。
 11位は下の名前を忘れやすい暁センセ。いつでも高みから見下ろしている感が強いのが敗因ですかね。まぁ、奏と並んだし、燕玲には勝ったのだから十分なのかもしれません。
 12位は燕玲。正直にいうとなぜ彼女がリストに入っているのかわからない。立ちCGありという枠組みでは他にもエントリーするキャラはいますしねぇ。立ちCGのない学園生たちや美綺の両親やワンボと競っても負ける可能性は高いのだからちょっと気の毒な気もします。
 
 投票にシリアルコードを使うというアイデアは非常に良かったと思います。差別化を図る意味で面白い使い方だったのではないかと。アリスソフトあたりがこのアイデアをこれまで思いつかなかったのがむしろ不思議なくらい。

 2007年2月23日(金)    おいしい魔法のとなえかた。開始
 本日は全国的に雨。休暇で風邪となれば一日、家でおとなしくしていたいところですが、目当てのエロゲーが3本も出るとなればそうもいってられません。つーか、面倒くさがらずに予約しとけよって話ですけど。どうせ、買う場所はほとんどいつも一緒なんだし。そうすれば予約特典をもらい損ねることもないしねぇ。
 雨にも負けず、風にも負けず、と古典的なことを呟きながら横浜のヨドバシに行くとなぜだかいつもと景色が違います。下の階は正直、自信がないのですが、7階はどうやら模様替えの真っ最中でした。最初はエロゲー売り場がなくなってやしないかとヒヤヒヤしましたがそんなこともなく。つーか、どう見ても途中でスタッフの動きはせわしない。こういうの開店後もやるんですねぇ。ひょっとして先日のライバル社の合併が関係しているのでしょうか。
 ま、内情はともかくDVD売り場のレイアウトはあまり誉められたものではなかったので良いことなのではないかと。棚の端の目立つ場所、いわゆるエンドに新譜を配しないという意味不明な構成でしたから。おかげでいつも新作が欲しい時にジャンル毎の棚を探しまくり。あるのかないのかも、なかなかわかりませんでしたから。
 本日のお買い物は予定通り、「おいしい魔法のとなえかた。」、「ホシツグヨ」に「幼なじみと甘〜くエッチに過ごす方法」の3本。「ホシツグヨ」のサントラをもらえなかったのは少し残念です。これが後で痛恨となるのか、ならない方がいいのか。難しいところです。
 
 いきなり関係ことを書きますが、今テレビ東京の「ポチたま」を見ていたら、ラストの方でいきなり「遥かに仰ぎ、麗しの」の曲(♯06やんややんややんや!)が鳴ってびびりました。使いやすいのはわかりますけど、印象強い曲だけにわかりやすいですよねぇ。
 
 「おいしい魔法のとなえかた。」。すでに体験版でわかっていたことですが素晴らしい馬鹿度です。設定は全てエロのためにある、と言わんばかり。なんか背景設定があるっぽいですがまともにユーザーに説明する気なし。プレイヤーを完全に置いてきぼりにして、キャラクターたちはべらべらとまくし立てていきます。声優さんも台本をもらって頭を抱えたんではないですかね。
 さらにある程度は予想していたというか、危惧していた通り、おしっこゲーでもある模様。その証拠に「ムービー出し」とかいう奇怪な選択肢が現します。私は不覚にも(?)実際に選ぶまでその意味がわかりませんでしたが、わかる人には考えるまでもないように黄金水のアニメーションムービーが見られると。この間抜けな機能からもわかるようにフェチ度は薄いです。おかげで私のようなぬるい人間には助かりますが。
 今のところ気になるのは作りが雑な点が幾つか見られることですかね。本作はテキストに表示されないボイス(ループ系)があるのですが、それがどうも。ループボイスはものすごく短いので何度も聞くことになってうざったいくらいになるし、ヒロインが気絶しても鳴り続けるのはどうかと。

 2007年2月25日(日)    おいしい魔法のとなえかた。継続中
 仮面ライダー電王5話。当然ながらウラタロスの声優は外れました。それは構わないのですが、個人的にリアクションの取りにくいチョイスであったのがとても微妙で。3人目以降もなんかねぇ。関俊彦氏に「オマエの体は俺のもの」なんて狙いすぎの発言をさせるのなら、子安武人氏を起用した方がいいんじゃないですかね。後は堀内賢雄氏とか。あ、もし女性タイプを出すのであれば当然、水谷優子氏ですよ?
 ま、二十代後半以降にしか通用しない声優ネタはともかく。5話にして物語として早くもマンネリ化が始まっているのはどうかと思います。パターンが固定されすぎていてちょっと。中でもイマジンに犠牲者が見入られるパートがその最たるものなんじゃないですかね。不幸系オムニバス漫画がよく抱えやすい悩みですよねぇ。しかも、それで視聴者を引きつけるつもりがない、というかメインにする訳に行かないのが厳しいところ。所詮は2話で締めくくられるエピソードに過ぎないんですからね。構造的欠陥とも言えますねぇ、これは。解消の方法があまりないですよねぇ。
 
