休みの日に恐る恐るダウンロード。Meの不安定さでは7時間半もの長さは結構な賭けだったりします。運が良ければ接続が切れた後に再接続できることもあるのですが、大抵はネットに繋ぎ直すのに再起動が必要だったりします。そんな訳で無事に成功すると嬉しさもひとしお。普段よりも評価が甘くなりやすい傾向があるような気がしています。
この「黎明のラヴェンデュラ」という作品、個人的に購入はそこそこ以上の冒険ではないかと思っています。少なくとも雑誌やウェブの情報及びデモを見る限りではそう判断するのが妥当だと考えてました。果たして体験版はどうか。
内容はプロローグから本編へしばし、時間にして2時間程度。但し、この体験版はボイスなしVer.であるのでボイスを実際に聞いたならばもう少しかかったのではないかと思います。選択肢は出現するものの、体験版仕様でどれもヒロインの一人エイダに関することしか選択できません(ひとつしかない)。本来はヒロイン全員の名が並ぶと思われます。
エロゲーでSFものと言えばそれが定番なのか序盤はひたすらに設定説明と状況説明に終始。購入したならともかく、体験版では真面目度数が低いので必然的に眠くなります。ボイスなしであるとか背景が代わり映えしない上に地味という問題もありますが。
ヒロインが出てくると退屈さも薄れてきますがそれでもまだまだ。背負っている背景、外見に性格と全員かなりオーソドックスであるので新鮮な驚きがなく、やはり微妙に眠い。会話を読んでいるだけで楽しいというレベルにはほど遠い。まぁ、「アルゴノーツ」で感じたそれに比べればかなり「まし」ではあるのだけれど。あの総当たりはきつかった。
訓練艦が出航するあたりになってくるとかなり興味を引く展開になってきます。プレイヤーも世界観に慣れ、さくさく読み進められるようになってきました。いよいよロボットに乗って実習開始。そして、というあたりで終了。それなりに続きが気になる、という引きではありました。
CGはかなり苦しそうです。売りであるAMP(ロボットのこと)関連のCGはなかなか格好良いのですが、ヒロインたちの方がどーにも。立ちCG、イベントCGともなんだかセル画の線の少なさに合わせているようでどうにも苦しさが目立ちました。エロいものは少しはましになってますけど、ホントに少しですからねぇ。絵自体もキャラクターデザインの絵となんだか別人のように見えます。特にエイダは開きが大きいような気が。
音楽は悪くもないが特別に良くもないといったところでしょうか。メカものであるだけにびしっと決まるような曲が欲しいところですが。ある曲が「踊る大捜査線」の曲によく似ているのはスルーするところなんですかね。ちなみにAMP出撃のカタパルトのSEはゼータのそれを加工したものに聞こえました。
結果としてさらに悩む材料が増えたような。良いところもあったけれど悪いところもあったという。まぁ、買うならば期待度はほどほどにしておいた方が無難、という結論に変わりはありませんけど。
勇者王ガオガイガーFINAL8話鑑賞。
ベターマンなんて出ないんですけど。テレビ版FINALは一体どこへと向かっているんでしょうか。ラストでマニージマシンが出てきたから「ベターマン」に繋がるという流れをより強調するつもりなのかな。そう考えると同じ世界でありながら「ベターマン」での異常事態にGGGが全くでてこないのも納得なんですよねぇ。なにせ太陽系にいないんですから。
まぁ、ベターマンはともかく、ラストは想像以上に悲しいものでした。まだ頭の中で整理中ではありますがかなり「なかったことに」という方向性に傾いております。
単純にファイナルエピソードとして面白くなかった、盛り上がらなかったということもあるんですが、やっぱりオチがねぇ。テレビ版を台無しにするようなラストでしたよ。神話なんて銘打つからこんな事になったんでしょうか。正直、ストーリーがテレビ版の終了前から考えられていたとはとても思えないんですよ。「勇者王最後の物語である」発言にしてもキングジェイダーの扱いにしても。痺れるほど良かったところを潰して回っているようにしか私に目には見えませんでした。テレビ版ラストを評価している人ほど苦しいんじゃないかなぁ、これは。木星決戦とか新種とのエピソードとか、ただただ感嘆するしかない仕上がりだったのに。
最後に子供だけが助かるというのはもしかしてマモルくんの設定を考慮したからなんですかね。もともと旅立った理由がGストーンの力を他の星の人々にも役立てる、ですから遊星主を倒したら倒したでまた旅立たなくてはならないんですよねぇ。それでは華ちゃんがあまりにも不憫というか。
全体を通して勇者ロボの活躍もイマイチでした。新規の合体シーンであるとか、どんな装備があるのかとか、に力が注がれてしまっていたように思います。それらをどのように使うか、見せるかといった視点が欠けていたように感じました。一番のアイデアとかはテレビ版で使い尽くしてしまったのかな、という。つーか、木星決戦の焼き直しのようなネタが妙に多かったような。
ルネの存在も最後までなぜ必要だったのか、よくわかりませんでした。ライバルの遊星主もついでっぽく滅びてましたし。Jのためといいう見方もできるんですが、それにしてはキングジェイダーに何の変化も起きないし、そもそも活躍しているように見えない。ここまで来て目を見せてしまったのもなんだか蛇足に思えて仕方ありません。そして、なにより帰れないというのが意味を感じ取れない最大の理由でしょうか。木星決戦では例え滅んでもそこには意味があったと思うのですがこれはねぇ。ボイドのエピソードとか考えてしまうと全く説得力もないし。やっぱりガオガイガーには大団円が似合うと思うのだけれど。
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