「ゆのはな」。最後はゆのは姫。
最初のプロットがどうなのか知りませんが、ここまでの3シナリオから考えると、途中まで書いたけど面倒になったので手早くまとめることにした、そんな雰囲気が。
単純にこれまでよりシナリオ量が少ないだけでなく、展開も途中でいきなり方向転換したように見えてしまうものでどうにも。金も溜まっていなければ期限もまだまだ先。結果として色々な展開にいきなり感がつきまとっています。中でも主人公とゆのはが結ばれるのはかなり強引。というか、ゆのはが別人にしか見えないのですが。これまでの3人のシナリオの影響が出ているとか、そういう構成なら納得もいくんですけどねぇ。タイトルから別ルート扱いなのがせめてもの違いかなぁ。ここまでの3シナリオを良しと考えても画竜点睛を欠いたと言わざるを得ないような。ゲーム感想は近日中に。
「魔王と踊れ!」。「ゆのはな」が終わり、325の5本の中間なのでちょうど良いやとジャンルがRPGの本作をチョイス。現在、7章まで進行。我ながら進めすぎ。とっとと「ゆのはな」のゲーム感想を書けよとセルフ突っ込み。
ここまでの雑感としては、最初は面白かった、という微妙な言い回しが正直なところ。やはり「本当に遊べるRPG」なんてアオリがパッケージに書いてあると(エロゲーとはいえ)ちょっとはその部分に期待もする訳で。それがそもそもの間違いだ、とはコンシューマーをメインの戦場にするユーザーならば言うでしょうか。言うでしょうね(自己完結風味)。
斜め見下ろし型のダンジョンを移動し、敵の索敵エリア(見た目にわかる)に入るとそのままの画面で戦闘開始。主人公を中心に三角形を描いているフォーメーションも反映されるのであまり無造作な移動はペケであるあたりアクションをゲームを思わせて面白い、のですが……。
どうにも少ない長所を潰す仕様があちこちに見られます。まず、遊び方が限定されている。これがかなりキツイ。索敵範囲というものがあるのだから、時には避けて進みたくなるのが人情ですが、避けられません。とても無理。不可能レベル。
仮に避けられても避ける訳には行かない事情があります。ダンジョンに入ったらクリアするまで出られない。私もそこそこRPGをこなしてきましたが、他にこんなゲームがあったかどうかちょっと思い出せません。つまり、避けていたら経験値が入らない。戦闘の難易度はそれほど高くはないですが、継戦能力が問われるのでレベルアップをさぼることもできません。普段は無敵臭くともボス戦で唐突に死にかけることがあったりするので余計です。エロゲーのバランスを信じるなんて自殺行為ですからね。
他にもダンジョンの仕掛けに工夫なくワンパターンというのも痛い。長々と時間だけはかかるのに面白味はない、そのくせダンジョン内ではまともなセーブができないので死んだら終わりと緊張感だけは充分(でも眠くなる)。
戦闘システムにしても必要最低限の機能という感じで使い勝手もイマイチ、とほぼ全ての要素が続ければ続けるほど苦しくなってくる負の螺旋を築いています。ダンジョンの合間のイベントを見るためになんとか進めている自分に気付いてしまうとモチベーションの低下は必至。Hシーンで使い回しCGが出てくると低下が止まらなくなってきます。さらにたぶんきっとそうなんですが、本作は1度のプレイで全てのイベントは見られません。無条件に複数周回を求められるRPGって……。SLGならともかくも(どっちみちゲーム部が面白いことが必須ですけど)。
シナリオもかなり早い段階でオチが読めてしまいます。今のところまだなんとかやる気が残っていますけど、それでも1周が限界と思われます。
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