 「おいしい魔法のとなえかた。」。
 まだ1周目は終わっていませんが、内容の含有率は非常に高いので全体としては早めに終わりそうです。1周目が終われば後はセーブ&ロードで回収って感じで。
 本作は右に向かって進むスケジュール表を選んでゲームを進行させていく作品なのですが、回想鑑賞の画面がまさにコレなんですよねぇ。もしかしなくとも最初からフル化推奨ゲームなのではないでしょうか。結局、やることは変わらないとはいえ、なんか納得できない気がしてきてしまうんですよねぇ。
 前回も書いたように本作はとても馬鹿です。そしてそれはこれ以上ないほどのほめ言葉でもあります。主人公は教え子であるヒロインたちを勇者や魔法使いにしたくありません。つらい目に遭った自らの経験から。進路を諦めさせるためにいい加減な授業をして度を越したセクハラを繰り返します。本気でそんな方法で挫折させようというのです。
 しかし、意外なことに(?)うまくいきません。ヒロインたちを言いくるめてエロに導くまでは毎回うまくいくのですが、なぜか主人公は嫌われるどころかどんどん好かれていってしまいます。それはヒロインたちにとってエロい刺激は冗談事でなく本気で弱点だから。気持ち良くなるほどに気持ちが「好き」に転換していってしまうゆるゆるな脳の持ち主たちなのです。
 主人公も主人公でいつの間にかヒロインたちに感情移入していってしまいます。散々(体を)好き放題しておきながら、やはり昔の仲間の娘と付き合うことはできない、とか世迷い言を抜かし始める始末。
 本作はこれくらいお馬鹿なゲームなのですが、それだけに留まらず意外と名言もあったりします。これも前回に書いたように本作はおしっこゲーでもあります。主人公はそうした展開に引き入れることに血道を上げているほどの熱心な教育家です。
 で、そんな目に数多く遭っているヒロインから、(おしっこに関しては)まだそれほどでもないヒロインに向けて放たれたセリフがコレ。
 「先生の授業なのに、おしっこしておかないのは、間違っているわよ」
 すごい名言です。ワタクシ、ちょっと感動しました。
 ところが、そんなゲームも終盤になると急に雲行きが怪しくなります。最初の時点でヒロインたちのライバルの存在は示されていたのですが、それまでのエロエロ展開が嘘のようにシリアスな方向へ。しまいにはバトルとか始まってしまいます。正気なのかとしばらくは疑ってました。
 というかですね、ずーっとエロス展開で喘いでいた娘さんたちが才能も実績も努力も上回る相手に勝とうなんて虫が良すぎませんか。勝っているものなんてエロ技能と親の肩書くらいのもんですよ?
 まぁ、私のように感じる人にとっては結末はそれほど悪いものではありませんでしたが。描写不足で世界のルールがよく分かっていない、という前提にしては魔法戦も盛り上がったと思いますし。
 エロバカ展開からシリアス展開に目が慣れてしまうと感じ方も変わってきてしまいます。ハッキリ言ってライバル魔女たちの方がキャラが立っていて格好良く、面白いんですね。3人のバランスもこちらの方が遥かにとれていて、トリオとしての完成度は比べるべくもありません。正直もっと出番があればなぁ、と思います。その場合はメインヒロインたちが食われてしまうでしょうけど。

 2007年2月26日(月)    おいしい魔法のとなえかた。継続中2
 幾つかエンディングを迎えました。予想通り、残りはセーブ&ロードで回収といった按配のようです。
 エンディングの中にメインヒロイン3人のうち2人を選んでのハーレムエンドというのが3つあるのですが、これの存在意義が謎です。ハーレムと銘打ちながら、なぜわざわざ2人を選ぶのかがわからないし、3つの内容も組み合わせが違う以外は全くと言っていいほど一緒。Hシーンもほぼ同一のシチュエーション。3人のハーレムもあるのだからますますその必要性がわからない。どうせならこの分の素材をライバル魔女たちのHシーンにあてた方がずっと良かったのではないでしょうか。現状は1枚ずつしかないのだし。あるいは3人ではなく6人ハーレムエンドとか。
 それと単独エンドの場合に通常の恋愛ゲーのような体裁を整えようとするのはさすがにどうかと思います。序盤から終盤までエロエロで進めてきてバトルを真面目にやったのだから、ラストはまた馬鹿に戻るべきではないですかね。突然、萌えゲーの主人公のようにヘタレて明後日の方向に走られてもねぇ。どうせ唖然とした状態から元に戻る前にエンディングなんですから無駄なことはしない方がいいのでは。
 
 テックジャイアン4月号。気がつけば「気になるタイトル」ページがすっかり止まっております。今月は色々と新作が発表されていたので良いタイミングとばかりに更新。
 「FORTUNE ARTERIAL」(オーガスト):小冊子に詳細が載っているはずでしたが、なぜか私の購入したテックジャイアンにはついておらずようわかりません。表紙のカットから知るのみです。個人的には右上の黒髪さんがいい感じです。シナリオはどうせアレでしょうから期待することなくCG買いで。発売は年末予定と思ったよりも早いです。
 
 「FairChild〜フェアチャイルド〜」(ALcot):「Clover Heart’s」のスタッフの新作。このひとことで期待するかどうかで全てが決まりそうな気がします。個人的にはあまり期待できないで待っておくか、という感じ。背景がかなり綺麗で目を引きます。年内発売予定。
 
 「Sugar+Spice」(チュアブルソフト):一作目よりは短いスパンで発売されるようです。っていうか同人でもなんか出してますし、制作体制に変化が出たのかも。相変わらず微妙なライン際を狙ってくるようなデザインにまたも賛否が分かれそう。塗り、デザインともに一作目と二作目を足して割った感じ。雰囲気は一作目よりに見えるのであまり期待しすぎないで待つのが吉か。夏発売予定。
 
 「夢見師」(H℃):コンシューマーからの18禁化らしいですが、全然知りません。原画はなかなか好みなので気にかけておきたいところですが、エロ絵はいかにも慣れていません、という声が聞こえてきそうな感じです。また、この手の企画はあまり良作がないような気がしないでもないです。4月27日予定。

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