仮面ライダーカブト最終話。うーん。まぁ、こんなもんかな、というのが素直な感想です。第2部っぽい展開のわりには破綻しすぎることもなく、それなりにまとまっていたと思います。
オープニングなしというアニメの最終回には頻繁に見られる演出。大抵これをやるのは時間が足りない時なんですが、本作は思いっきり前回の映像とか流してます。あんまり意味はないような。ところでそのまま続きの話なのにファイナルとか書いてあると武装錬金ファイナルみたいです。
率直にいうと最終回はカタルシス不足。放送とか一連の流れに危機感を感じられないのが厳しいところ。おかげで企みを阻止しても達成感みたいなものはまるで得られない。それどころか急に芝居じみた根岸の演技に興ざめする可能性すらある。
ある意味、前回が事実上の最終話だったのですな。加賀美パパの真骨頂、矢車さんの結末、天道の窮地。カタルシスだけでなく、いいところは全て前回に集約されていたと。
他にも乃木伶治との2度目の戦いの方がずっと緊迫感があったというのもツライです。ライダーシステムがワームに奪われてしまうかもしれない、という状況の方がよほど危機感の演出ができていました。
それだけでなく、倒し方もあの時はトリプルライダーキック、今回はダブルライダーキックではどちらに軍配が上がるか考えるまでもない。ハイパーゼクターが折れるほどの相手なのに正攻法でそのまま倒せてしまうあたりも明らかな盛り上げ不足。
そのあたりからも、やはり最終回にも矢車さんの出番は必要だったのではないかと。半ば仕方なく協力したようなあの時との差を出すことも今なら可能であったでしょう。もう終わった後に自己嫌悪する必要もないのだし。
そうでなければ、いきなりであっても大介を出した方がまだましであったでしょう。少なくともエピローグで間に合わせのように出すよりは遥かにいいと思います。というか、4人だせばいいのでは。1人で倒せない以上は2人が4人でも一緒だし。
エピローグもそこはかとなく微妙臭が漂っているような。ひよりは何かキャラが違う上に料理がうまそうに見えないし、加賀美くんはなんだか「踊る大捜査線」の青島を彷彿とさせるし、天道は小学生が見ても合成が丸わかりだし。収穫は樹花がひよりお姉ちゃんと呼んだくらい? なんか視聴者を置き去りにするという意味では「クウガ」や「555」のエピローグに似ているような気がします。
まー、文句ばっかし書きましたがその分だけ楽しませてもらったという意味でもあります。まだ買っていませんが恐らくはDVDも買うことでしょう。私にとってはようやく「クウガ」に匹敵する平成ライダーが生まれたという感じです。1年間楽しませてくれてありがとうな気持ちですわ。スタッフに感謝を。「電王」も面白いといいデスネ。
「戦国ランス」。まだ3周目。
五正面作戦にもがき苦しみながらどうにかこうにか亀の歩みで前進。正直、普通にプレイしていたら間違いなく終わっていたと思います。これまでに使うことのなかった作戦許可証を駆使したおかげでなんとかという感じ。これまでは自分の力でない気がして遠慮していた(実は意味もよくわかっていなかった)んですよね。
それでも、かなり神経を遣ってセーブ&ロードの繰り返しでしたが。一手間違うだけで、もしくは運が悪いだけで資金がなくなり、即終了なんて危機が幾度もありました。
前回の謙信惨死事件を受けてターゲットを毛利元就からタクガのゴンに変更。まさかハニー新撰組があれほど役に立つとは思いもせず。おかげで本丸以外は防戦に徹しているだけで(まぁ、それだけが苦しいのですが)済みました。
しかし、安心したのも束の間、いよいよ死国に押し戻して最後だと思えば信長が登場してゴンどころかタクガ家を全員バッサリ。ここまでの努力はーーーーーっ!? とかまたしても真っ白になりそうに。ここでも王手を避けられたのはセーブ&ロードの力。ランダムなのか、信長は別のターゲットを殺害。
ということで次のフラグまでになんとしてもとタクガを占領。捕虜にしたのでゴンは後回しと今度は返す刀で毛利を急襲、のはずでしたが呪いのことを思い出して黄泉平坂へ。以前、グナガンに超酷い目にあって本当は二度と行きたくないくらいでしたが仕方なく。
どう考えても元就より弱いだいだーらを倒して呪い解除。そうすれば元就は弱くなる、との話でしたが却って強くなっているような? 単体では弱くなったのかもしれませんが兵を率いるようになって手強くなってます。話が違うよ、おっかさん。まぁ、それでも本人以上に手強い娘2人がなぜか本丸戦は登場せず思ったよりも楽に毛利家陥落。
ドキドキしながら合戦シーンからAVGシーンになるのを待ちましたが、今度はさすがに問答無用で惨死することもなく、勝負に。無事勝利を収めたことで急いでゴンと対戦。予想通り、元就を倒した後で(80点を越えたから)傾国が現れたのでイベントが起きる前にと。
そして、遂に我らが上杉謙信はJAPAN国の帝になったのですがどうやらまだ終わりではないようで。
金色の後光を発する謙信がとてもラブリー。訓練で出し入れ可能な点も素晴らしい。帝パワーは日本人全てを平伏させて命令可能という素敵設定もナイス。拗ねると光を出そうとする謙信がまた。もう合戦する必要もアリマセンヨ?
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